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NorthStarの愛車 [日産 フーガ]

2008 全日本ラリー選手権 第4戦

投稿日 : 2008年06月03日
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全10戦で競われる2008年の全日本ラリー選手権、第4戦は九州・宮崎を舞台に開催されました。

"ひえつき"の伝統を受け継ぐ「ひむかラリー'08 in 美郷」は宮崎県北部の美郷町を中心として5月30日(金)~6月1日(日)に開催。

今季初のグラベル(未舗装路)ラリーということでも注目の一戦は、シリーズランキングトップの奴田原文雄選手がP-WRC(FIAプロダクションカー世界ラリー選手権)参戦の為に欠場。

シリーズは全10戦中のベスト7戦による有効ポイントで争われるので奴田原選手にとっても1戦の欠場は大きなハンディにはなりませんが、ライバル勢にとってはここをきっちりと勝っておきたいところでしょう。
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ラリーが戦い本番を迎えた土曜・日曜は幸いに天候に恵まれました。
しかし金曜日までは大雨続きとなっていたようで、スペシャルステージ(SS)が設けられる林道の路面コンディションはかなり酷いことになっていたようです。

主催クラブのルート10延岡では夜を徹したコース整備を行い、努力が実って無事に28台による激戦が展開されました。

しかし土曜日のLEG1、午前中は雨が路面に残っていてとてもスリッピー。
さらに路面のところどころには大きな石もあり、さらには側溝や水たまりの存在も選手にとっては厳しいものとなりました。

結果、SS1で2台が戦線離脱を余儀なくされると、その後もリタイアが続出。
最終的には28台中11台がリタイアというサバイバルな一戦になったのでした。
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この地域は「ひえつき」の時代からラリーが根付いているようで、今回もヘッドウォーター等が設営された美郷町南郷区の中心部で行われたセレモニアルスタートには大勢のファンや地元の皆さんがお越しになられていました。

そして沿道でも家々から皆さんが外に出て、主催者が配布したと思われる小旗を振って選手を応援してくれていました。
ついでにSS取材に向かう私たちプレス陣のレンタカーにも、旗を振って声援を贈っていただいたのは少々照れましたが(^^;。

土曜日に設けられたギャラリーステージも、なかなか山深い場所だったのですが大勢の方が早い時間からラリー車が来るのを楽しみに待っていました。
写真のエリアと、私が撮影していた側、ちょうどコースをはさむかたちでギャラリーは各車の走りを楽しめるレイアウトでした。

ぜひお近くでラリーが開催される際は、ギャラリーステージにも一人でも多くの方に足を運んでいただきたいと思います。
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さて競技の方は開始と同時に昨年チャンピオンの勝田範彦選手組が4連続SSベストタイムをマークしてリード。
開幕戦から現行型インプレッサで参戦する勝田選手ですが、前戦・京都で破損したマシンの修理が間に合わないとかで、昨年チャンピオンを獲得した旧型での参戦となりました。

結果的には正直なところ現状では熟成の頂点にあるとも言える旧型の方が特にグラベルでのパフォーマンスも高いことから、現行型での参戦よりも安心出来る部分もあったかもしれません。

欠場した奴田原選手のチームメイト・田口幸宏選手組もLEG1後半からLEG2にかけてSSベストを奪って追い上げましたが、結果的にそのまま勝田選手組が逃げきって優勝を飾りました。
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JN3クラスを制したのは「BPF☆KYB☆BS☆INGINGセリカ」の曽根崇仁選手/桝谷知彦選手組。

曽根選手組は開幕戦から欠かさず出場しているのですが、残念ながらこれまでのターマック3連戦では全てリタイアを喫するという厳しいシーズンになってしまっていました。

今回はグラベルが舞台となりましたが、先に記したようにリタイア率の高い"カーブレイク・ラリー"。
もちろんJN3勢でもリタイア車が出ましたが、曽根選手組はこの難しいラリーを巧みに攻略して、今季初完走が初優勝という結果になったのでした。
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JN2クラスは3台のブーンと1台のミラージュが接戦を展開する模様となりましたが、最終的にライバル勢を一歩リードして優勝を飾ったのは「BOOBOW・DL・ブーン×4」の福永修選手/奥村久継選手組。

今季、開幕戦を8位、第2戦を5位とした福永選手、前戦・京都では準優勝を飾って調子は上向きと感じさせていました。

そして今回は堂々の今季初優勝。シーズン中盤、シリーズランキング争いでも注目の存在となってきました。
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今年から新設されたJN1.5クラス。
こちらも壮絶な生き残り戦となりましたが、こういった荒れた展開ではやはりベテランがその実力を遺憾なく発揮してくれるものです。

開幕から三連勝を飾っていた榊雅弘選手組がSS3で早々に姿を消すと、SS1でも既に2台がいなくなっていたために、残ったJN1.5勢は僅かに2台。

そしてベテラン・大庭誠介選手と高橋巧選手の「REPSOL-ADVAN コルト」はもう1台残ったライバルに大差をつけて、残るSSをノートラブルで走りきって優勝。

大庭選手組にとってJN1.5クラス初制覇となった一戦、続く東京ラリー、そして北海道でのRally Hokkaidoとグラベルラリーでベテランの味わいある走りで好成績を修め続けてくれそうな勢いを感じました。
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最後は、今年の全日本ラリー選手権で注目を集める選手をご紹介。

JN4クラスに「ADVAN 1Aバンバ ランサー」で参戦する番場彬選手です。
石黒雄士選手とともに「ADVAN 1Aチーム」として参戦する番場選手、要するに"メジャー"の奴田原文雄選手/田口幸宏選手に対して"1A(シングル・エー)の番場選手/石黒選手という意味合いです。

若手育成チームとして両選手にはベテラン・コドライバーがついて熱血指導(?)を展開中。
番場選手は世界戦での経験はありますが、国内の公認競技参戦は今年が初めてとのことで、戸惑う部分もあったようです。
しかし参戦を重ねる毎に成長著しく、コドライバーの林選手もその速さがどんどん磨かれていることを認めていました。とは言ってもラリーがそんなに甘いものであるはずもなく、近いうちに"カベ"にぶつかるだろう、とも仰っていましたが。

いずれにしてもこうした若手が成長を見せてくれるのはラリー界にとって朗報であることは間違いありません。
そしてなんと言ってもご覧の通りの"格好良さ"、お話ししても爽やかな好青年という感じで、女性ファンの拡大にも大いに貢献してくれる存在となりそうです。

こんな若手が速さや実力を身につけていくと、奴●原選手や田●選手もウカウカしていられなくなるかもしれまんせんね!(^^;

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