10月の秋晴れの日。
おっさんキャンプをやってきました。
東京から3名。京都から2名といつものメンバーに近い陣容。
今回のキャンンプ場は、いつも利用する飯田市から京都寄り
の岐阜県を選定のため東京からはTさんのタントにIちゃんと同乗して
の参加です。(長距離・時間の制約・交通費節約・ドライバー交代など)
今回は特別なキャンプ。
メンバーの有頂天親父さんが久々の参加です。
彼は昨年のGWの時に、脳の病気で倒れ長く入院とリハビリ
を続け、なんとか自力で歩行できるまでに復活。
もう一年以上も焚火の香りを嗅いでいないだろうし、現在
ハンディキャップの身体でキャンプが可能か?のトライアル
として有頂天親父さんに提案をし、奥様に許可を取りました。
京都からは、有頂天親父さんを乗せて徳ちゃんの運転で来てもらいます。
東京組は6時に集合して圏央道へ。
好天の週末、すでに行楽地へ向かうレジャーの車で渋滞。
八王子JCT~談合坂SAまでは数珠つなぎ状態。
渋滞を過ぎると流れだし、いいペースに。
今回は早くキャンプ場について皆と焚火を囲む時間を多く
取ろうという事でひたすら集合場所を目指します。
今回は、ドラプラの高速道路キャンペーンをNETで登録
少しでも高速代の節約です。
ドライバーを交換しながら中央道の飯田山本インターで降りて
少し早いですが「いつもの道の駅 そばの城」で昼食。
ここから一般道で岐阜県中津川へ向かい、集合場所のスーパーへ。
すでに先についてる、京都組と合流。
有頂天親父さんと感動?の再会。
コロナ禍だけど握手をして有頂天親父さんの健在ぶりを確認。
いいおっさん連中が涙を浮かべて・・・・・
(残念ながら再会の画像がありません・・・)
関東組は、有頂天親父さんが倒れてからは少しの情報しか入って
来なかったため本人を見るまでは安心できませんでした。
自力で歩行ができるようですが、我々から見ると非常に不自由で
いつ倒れてもおかしくない。という感じに見えました。
身体の機能が停止してしまうと活動が不自由になる事を
目の当たりにしました。
スーパー内で今夜の買い出しをしていると有頂天親父さんの姿が
見えなくなり、みんなで探すと外のベンチに座ってました。
聞くと、スーパー内には色々な商品や照明・音などが頭に入ってきて
それが目まいになってクラクラするという事でした。
買い出しを終えてキャンプ場へ。
時間は午後2時になり、有頂天親父さんは昼食がまだとのことで、
元気な時によく立ち寄った、道の駅のレストランの「アジフライ定食」
が食べたいという事で向かいました。
が!なんと2時に閉店!
ああ、無常!
有頂天親父さんはガッカリ・・・。仕方がないのでIちゃんが
買っていた菓子パンで我慢してもらいました。

☆アジフライ定食が無くてもこの笑顔
「帰りに食べましょう」と話して、いざキャンプ場へ。
今回は、テント泊はやめてコテージを予約。
ハンデがある身体にはテントへの出入りや外のトイレまでの事を
考えるとコテージが最適と考えました。
ここを選ぶまでには色々と探しました。関東と京都の距離もそうですが
何よりハンデをもった人が利用できるのか?
ネットではバリアフリーの表示はありますが、それぞれのHPを
見ると階段があったりキャンプ場内の状況が今一つ不安だったりと
必ずしも表示されてるからハンデを持った人が安心して利用できる
とは限らないようです。
ハンデを持った人がキャンプを楽しむのはまだまだ難しいと感じました。
ここのキャンプ場は、コテージ裏の芝生が広くテントやタープも自由に
張れるスペースがあり、U字溝のかまどの設備もありました。
キャンプ場には事前にハンデの友人が参加すると伝えていたので裏の芝生に
行きやすい場所を使わせて頂きました。
コテージ内で寝袋をセットし就寝時の準備です。
T氏が有頂天親父さんの為にと折り畳みのベッドを持参。
高さが少しあり、ハンデのある有頂天親父さんがベッドの出入りが
容易になりました。
芝生にタープを張り焚火&宴会の準備です。
そして、再会の乾杯!
少量なら飲酒の許可が出たそうです。

☆再会の乾杯。待ってました皆の笑顔(^o^)
今日の主役は何と言っても有頂天親父さん。
病に倒れた時から入院リハビリなど話してくれて大変だったことが
分かります。みんな真剣に聞いてます。(メンバーもいつ病気になっても
おかしくない年齢ですからね。)
リハビリ中は、若い介護士達から人気だった事も?
キツイリハビリ、少しは楽しいことが無いと乗りきれないでしょう。
そして、家族に迷惑をかけてしまった事や倒れた日を境に生活が大きく
変わってしまったことも・・・・。

☆久しぶりの焚火 明日への活力です。

☆T氏所有のセンベイ缶による牡蠣のガンガン焼

☆ホタテバター焼き
焚火前での宴会を終えて、コテージ内で二次会。
久しぶりの再会で私は途中で脱落しました。
翌朝、私は少し二日酔い気味で起床。
朝はみんな自由に起床
すでに徳ちゃんが起きていて焚火を熾してました。
皆より一足お先に、徳ちゃんお手製のホットサンドを頂きます。
徳ちゃんは、京都から有頂天親父さんを乗せて一人で運転。
帰りも頼みますよ。
朝食を取りながら撤収の準備。
掃除をして焚火周辺もゴミが無いか確認。
コテージに鍵を置いてそのままチェックアウト。
前日に寄った道の駅に寄って。少し早いランチ。
有頂天親父さんが食べたかったアジフライ定食を!
メニューを見ると・・・。
アジフライ定食が無い!
メニューから外されてました(泣)
あれだけアジフライ定食への思いが強かっただけに
見ている我々は気の毒に感じました。
ここで、京都組とお別れ。来年暖かくなったら再会を約束。
我々は温泉へ向かい、焚火の匂いを落としてから東京へ。
ドライバー交代しながら車を走らせ、やはり小仏トンネルから談合坂
周辺で渋滞・・・。
午後8時頃に到着。ここからT氏とIちゃんはそれぞれ自宅へ
帰って行きました。
久しぶりに有頂天親父さんに再会できてみんな一安心。
真剣に取り組んでいるリハビリが良い方向に向かう事を
信じて、必ずカムバックを待ちたいと思います。
有頂天親父さんも今回のキャンプで少しは自信が付いたのでは
ないでしょうか?
ハンディキャップのあるメンバーとのキャンプ。
学ぶことも多かったです。
ハンデのある人に対して、何でもかんでも手を出してしまう
のは、本人の為にはならないのだと感じました。
本人からの要請があって我々が対応すればよいと。
「障害は不自由ではあるが、不幸ではない。」
サポートがあればハンデのある人もキャンプを一緒に楽しめる
ことがわかりました。
来年の暖かい季節のキャンプが待ち遠しいです。
※長文お付き合いありがとうございます。画像が少なく、文字が多くなりました。