ボディー剛性アップ?
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
ロールトップ部を開封したらなんと立派なアルミダイキャスト造り。オープンカーなのでロールトップ装着時にこの部分でボディー剛性を上げるためかと思いつつ、ボディーとの結合部を観察すると、なんと前後方向に対しては固定されてないフローティング構造になっておりこの頑丈なダイキャストはボディー剛性向上に寄与していない構造?。まあ縦方向はがっちりなので横転したときのドライバー保護が目的なのかと。フロント側の結合金具部(名前知りません)はダブルのツバが付いており固定される構造ですが、リア側はシングルのツバのみで前後方向に固定されてません。リア側もダブルなら屋根が繋がった形になり剛性アップになるのですが、、、。リア側がシングルツバなのは恐らく取付け公差の問題が出たり、音の問題が発生したり、脱着性に問題が出たり、いろいろな問題が出るためでしょう(単なる個人的な推測です)。
そこでここを両方共固定すれば飛躍的にボディー剛性が向上すると勝手に推測し、DIYしてみました。オープンタイプのボディーなのでこの部分が荷重変動により一番変動が出る部分かと。実現できればドアスタビライザーなんかより多分効果があるのでは、、、と勝手な思い込みです。
2
方法としては、ボディーとロールトップダイキャスト部の前後の隙間を埋める方法を最終的に選択。最初はリア側の結合金具部をフロント同様のダブルツバに変更する方法も考えましたが、ボディー側の取付け部をバラしたところ一番荷重が掛かる部分が樹脂製なので壊れると思い止めました。
隙間を埋めるスペーサーを造る必要があります。材質は硬い金属等がベストですが、作成時の厚さ調整が肝になるのでフライス盤が無いと加工は無理と判断。今回はDIYで試しということで加工し易い”木材”を選択。木でも硬い12mm厚のヒノキ材をホームセンターで調達。ヒノキ材は調べたところ圧縮強度は約400kgf/cm2もあるので面積を取ればとりあえず強度は問題無いと勝手に判断(細かい計算等してません)。
仕組みは左図に示してみました。
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ロールトップ端のボディー側との結合部の形状にヒノキ材を切り出します。
前述のように厚み調整が肝となります。ゆるゆるでは働きませんので、キツキツの状態でしかもロールトップ脱着が可能な厚さまでヤスリ等で削って行きます。私のs6君の場合、フロント側は約6mm厚、リア側は9mm厚となりましたが、左右でも微妙に異なり、多分車が違うと異なるかもしれません。現車合わせが必要です。
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こんな感じでゴムシールドのネジを共用して取付けます。ネジは15mm位の長いものに取替える必要があります。結構な面積があり、点では無く面で支える感じになります。
これらのヒノキプレートを取付けて、ロールトップを実車に嵌めて見てキツさを確認し、また外して削って、を繰り返しベストの厚みを探します。結構根気の要る作業でした。
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最後は淵部分に室内からの見栄えを良くするためにエプトシーラを貼りました。
そして効果は、確かに”有り”と感じました。プロとか評論家ではないのでちょっとしたボディー剛性の変化を的確には表現できる感性はありませんが、一言でいえば、乗り心地が良くなりました。騒がしく無くなった感じというか、フラットになったというか?プラシーボかも知れませんが兎角良い感触になりました。特に峠の下りタイトコーナー前の強いブレーキングで前輪がロック気味になるのが改善された気がします。木材のお陰か変な異音とかも一切ありません。
構造上この処理では圧縮側には効きますが伸び側は純正剛性のままです。
デメリットとしては、ロールトップの脱着が硬い。あとボディーに対する悪影響等は不明です。従って実施は自己責任ですね。ローコストで軽量、効果テキメン、DIY満足度は満点です。
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