
夏休み期間限定の青春18きっぷに引き続き発売されたお得な切符、鉄道開業150年を記念した秋の乗り放題パスを使って、仙台から新潟 長岡までの1人旅をしてみました。
鉄道開業150年を記念したお得な切符は、JR各社独自の企画で10月期間限定で発売されており、新幹線や特急に乗れるタイプもあります。
当初はJR東日本の切符で東北新幹線と上越新幹線を乗り継いで行こうと考えていましたが、それではあまり面白くないので、全国共通のこの切符を使って、豪華な新幹線の旅とは真逆な各駅停車の旅をすることに・・・
と言っても東北エリアで太平洋側から日本海側へ抜ける路線は、北から
陸羽西線=並走する国道工事で運休中(代行バスあり)
米坂線 =8月3日集中豪雨により不通(代行バスあり)
磐越西線=8月3日集中豪雨により不通(代行バスあり)
只見線 =通常運行(10月1日 2011年の集中豪雨被害から11年ぶりに全通)

仙台から新潟は、関東地方を通らなくても行けるので近いと思っていたのですが、相次ぐ不通でとっても遠い地となってしまいました。
ただ、この切符は連続3日間有効なので、この際、おもいきって遠回りで行ってみることに。
スタートは仙台の住まいの最寄りJR駅より。

仙山線の朝一番電車で山形に向かいました。
仙山線沿線で比較的有名なのは・・・

立石寺がある山寺駅でしょうか。

ん~、あいにくの天気。でも、墨絵の様な山の景色でした。
約1時間をかけて山形駅に到着。
この仙山線、県庁所在地同士を結ぶ路線で、走る列車も「仙台行き」「山形行き」と、県庁所在都市が出発、到着となるのは、全国的にもここだけとか・・・地元のテレビで報じられておりました。
山形駅では意図的に約1時間の乗り換え時間を設けて、少し駅から離れた場所で撮り鉄を。福島で東北新幹線から切り離され、地上の在来線を走る山形新幹線の姿を撮影しました。
山形駅到着から約1時間後の8時42分。奥羽本線 新庄行きに乗車しました。山形から北はワンマン運転。最後尾は車掌さんがおらず、運転席部分のみが囲われた半室になっているので、後方へ流れる車窓を堪能。
なんといっても、在来線なのに新幹線と同じ幅のレールに感動しました。

車の世界ではトレッド(左右のタイヤ幅)が広いと、走行安定性が高まる様ですが、鉄道の場合でも同様で、新幹線が採用したのもうなづけます。ただし、乗り心地には寄与しないようなので、乗客の恩恵はあまりない様な・・・
山形から約1時間かけて、9時52分 新庄駅に到着。
ちょうど先を行ったつばさ号との並びを撮影することができました。

みんともさんからコメント頂きましたが、この共通性がない両極端の車両の並びは、現実感を無視した鉄道模型の様。でも、これが現実であり、とっても奇妙な光景です。一度は現物を見てみたいと思っておりました。
さて、新庄駅では次の列車まで、1時間30分の待ち時間となりました。次の列車に乗ると、約3時間の乗りとおしになるので、少し早めの昼食を。
山形県は鳥そばや鳥中華などなど、鶏肉が入った麺類が有名ですが、ここ新庄では鳥モツラーメンが有名な様で。
駅から少し歩いた先に10時30分開店のお店がある様で訪ねてみました。
最初に店先に着いたのは開店15分前で誰もいませんでした。開店前後の様子もわからないので、周囲を少し歩いて時間つぶしをして戻ってみると開店5分前で常連さんらしき3人が並んでおりました。(これは名店の予感!!)
スタミナラーメンという名の鳥モツ入りのラーメン。

鳥モツそのものよりも、ラーメン&スープがとっても美味しかったです。
時間に余裕をもって駅に戻り、次の列車へ。11時22分発の秋田行きです。

ここからは、狭軌と呼ばれる通常のレール幅。2時間49分の乗りとおしです。
途中の大曲から秋田新幹線と合流。山形とは違い、新幹線専用軌道と在来線軌道が平行して秋田に向かいます。

新幹線とのすれ違いに感動、感動!
14時11分秋田駅到着。

秋田での乗り換え時間は1時間20分。次の列車がこの日最後に乗る列車です。3時間前にラーメンを食べましたが、秋田ではどうしても食べておきたいものがあり、食い倒れを覚悟して・・・
それは、秋田名物 比内地鶏の親子丼です。
ちょっといいお値段でしたが、後悔しないために奮発。
というのもこの店には約9年前、仙台に赴任した直後の仕事で訪れた際に立ち寄った店。その際には普通の親子丼を食しましたが、後々に写真にある「究極」を頼んでおけばよかったと、長年悔いておりました。

ん~、普通と究極の両方を頼んで、比べながら食べてみないと違いがわからない・・・まあ、後悔なくいい思い出になると思います(笑)
すっかり満腹になりましたが、まだ時間に余裕があるので入場券を買って新幹線ホームへ。

東京駅で見る秋田新幹線は、併結する長くて大きい東北新幹線はやぶさのおかげで、私の中ではあまり目立たない存在でしたが、ここ秋田では存在感抜群。なんといっても東京行きという表示の存在が大きかったです。
そして定刻の15時31分。今度は日本海沿いを南下する羽越本線の普通電車で酒田へ。

天気の悪さ、夕暮れ、日本海・・・さすがに雪こそ降ってはおりませんが、演歌の世界を彷彿させるシチュエーションでありました。
17時19分 定刻どおり酒田駅に到着。この日は375kmの行程でした。

翌日は早朝出発なので、コンビニで軽い食事を買い入れて、早めの就寝となりました。
鉄ネタ中心ですが、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
日記代わりなので、引き続き2日目も綴っていきたいと思います。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2022/10/10 22:18:18