デジ像メディアプレーヤー2のリモコンを自作する可能性があったので、リモコンの信号を調べることにしました。

ブレッドボードに5V電源、赤外線受信モジュールを組み立て、赤外線受回路を作りました。

信号解析には、以前ブログで紹介した激安ロジックアナライザー(AliExpress)を使って、信号解析しました。
デジ像メディアプレーヤー2のリモコンは、一般的によく利用されているNECフォーマットにて赤外線通信しています。

リーダー部は信号の先頭を表す部分になります。
カスタマーコードは、その製品を供給する会社を識別するためのコードとなっており、デジ像のリモコンでは「0100 0000 1011 1111」→16進数表記にすると「40 BF」となっています。
カスタマーコードは全ボタン共通の部分になるので、出力される信号波形に変化はありません。
ボタンによって変化する部分はデーターコード部分になっており、ここの部分で、何のボタンが押されたか?を判断しています。ということで、各ボタンに対するデーターコードを以下に載せておきます。
【データーコード】
POWER 1011 1000 0100 0111 (B8 47)
解像度 0101 1000 1010 0111 (58 A7)
情報 1001 1000 0110 0111 (98 67)
1 1000 0100 0111 1011 (84 7B)
2 0100 0100 1011 1011 (44 BB)
3 1100 0100 0011 1011 (C4 3B)
4 0010 0100 1101 1011 (24 DB)
5 1010 0100 0101 1011 (A4 5B)
6 0110 0100 1001 1011 (64 9B)
7 1110 0100 0001 1011 (E4 1B)
8 0001 0100 1110 1011 (14 EB)
9 1001 0100 0110 1011 (94 6B)
消音 0100 0000 1011 1111 (40 BF)
0 0101 0100 1010 1011 (54 AB)
消去 1101 0100 0010 1011 (D4 2B)
OPT 1100 1100 0011 0011 (CC 33)
ホーム 1000 1100 0111 0011 (8C 73)
ガイド 0100 1100 1011 0011 (4C B3)
戻る 1011 0000 0100 1111 (B0 4F)
↑ 1001 0000 0110 1111 (90 6F)
← 0101 0000 1010 1111 (50 AF)
OK 1101 0000 0010 1111 (D0 2F)
→ 0001 0000 1110 1111 (10 EF)
↓ 1000 0000 0111 1111 (80 7F)
拡大+ 0001 1000 1110 0111 (18 E7)
拡大- 1101 1000 0010 0111 (D8 27)
VOL- 1100 0000 0011 1111 (C0 3F)
VOL+ 0000 0000 1111 1111 (00 FF)
前 1100 1000 0011 0111 (C8 37)
早戻し 1110 1000 0001 0111 (E8 17)
早送り 0010 1000 1101 0111 (28 D7)
次 0000 1000 1111 0111 (08 F7)
コマ送り 0111 0000 1000 1111 (70 8F)
再生 1111 0000 0000 1111 (F0 0F)
停止 0011 0000 1100 1111 (30 CF)
スロー 0100 1000 1011 0111 (48 B7)
サーチ 0010 1100 1101 0011 (2C D3)
リピートALL 0110 1000 1001 0111 (68 97)
リピートA-B 0111 0100 1000 1011 (74 8B)
L/R 1111 0100 0000 1011 (F4 0B)
赤 0110 0000 1001 1111 (60 9F)
緑 1110 0000 0001 1111 (E0 1F)
黄 1010 0000 0101 1111 (A0 5F)
青 0010 0000 1101 1111 (20 DF)
学習リモコンではこのフォーマットを利用して学習・送信させています。実際は、ボタンを長押しした場合のリピート信号などもありますが、NECフォーマットに関しては、他のホームページでたくさん紹介されているので、興味のある方は調べてみても良いかと思います。