ウォーターポンプ交換（その2）　FIAT500

新しく取り付けるウォーターポンプはValeo製
パッキンがOリングになってます。ポンプを回すと古いのより硬めです。

外したポンプを見ると水側パッキン（左）とオイル側パッキン（右）の間に角穴が開いてて中のベアリングが見えます。
古いのはベアリングの防水シールが緩くなってそこから漏れた水が角穴を通って出てきたのかもしれません。

そもそもこの穴要る？とも思ったけど防水シールが破れてベアリングが水に浸かったままになるとサビてゴリゴリになったときの検出ができない→なら外に水が出るようにして検出できるようにしようってことなのかな？
後で解体してみよ。

漏れないようにOリングに液体ガスケットを塗りたくなるとこですが、取説に液ガスは☓と描いてあったので大人しくそのまま組み付けました。

あとは逆の手順で組み付けてエア抜きしておしまい！

100kmほど走ってみたけど減ってる気配もなく臭いもしないのでちゃんと直ったようです。
炎天下の作業でしんどかったけど持病が1つ減ってよかったよかった。

追記

外したウォーターポンプをバラしてみました。
ハウジングの両側からベアリングの嵌まるザグリが掘ってあるのかと思ったら穴は通しで軸と一緒にベアリングの入ったフランジ付きの軸受ユニット？が取れました。

ベアリングにはゴムシールが嵌っていたのですが、これがダメになったのだとしたら緑矢印の方向（タイミングチェーンの方）に流れてエンジンオイルに冷却水が混ざるはず。今回それは無かったので漏れたのはここじゃないですね。

軸受ユニット？（紫の範囲）のフランジ部を見ると液体ガスケット（青矢印）が塗ってありますが、ここから漏れると前述の角穴から水が出てくる様です。なら液ガスの再塗布で直ったのか？ですが、軸受ユニットの圧入がかなり固く、プーラーで引っこ抜いた時にアルミのハウジングが砕けたりベアリングが歪んでゴリゴリになったりしたので補修してポンプを再利用というのは難しそう。てかやっぱりあの角穴要らないんじゃね？あれがなければ漏れないのに。謎設計だわ。