フロントロアアームのブーツ交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
17年目の車検に向けて整備を実施(約142700km)
フロントロアアームのビロボールブーツにヒビが入っていた事を確認していたので完全に破れる前に交換する事にした。
事前に圧入するための道具としてエンビパイプで径の近いものを購入し、割って少し広げたものを準備しておいた。
準備したもの
ウレアグリス
エンビパイプ(加工済み)
ブーツ(純正)
工具(ウォーターポンププライヤー 、ドライバー、スクレーパー(無くても可)、メガネレンチ(17,19)及びスピンナハンドル、トルクレンチ等)
フロアジャッキ
ウマ
2
初めての作業なので事前に色々と調べていたが出来るだけ外すものが無いよう考えた。
フロアジャッキとウマを用意して力を掛けて作業できるようにした。
自分の車はフロントのアンダーパネルを外している(整備性が悪いので)のでジャッキアップポイントを確認しながら前輪を持ち上げた。
サイドのジャッキアップポイントにウマを掛けて事前準備完了。
3
まず左側から実施
①ロアアームのスタビリンクの切離し。
②ナックルのボールジョイントの締め付けボルトを抜く。
③車載ジャッキにてブレーキロータを持ち上げてロアアームとナックルの間にマイナスドライバー等を差し込んで切離し実施。
途中まで抜けるがテコの原理を使っても全部抜けないのでまだ外す必要があるものを考えた。
④ショックのボルト2本を抜けば少しフリーになると思いマーキングしてから2本を取り外した。
少し上下に動くようになるが外れたら面倒なのでM4の長いボルトを差し込んでおいた。
4
⑤それでも抜けてこず、またメンバー筋金に当たりそうだったのでメンバー筋金も外した。
それでも外れないので自分の考えではテコの原理で抜けると思っていたがロアアーム自体がブッシュの働きで水平になろうとしていて抵抗になっている事が分かったのでブレーキのピストン戻しを利用してスタビとロアアームに掛けて広げることでロアアームバーを下に下げた。
ロアアームの前後のブッシュも状態が良かったので今回は交換しなかった。(一応、ロアアームの中古を1組確保済み)
ショックのボルトを外していたのでバックプレートに当たるのをかわしてようやくナックルと切り離すことが出来た。
ここまで約2時間程試行錯誤しながら切り離すことが出来た(但し無理にテコの原理で切離そうとしていたのでロアアームにドライバーの先での傷がついてしまった・・・自分の車なので気にしない。
5
ブーツを外す為、隙間にスクレイバーを差し込んで少しずつ外した・・・後でローター側に切り欠きがありそこにマイナスドライバーを差し込めば簡単に外すことが出来た。
古いブーツはまだ破れていないがグリスは劣化していたので古いグリスを取り除き、ウレアグリスを充填した。
充填する際にボールジョイントにガタが無いか確認したがまだ抵抗があったので交換は不要と判断(中古でボールジョイント(2セット)を確保済み。
この時にボールジョイントのへこみが内側に来ていることを確認しておかないとボルトが入らず後でナックルを固定できなくなる。
ブーツはプライヤー等で入れようとしたがなかなか嵌らないのでエンビパイプを使うことにしたが叩き込むスペースもなくどうしようかと悩んだが、エンビパイプをナックルで支えてロアアームをジャッキで持ち上げる事で何とかブーツを嵌めることが出来た。
6
後はナックルとロアアームを嵌め込み戻す事で終わると思ったがボールジョイントの切り欠きの位置が悪くてボルトが入らず少し手間取った。
ビストン戻しを外し、ショックの2本のボルトを元に戻し、スタビリンクも取り付けた。
最後に各ボルトやナットの締め付けを実施して1個目の交換終了(約3時間)
追加でラックエンドのブーツも裂けている事が分かったので後日、両方を交換予定。
右側は要領が分かったので1時間弱で交換終了。
両方ともボールジョイントに抵抗があったので交換しなくて良かった。
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