
H17年式アイシス(ANM10W)がファーストアイドル時エンジンルームから異音ということで、テンショナーベアリングの交換を実施する事にしました。
音はシャリシャリシャリ、いかにもグリス切れという感じの音で今すぐ壊れる事はないかもしれませんが、13万㎞走行していることもありウォーターポンプも併せての交換としました。
このオートテンショナー、エンジンマウントを外してエンジンを傾けないと外せません・・・
テンショナーを固定しているボルトがボディーにあたって抜けないんです。
トヨタといえば昔は優れた整備性でよく考えて作られているなと感心したものですが、今はその陰無く劣悪としかいいようのない整備性・・・モノコックにメンテナンスホールが開いていたらいいだけの話なので何とかしてほしいものです。
さて本題ですが、いざテンショナーを外してみると油圧式のテンショナーからドバドバとオイル漏れ・・・
当初ベアリングだけ交換のつもりでしたが、テンショナーAssyでの交換となりました。
ちなみにINA製のこのテンショナーに付いていたベアリングはNSK6203DUM×2個
テンショナーをネットで検索してみるとこのINA製のものが大体13,000円前後で販売されていますが、
純正パーツをパーツカタログで検索すると品番が16620-28011から16620-0W110に変更され、価格が26,900円。
トヨタ部品共販に確認するとさらに品番が16620-28090に変更、価格が18,600円との事。
この品番変更と価格差はいったい何なんだ?とさらに調べてみると、見つけました・・・
トヨタのリコール等情報のページ
http://toyota.jp/recall/campaign/070530.html
油圧式のテンショナーに問題があり、減速時などエンジンブレーキがかかる状態でテンショナーに力が加わるとオイル漏れして不具合が出る事がある様子。
この現車も対象に入っていてすでに対策済みになっているのですが、入庫段階の時点では改良された油圧式テンショナーで対策されていたようです。
詳細は中の人ではないのでわからないですが、最終的には機械式のバネによるオートテンショナーに変更することで対策がなされたようです。
先ほどの16620-28011 でバネ式テンショナーに代わっているようですが、
対策品KITが出ているようでその品番が 04007-24128 価格が15,000円ほど。
現車に付いている同じテンショナーでしかも安いからと、安直に油圧式テンショナーに交換しなくて良かったな~といったところでしょうか。
さてテンショナーの問題が解決して次にウォーターポンプを交換したのですが、
ついでのつもりで交換予定だったWPがこんなことになっていました・・・
すでに限界、ずいぶんとLLCが漏れだしていたようです。

新WPはGMB製のこれにしました。
さて、テンショナーとWPの交換ですっかり元気になったアイシス 長く乗って頂けたらと思います。
やはりクルマは定期的なメンテが必要ですねえ。
Posted at 2016/10/16 11:05:59 | |
トラックバック(0) |
備忘録 | クルマ