ボクスターのスマートトップもどき

ポルシェ・ボクスター986のソフトトップは走行中開閉できません。車を止めて、パーキングブレーキを引かないと幌の開閉動作ができないのです。
意外と面倒で、走行中雨が降ってきたときなど慌てて路肩に止めて幌を閉めようとしても、パーキングブレーキを引き忘れて閉ボタンを押しても閉まらないことが多々あります。それに路肩に止める場所がなくて閉めづらいこともあります。
このためスマートトップという商品があるのですが、意外と結構なお値段します。

ちょっとしたリレーの加工で、走行中でも幌の開閉操作が出来る様になるのでやってみました。フットレストの上部に横長のリレーが差してありますがこのリレーの加工です。
元々986では、走行中開閉操作をすると突然の突風や段差などで幌が壊れるのを防止するため、停止してパーキングブレーキを引かないと開閉操作ができないようになっています。

リレーの裏に接続の爪がありますが、これの18番を折って車体側に刺さらないようにします。番号は爪の横に丁寧に書いてありますよ。
これで車速感知しなくなります。
これでパーキングプレーキをワンノッチだけ引いても幌の動作がするようになります。これだけで満足する方も多いようですが、やほりパーキングブレーキを引くのが面倒です。

15番の爪がパーキングブレーキの信号を拾っているみたいなので、これを折ります。

15番の爪にパーキングブレーキを引いてるように錯覚させるため、車体にアースします。
平型端子を流用して接続しました。
ただし、この形でリレーを元に戻そうとすると、平型端子が隣の別のリレーと干渉してリレーが刺さらなかったので

折った15番の爪を更に折り曲げて、それにアースした平型端子を差しました。
これで、走行中でも幌の開閉操作が出来るようになりました。まぁ滅多にないでしょうが、もしもの時対策ですね。

本家のスマートトップでは、更にボタンを一旦押すだけで開けたり締めたりの動作が完了出来るそうですが、こちらの方が路面状態で開閉動作を直ぐにストップ出来るので、本家まではいらないですね。