E85 Z4 ///M リアタワーバー rear strut bar Part 2

今回のモディパーツは元々E86 Z4 Coupe 用
　 rear strut bar リアタワーバーです。

E86 Z4 Coupe はオープントップとなる
E85 ロードスターのフロアをそのまま用い、それにスチール製のルーフを組み合わせる。それだけにボディ剛性はM3を超えている。

剛性はロードスターで14,500Nm
クーペでは32,000Nm

McLaren F1 は　13,500Nm
Porsche Carrera GT は　26,000Nm
Porsche 911 991 は　30,359Nm

BMW Coupe 史上トップランクに入る高剛性なのです。

そんな高剛性ボディを持ったE86 Z4 Coupe 用 Wiechers Rear strut bar Alu Racingline を取り付けしてバーの中央部分を手でしならせるように上下に揺さぶってみるとバーとブラケットが結構しなります。

高剛性ボディとのバランスを考えて、ガチガチにならないように、やんわり効く感じに仕上げてるのか〜？
それとも単なる雰囲気を上げるドレスアップパーツなのか〜？

本当はE85 ロードスター用のもう少し剛性を持たせたスチール製リアタワーバーが相当なのでは？

元々タワーバーは力学的に引っ張り方向で効くパーツです。
タワーバーの曲げや捻じれ剛性は、タワー間の変形モードを勘案すると、ほとんど関係無いと思います。
タワーバーはほぼ引張りでしか効いてないと思うので、材質がアルミであるか鋼であるかカーボンであるかは、ほとんどの場合重量や見栄えだけの差では無いでしょうか。。

装着後の乗った感じはフロントタワーバー front strut bar装着時ほど強烈な効き目は無いです。

効果は薄いですがフロントの入りが多少良くなりリアバタつきもマイルドになったように思います。

それでは取り付けの続きです。

Z3用リアストラットタワーの純正 51718413359 補強プレート

これをソフトトップケースホルダー取り付け用溶接ステーを躱（かわ）すスペーサーとして使っていきます。

こんな感じでステー溶接部を躱（かわ）すに為に削り、防錆します。

こうすると溶接部を上手く躱（かわ）してタワーバーブラケットが概ねフラットに取り付け可能となります。

また3mm程度　バッテリーとのクリアランスを稼げます。

3M パネルボンド 2液室温硬化型エポキシ系接着剤で接着しストラットタワーの剛性を上げます。

硬化後にリアタワーバー rear strut bar を取り付けして完了です。
上手くソフトトップケースホルダー取り付けステーを躱（かわ）す事が出来、フラットにキッチリ装着出来ました。

Part 1で書き忘れましたが、
BMW 5431 7113 270
Soft Top Cover Clip を手で外すしてからソフトトップケースホルダーを外すんです。
それでガレMさんが仰ってたソフトトップオープンセンサー配線の直結なんですが、
今回はやらずに済みました。

写真中央のMicroswitch tab が付いているSoft top compartment floor
BMW 5431 7016 878 を外してしまうとセンサースイッチタブが無くなってしまうので車内オープンスイッチが反応しなくなり 配線直結問題が出てきますが、この　ソフト トップ ケース フロア　を外さなければ配線直結作業は省けます。

赤◯ここが　convertible top microswitch
BMW 5431 8236 846 です。

ソフト トップ ケース フロア要らないって方は外して配線を加工して下さい。
　
私と同じズボラリアーノな方はソフト トップ ケース フロアは残したままでも問題は無いと思います。

今回のリアタワーバー取り付けはもっとややこしい事になるかもと思いましたが、配線直結などを省けたし、ちょっとだけ面倒でイレギュラーな加工はスペーサーを作る事くらい、後は外して付けただけなのでリフトやジャッキアップなしの作業でDIYトライ出来ると思います。

また個人的にはE85 Z4&Z4Mにアルミ製よりもちょっとだけ重たいスチール製のWiechers Rear strut bar リアタワーバーのほうが剛性があり適材適所ではないかと感じました、どうお感じになりましたでしょうか？