フロントフォークOH 組立て編

元旦から作業です。

今日は昨日バラしたフロントフォークを組みます。

特に難しい作業はありません。

ただ、何点か気になった事を書いておきます。


インナーチューブ内のシリンダーを固定するキャップボルトですが、銅ワッシャーは必ず交換するのとネジロックを塗るのを忘れてはいけません。

ネジロック塗布はマニュアルにも指示が書いてありますね。

で、8ミリのキャップボルトを締めるわけですが、ここはインパクトが無いと辛いです。

強いトルクをかける必要はないんですが、シリンダーが供回りしてしまいます。

供回りを防ぐには専用工具があるんですが、そんなモノは持ち合わせていないので、矢印にある様に幅20ミリの鉄板をシリンダーの頭に差し込んで押さえ、インパクトでボルトを締めました。

その後のシールの入れ方ですが、リップ部を痛めない様にサランラップをかぶせて損傷を防ぎました。

リップ部には薄くシャシグリスを塗っておくとスルッと入ってくれます。

そしてシールをアウターチューブにはめる訳ですが、48ミリの塩ビ管が丁度いい太さだったので、これを使ってシールを打ち込みます。

あまり強く叩くと塩ビ管が割れてしまうので、軽くトントン叩いていけばシールが入ってくれます。

それからダストシールを入れるんですが、これは手で入ります。

最後にフォークオイルを規定量入れて、エア抜きをやれば終わりです。

エア抜きは手でインナーチューブを出し入れして抵抗が強くなればOKです。

そしてスプリングを入れてキャップを締めれば完成です。

今回の交換部品は、フォークシール、ダストシール（既に廃番みたいです）、スライドメタル、Oリング全て、銅ワッシャー、フォークオイル、ブレーキフルードです。


今日は昼から作業を始めたんですが何とか暗くなる前に終わりました。

１つ嫌な発見がありました。

何となくステアリングステムを動かしてみたんですが、動きが渋いのと引っかかりがある事が発覚。

フロントが浮いた状態でないと分からなかったと思います。

また悩みの種が増えました。