ミニ OH 2011春 フロントボールジョイント上下交換 その2
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
3時間以内 |
1
はい、続きです!
ボールジョイントプーラーの使い方です。
写真はアッパーアームボールジョイントをはずそうとしているものです。
まずはボールジョイント締結ナットを外します。
これもトルクが高くないので簡単に取れます。
ボールジョイントのロッドとアッパーアームはテーパ(円錐状)の接触面で接続されています。
ナットを締めこむことでテーパがしっかり食い込んでガタなく固定することができます。逆にしっかり食い込んでいるので引っ張る程度では外れない。
ということでテーパ食い込みをはがすための工具が必要というわけです。
写真のようにプーラをセットして、上部のねじ頭をモンキーレンチなどでぐいぐい回せばプーラのロッドがボールジョイントシャフトを押し下げてテーパをはがします。
食い込みがゆるいときはねじを回すだけですぐに取れますが、食い込みが強い場合は結構ねじを回してもなかなか取れない。
こういうときはある程度ねじを締めこんだところで、金属ハンマーを使ってプーラ自体をパコン!と叩きます。
衝撃を与えることで、テーパ食い込みがパキン!と剥がれます。
…これ、結構怖いんですよねえ。やった人ならわかるはず(笑)
2
無事外れました!
アッパー側が外れるとナックルごとストンと下にさがるので怪我をせぬよう気をつけましょう
3
だらんとナックルが垂れてしまった、の写真です。
この後、アッパーアームボールジョイントをはずした時と同じ要領でロアアームボールジョイントも外します。
上下ボールジョイントをはずせばナックルはフリーの状態になります。
中央のドライブシャフトを抜き出すようにナックルを手前に引き出せば取り外すことができます。
4
ナックルを取り出すことができました!
隣にドライブシャフトアウターレースが写っていますね。
うちのミニの場合、ナックルベアリングの劣化もなくスルッと抜き出すことができました。
ここが固着している場合もあるのですが…そうなると結構大変。
組み付けるときはベアリンググリスを塗っておきましょう。
それにしてもナックルが汚い!
5
取り外したナックルをチェックします。
左手の親指で押さえているのが、アッパーアームボールジョイントのシャフトです。
ボールジョイントの名前のようにこの根元、カップの内部が半球形状になっており、関節のように自由に動けます。
動かしてみると…なんの抵抗もなくひょこひょこ揺動します。
”なんの抵抗もなく”がまずい。
手で簡単に動くということはかなりガタがある証拠です。
やはり交換のタイミングでしたね。
ロアアームボールジョイントも同様に軽く動いちゃいました。
6
さあ、ボールジョイントをはずします。
まずはボールジョイント(半球状のカップ部)の上にかぶさっているゴムキャップを手で取り外します。
この後このカップを回して取るのですが、その前にやることがあります。
カップが勝手に回らないように周りからプレートを曲げて回り止めにしています。
この回り止めを取らなければならない。
写真のように貫通ドライバーマイナス等を使ってプレートの曲げを伸ばしていきます。
ついでに周囲に付着したグリスの塊を取り去っておきます。
ソケット工具がしっかりはまるようにするためです。
7
それでは、ボールジョイントを押さえている半球状のカップをはずしましょう。
カップはねじ状にナックルに固定されています。
専用のレンチもありますが、エアインパクトレンチがあればここは1-1/2インチのディープソケットコマではずしたほうが簡単。
このコマ、なかなかありません。知っている限りはKoken製のものだけしかありません。
ただし、これは通常のハンドツール用のコマです。本当はインパクト用ではないのでインパクト使用は推奨しませんが、締めつけトルク自体はそれほど高くないので使っちゃいます(笑)
これまたキュインと簡単に取れちゃいます。
8
右手に持っているのが押さえていた半球状のカップです。
このようにねじ状に固定されているわけです。
後はなかのボールジョイント本体と、その下の受けカップ(小さな凹面状の部品です)を取り外し、土台のプレート類を取れば取り外し作業は完了です。反対側のボールジョイントも同じようにすればOK。
さらに続きます!
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