見栄え向上!MSD SSコイル用取り付けブラケット自作&装着
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
一つ前の整備手帳にて、”ミニエンジン不調対応ドタバタ顛末記”を紹介しました。
結果から言えば、不調の原因はイグニッションコイルのパンク、というありきたりの内容だったのですが… あれは大変だった。
で、対策は当然ながらコイルの交換をしたわけです。
写真上:今までつけていたMSDブラスターコイル(円筒型)
写真下:実は手持ちで持っていた、MSDブラスターSSコイル(閉磁型)
交換によってエンジンは完全に復調し、元気になりました!が、ちょこっと問題が残りました。
見栄えです。
慌てて装着したため、コイルの固定は純正コイルブラケット(円筒型コイルに適合)とSSコイルのスリット(?)間を針金でグルグル巻き!というお粗末な作業でごまかしていました。
しかも、見栄えの悪さだけでなく、固定が甘くグラグラしているため危険!
ということで、取り付けブラケットを自作して見栄えも安全性も確保しちゃおう!という作戦なのです
…カッコよく書いていますが、結果から言うとそれほどたいしたものではありません(笑)
2
はい、材料はこれだけ。
なるべく安く、簡単にできるように構造を考えました
①左下に、ブラスターSSコイル
②上にミニ純正コイルブラケット
ただし、もともとついているスタッドボルト2本をサンダー等でかっ飛ばし、穴2個の状態にしています。理由は後述
③黄色矢印、今回自作したブラケットです。
3mm厚、100mmx100mmのアルミ板を数百円程度で購入し、エアソーやドリル等を用いて現物あわせでこのような形を作りました。
両端の大きな穴2つは②との締結用。間の逆三角形状の小さな穴3つはコイルとの締結用です。
何故このような妙な外形形状になるのかはあとで説明
④その他は締結用ボルトナット類
黒くて短いボルト2本は自作ブラケット~純正ブラケット締結用、間にスペーサ代わりのナットを挟みます
右側にある細くて長いボルト、ナットは自作ブラケット~コイルとの締結用です。
純正ブラケット流用などせず、1からフルブラケットを自作すればもう少しカッコよいものができるのですが、曲げ加工など手順が複雑になるし、お金もかかるので、このようなシンプル構造にしました。あとで紹介しますが、ブラケットを2ピースにしたほうが装着が簡単にできるというメリットもありました。
3
はい、くみ上げるとこのような形になります
…まったく分かりづらいですね(笑)
上からコイル~自作ブラケット~純正ブラケットの順で重ねていき、それぞれをボルトナットで固定。
1つ上の説明で、純正ブラケットからスタットボルトを取り外した…と書きましたが、その理由がここで説明できます。
純正ブラケットのスタッドボルト2本の間にコイルがうまい具合にはまるのですが、ピッタリすぎたのです。
スタッドを生かして自作ブラケットをナットで固定しようとすると、コイルとのクリアランスが小さすぎ干渉して装着できません。(わかるかな?)
ということでコイル側からボルトをさす構造に見直しました。
ボルトも内六角タイプにして外径を小さくすることにより、ぎりぎりクリアランスを確保できました(黒いボルトの部分です)
最後に手前の銀色のナットで裏側から黒ボルトと締結すれば完成なのです。
4
別の角度から。
単にこの整備手帳の写真掲載枠が余ったので…(笑)
そうそう、ブラケットは手が当たって怪我しないように、ふちをすべて丸く加工し、エッジが出ないようにしています。
まあ、現物合わせの適当形状出しなので、突っ込みなきよう。ははは。
ごらんのように組んでしまえばほとんど見えません。
5
さて、装着です。
まずは先ほどの仮組みを外して、純正ブラケットを先にエンジンに装着します。もともとこのブラケットはこの位置にあったのです。
ミニのエンジンルームは狭いとは言え、結構すごいところにコイルを置いたものです。3番4番プラグの間&エンジンのすぐ隣ですよ!
何故先にこの純正ブラケットを装着するかというと、丸ごとだとコイルがかぶってしまって、このブラケット~エンジンの固定ナットが締められないからです。
今回ブラケットを2ピース構造としたのはこのためです。
6
そのあと、自作ブラケット&コイルASSYを装着し、ボルト締結を行って完成です。
ごらんのように左右だけでなく、上下方向にもぎりぎりの位置関係なのです。コイルは上側がエンジンに傾く斜め装着をしているため、これより上にセットするとコイルがヘッドカバーに干渉する。
下に下げるとプラグキャップと干渉する…本当にぎりぎりです。
まあまったく違う場所に設置するという手もありましたが、なかなか場所がなかった…。手前のクーラーコンデンサがなければこちら側に装着すればきれいに収まったんですけどねぇ。
7
反対側から撮影したものです。
プラグキャップとの隙間がほぼないことが分かりますね。
この3番プラグだけでなく、その奥の4番プラグも同様の隙間関係です…いやぁぎりぎり。
自作ブラケットがあのようにちょっと妙な形にせざるを得なかった理由がこれです。
現品あわせで形を決めたので、何とかよけることができたのですが、ゆっくり考えたらもっといい形にできたかもしれません(笑)
とにかく、固定は完全にがっちり。
まったくグラグラしません。
位置も純正と同じで前方から風が当たるのでGood。
8
…でもボンネットを閉めちゃえばまったく見えません(笑)
いい加減に作っても問題なし!
固定をしっかり、周辺に干渉しない、という目的を達成しているのでいーんです。
これで万全!
おかげで元の円筒型コイルはつけられなくなりましたとさ(笑)
さあ、(かなり限定的な人向けになりますが)自分でやろうぜ!
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