STACK ST3111 ブーストゲージ取り付け その2 室内側
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
エンジンルーム側からの続きです。
このメーターには白色のLEDバックライトがついているので
イルミに連動できるように配線加工します。
加工したくない人は、他からIG電源引っ張ってきてIGオンで光らせてもいいかもしれません。消費電力小さいだろうし。
今回は、あくまでライトオンでのイルミ連動でいきます。
今回、ヘッドライトリレーより上にヒューズ(常時電源)があるので、いつものヒューズから電源取り出しグッズが使えません。つきっぱなしになってしまいます。
Navi裏からイルミ信号とるのも手間ですし。
だからもうヘッドライトリレーより下流で取るのが吉と思いました。
2
という事で早速であれですが、
イルミネーション電源は右膝付近にあるE-CONスイッチの照明電源(12V)からハンダで横取りすることにしました。
LED照明なので、一個増やしたところでヒューズ容量に悪影響はないでしょう。
近くのVSAオフスイッチや、ヘッドライトレベライザー照明からもプラス電源は引き出せます。全部並列です。
色はピンクのやーつです。
ビニールテープを剥いで、コルゲートを捲って
切り込みをいれて、銅が露出したら汎用のエーモン配線を巻き付けてハンダを流します。
お金があればエレクトリカルタップでもいいです。
その方が実際楽ですしね。
今回は手持ちがないのと、確実性を重視してハンダにしました。電池式ハンダゴテなので、温めが難しく…若干芋ハンダ気味なのは気にしないでください。(確実性が…)
ちなみに、黒の線が2本カプラにあります。
ここからアースも一緒に取れそうですが、それぞれヒューズボックス内の回路を通っているようで、ボディ間との抵抗が8Ω、20Ωと、それぞれ異なっていたのもあり、変な回り込みやノイズ流入のリスクを避けたかったので別途アースを用意することにしました。
楽できると思ったんだけどな。
3
アースはここ、ボンネットオープナーのボルトと共締めにしました。アースボルトじゃないし樹脂ステーなので、アース取り場所としては不適切ですが、
まあ固いことは言いっこなしです。熱を持つようなら、別途考えます。
ここからAピラーへ導いていきます。
もちろん、各部養生しながらです。
4
メーターカップを用意します。52パイなので、オートメーター社のこの2204という52パイのカップを用意しました。
最初は日本精機(Defi)の補修用カップを流用しようと思ったんですが、全然奥行きが足りません。向こうはコンパクトな電気式用ですしね。
結局無駄にしてしまったので、泣きながらこれを買い増しました。最初から大人しくこれを買えば良かったですね。
金属製でかなりいい感じです。
5
そしたらメーターの下ごしらえです。
後ろのネジの出っ張りが邪魔なので、
隣のイルミ用端子くらいの長さにカットします。
丈夫なニッパーで簡単に切れます。
まずカップに収まらないのでこの工程はマストです。
端子も下に向けて曲げないと収まらないので、下向きに曲げます。平端子で接続します。
Aピラーガーニッシュを通した先にギボシなどつけておくとメンテナンス時に脱着が容易になります。
だから、この段階でハーネス関連を全て準備しておくと、後が楽でおすすめです。
車上で現物合わせで何やかんや…なんて正直やってられないと思います。
6
Aピラーガーニッシュを外して、下穴をあけます。
付属のタッピングビスは3mmの下穴でちょうどいいです。
裏側に、デフロスタ吹き出し用のドアガラス向きのダクトがありますので、外して作業したほうが仕上がりが綺麗です。(まあビスは貫通するのでそのまま一緒に下穴開けちゃってもいいんですけどね。)
ちなみに、この車両にはサイドカーテンエアバッグは搭載されていませんので、この場所にメーターを設置できますが、もし搭載車ならこの場所に設置はやめてくださいね。
(どうしてもと言うならエアバッグキャンセラーを入れるかです。)
SRS展開時にぶっ飛んできたり目に刺さったらコトですから。
搭載車は大人しくインパネ中央の安全地帯に設置が良いでしょうね。(無限の取説通りの場所です。)
7
無骨ですが、取り付けイメージこんな感じです。
貧乏性なので、本当は穴あけはしたくない気もありましたが、両面テープじゃ心許無いのでしっかり重視で設置しました。
ただ失敗はできないので
仮合わせを繰り返して十分に検討して位置を決めました。
ポイントは、
インパネに干渉して異音にならないこと。
前方視界の妨げになりにくいこと。
視点移動は最低限にできるよう配慮すること。
ドライバーに正対できるような角度に調整出来ること。
太陽のガラス反射は極力避ける角度配置であること。
ドリンクホルダーの飲み物と干渉しないこと。
内窓の清掃時邪魔にならないこと。
事故時、頭がぶつかりづらいこと。
ハンドルを持つ手で隠れないこと。
ここの他に、ホースと配線が通る付属のグロメットをつける穴を開けます。
穴は9mmで良さそうです。
メーターの裏で視界に入らない位置に、清水から飛び降りるかの如く大胆にかつ繊細にドリリングします。
8
車両に接続の図です。
フェルールの接続は説明書に記載通りにやれば
何も難しいことはありません。
アタッチメントにはフッ素シールテープを忘れずに巻きましょう。
最後に、剥き出しの配線とホースをコルゲートで覆って出来上がりです。お疲れ様でした。
インプレですが、
アイドリング中は少し針が震えています。暴れはしていないので、オリフィスは必要ないかもしれません。
少しエンジン回ればピタっと決まり視認性は最高です。
しかもアクセル操作にビンビンにレスポンスします。
バックライトも眩しすぎず暗すぎず。
なにより、三連STACKの文字が浮かぶというだけで気分が盛り上がります。
ピークホールドとかリプレイなんかありませんが、
街乗りノーマル車なんで、極論必要ありません。
せいぜい完全暖機時の負圧(-0.6BARくらい)と、ピークブースト(0.9BARくらい)にシールでマークしとくくらいですかね。
針の動きから色々見えてくるものがあったりして、
エンジン制御、ミッション制御に関する気づきの宝庫です。
運転の楽しみがまたひとつ増えました。
うおーSTACKメーターかっこえー
(MotoGPマシンみたい!違うか…笑)
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