ルームランプの点灯パターン変更

この作業は、今から4～5年程前(はっきりとは覚えていません)に行ったものです。当時SNSは一切やって居なかったので、今回のアップにあたり写真は新たに撮りました。

好きで130クラウンに乗っていますが、気に入らないところも、無い訳ではありません…。
130クラウンの気に入らないところ。それは、ルームランプ。

天井のルームランプスイッチを｢door｣にして、前扉を開けると点灯しますが、後ろ扉を開けた時には点灯しません。何故こんな制御なのかは解りません。これが逆なら納得出来るんです。後席で寝てる人を、ルームランプで起こさずに済みますから…。
さて、余談はこのくらいで、

一応純正の点灯パターンを書いておきます。
前右開:ルームランプ点灯、左右ドアランプ点灯
前左開:ルームランプ点灯、左右ドアランプ点灯
後右開:ルームランプ消灯、右ドアランプ点灯
後左開:ルームランプ消灯、左ドアランプ点灯
いったいどういう回路でこんな事になるのか、配線図を引っ張り出して調べました。
写真はインテリアランプ回路のドア周りの部分です。一番上の線は、ルームランプのヒューズから来てます。
カメラの性能が低いので、ボケるのはご容赦ください。

つまりは、この赤丸のダイオードが居るために、前ドアの時には成立するルームランプの回路が、後ろドアだと成立しないんですね。でもメーターの半ドア警告灯は点灯出来る。
このダイオードが居なければ、どのドアを開けてもルームランプは点灯します。(赤丸のダイオードの右にある2つのダイオードも短絡すると、すべてのドアランプとルームランプを一斉に点灯できます。)

後ろ扉開でルームランプを点灯させる為に、一番簡単に対策するなら後ろ扉と前扉のドアスイッチを繋げれば良いのですが、それだとすべてのダイオードを短絡した事になり、前ドアのみを開けても後ろのドアランプも点灯してしまいます。81のマークⅡはこんなだったような…。でもこれでは高級感がありません(個人的見解)
1Jカプラーの3番と1Cカプラーの1番の間にダイオードがあるんですね。
それは何処??

これは運転席足元のヒューズボックスのところです。(名称:J/B No.1&カセット)この中にダイオードが居ます。

この赤丸のダイオードが犯人です。さぁこれを短絡…

あああぁ…
このダイオードを直接短絡するならカセット開けないとダメじゃん(ToT)
そもそもこんなカセット外せないし…、
あれ？1Jのカプラー、カセットの裏側じゃん(´д｀|||)アプローチ出来ない…

あ、1Jのカプラーの3番がつながる先はメーターの半ドア警告灯ww

ならカセット表の1C-1からメーター裏のY-1まで短絡用の配線を引けばいいじゃないか(^^)v
ってことで、

この白い12極カプラーの(写真の)右端の赤線に黄色の模様の線に、某カー用品店で買った配線を割り込ませます。

写真の、割込ませが2つ並んでいる内の左はメーター電源で、タコメータへ繋いでいます。

メーター裏…
ごちゃごちゃです…。美しくない(T_T)
純正ハーネスに沿わせているコルゲートチューブが、今回の改良で足したもの。中の線は1本ですが、その辺にあったチューブを使った為、ぶかぶかです。まぁ、配線が何処かに触ってショートする心配はないので良いでしょう。

そして足元。
まず仕切り板を外します。
そしてメーター裏から下ろしてきた配線を1C-1へ割込ませます。

これで後ろドアを開けた時にもルームランプが点くようになりました。勿論、後ろドアのドアランプは、開けたドアしか点きません。(前ドアのドアランプとキー照明は、後ろドアを開けただけでも点くようになりました。)
私はしていませんが、今回足した配線にスイッチを噛ますと、後ろ扉とルームランプを、連動、非連動を切り替えられます。


13乗りの方でこの改造を真似される方、年式、グレードによりカプラーや配線色が違うかもしれません。一応配線図はあるので、質問頂ければ調べますが、加工は自己責任でお願いします。