2008年01月05日
さっきコンビニで買い物をして駐車場に停めてある黒のRを見た瞬間、ふと昔のことを思い出しました。
それは私が単車乗りの頃、32Rが出て間もない頃の話です。
当時の私は車には全く興味が無く、市販車ではバイクの方が圧倒的に速いものと思っていました。
いつかの土曜日、私は日帰りツーリング仲間3人と一緒にNSRで箱根に行き、芦ノ湖スカラインの駐車場の隅に座り込んでいつものバイク談義に華を咲かせていました。
その時、綺麗な黒のRが駐車場に滑り込んできました。
「おっ! Rじゃん♪」
最初はそんな感じでしたが、よく見るとフロントのナンバープレートがプラプラと前後に揺れています。
停まったRから降りてきた人は中年の男性で歳は今の自分より幾つか上のような感じです。
見た目はごく普通のおじさんです。
その方が私達に話しかけてきました。
断片的な記憶しかないのですが、ナンバーのことについて話したことは憶えています。
「風が当るとナンバーが押されて見えなくなる。」とか、
「その件で先日警察に停められて切符を切る切らないで大喧嘩した。」とか。。
とても明るくて気さくな方だったので、R乗りらしくない(当時は硬派だと思っていたw)人だと思いました。
長く話した後、途中まで一緒に帰ろうということになり、Rとバイク4台で箱根の山をゆっくりと下りました。
西湘バイパスの手前、カマボコ屋さんの前あたりで一旦Rがハザードを出します。
「じゃ、バイパスに乗ってからお別れということで。」
お互いに礼を交わし、再び走り出します。
西湘バイパスに乗った途端、黒のRはいきなり全開走行に。
そのRに引っ張られるように私達4台がフルスロットルで後を追います。
しかし、NSRの加速を以ってしてもRとの距離は縮まりません。
『Rってバイク並みの加速をするんだ・・・。』
寧ろカウルの中に身を押し込めないと厳しい領域に入ってからはRはどんどん離れて行きました。
自分がRを所有するようになってからも、暫く思い出すことの無かった出来事ですが、Rは凄い車だと思うようになったきっかけは多分この時だったのでしょう。
ちなみに自分のRは全開にすると、どこかが壊れそうで別な意味で凄い車になってますが。。。
Posted at 2008/01/05 13:29:52 | |
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