航空機(旅客機)ではかなりの個体差があります。製造時期や機齢などにもよりますが差は極端な事が多いです。もちろん安全運航に支障が出る程のものではありません。今までに航空機関士としてボーイング747-300、操縦士としてBoeing 737-300, Boeing 737-800とAirbus A330-300に乗務してきましたが航空機関士として乗務した747-300は個体差が凄かったです。航空機関士の業務内容は、機体の重量計算、離着陸の為の計算、エンジンの始動、飛行中のエンジンの管理、機体の与圧の管理等、多岐に渡ります。現在では航空機関士が必要な旅客機はあまり存在しません。イランで未だに現役の旧式747やソビエト製の旅客機、アメリカ大統領専用機等を除いて航空機関士の業務はコンピューターが行うようになっています。また、旧型機でも機体の規模が小さい737やDC-9系等は元々航空機関士が不要です。日系やオーストラリアの航空会社では航空機関士が必要な航空機はもう存在しません。