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た~くん いんぷの愛車 [スバル インプレッサ WRX STI]

整備手帳

作業日:2025年6月22日

ガレージライフを楽しんで診よぅ~(増設タンク改良編)

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 12時間以上
1
ガレージライフを楽しんで診よぅ~
(airToul準備編)の続編。
写真はAP 縦型サイレントエアコンプレッサーセット(限定)の品となります。
今回は、コンプレッサー本体に付属のサブタンクを増設して診よぅと思います。
コンプレッサー本体にサブタンクを組み合せて容量UPと設置に関する改良を施します。
それでは行って診ましょぅ♪
( `・∀・´)ノ
2
初めにエアーコンプレッサのタンク増設とは?
・空気容量の増加
・圧力の安定化
・コンプレッサーの負荷軽減
・作業範囲の拡大
サブタンクとは、コンプレッサー本体とは別に設置されるエアタンクのことを指します。
コンプレッサーの内部には、通常ある程度の空気を溜めておくタンクが搭載されていますが、その容量には限界があります。
特にエア工具を使用する際には、瞬間的に多くの空気を消費するため、タンク内の圧縮空気が不足しがちになります。
よく「トルクが足らないなー!」とか感じた方もいるのでは?

対策としてサブタンクを追加し、コンプレッサーが作り出した圧縮空気を余裕を持って蓄える事で必要なときに安定したエア供給を行うことも可能になります。
同時に圧力の変動も抑え、エアー工具作業の精度を向上させる効果もあります。
3
最初にサブタンクを設置するにあたり注意事項が幾つかあります。
1⃣設置スペース
サブタンクはコンプレッサーの近くに設置する必要があります。
十分なスペースの確保ができるか?を事前に確認して適切なサイズを選ぶことも大切です。
2⃣サブタンクとコンプレッサーの接続方法も確認しておくべきポイント。

3⃣エアホースの長さや配管の設計を考慮し、効率的にエア供給が行えるようにする事もポイント。

1⃣~3⃣を踏まえ、DIYによるサブタンク増設への設置案を立てます。

①機器とサブタンクの一体型!
コンプレッサ本体との一体化を目指す。
サブタンクのみの使用事案が無い為、出来るだけ機器を一括化したい考え。

②配管接続の簡易化!
増設タンク出力とシングルタンク出力に切り替える際、エアー配管を複雑化しないシンプルな構造にする。

③移動の合理化!
コンプレッサ本体とサブタンクを簡単に移動が出来る仕組み作り。

④メンテナンスの簡易化!
分解、組み立てが容易に出来て、メンテナンスも簡易に出来る事。

⑤設置スペースを最小限に!

の5点を目標に作成をすすめます。
( `・∀・´)ノ
4
コンプレッサー本体とサブタンクを一体化する為のフレームを作成します。
作製に辺り、矢崎化工のイレクターパイプ28パイを使用します。
DIYにてイレクターパイプを使用するのは今回初となります。
「うまくいくのか?」
 心配ですが~
  どうなることやら..( ˘ω˘)

コンプレッサーの形状や寸法を測定し、それに合わせたフレームを構想。
簡易な設計図を作成し、パイプの寸法、パイプの必要本数を予め調べておきます。
5
設計図を基にパイプを選択。
予め矢崎化工イレクターパイプシリーズのパンフレット(無料)を貰って置くと作業効率が格段にUPします。

調査済みからの購入なので、5分と掛からずスムーズに購入出来ます。
6
簡易設計図を基に、パイプの固定に必要なジョイントの選択と個数を調べておきます。
ここで注意するのが、
パイプを貫通させ固定する箇所と、非貫通にてパイプを固定する箇所を選定します。
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無料のパンフレットに各ジョイントのタイプと外寸法、内寸法が細かく記載されているので、適所な部材選択が出来るかと思います。
丁寧なパンフレットでかなり重宝しそうです♫
初めての使用でしたが、スムーズに設計から購入までが出来ました。
8
その他工作に必要な、
ボルト類
ナット類
金属部品等
アルミ板
エアー関連部品
を選択。

結果
表中1~16 イレクター部品代
 7,552 円
表中17~34 その他パーツ代
 8,910 円
合計
 16,462 円となり
部品代がここまで掛かったからには、
完全完成させないといけませんね~ (;'∀')
9
設計図を基にイレクターパイプを切断しジョイントにて接続。
ジョイントを接続した時に設計の長さになる様にパイプをカットします。
矢崎化工さんのサイトに行き、カット寸法を簡単に割り出せる計算アプリもあるのでそれを使い計算します。
これは便利ですょ♫
10
パイプをカットする際、パイプカッターを使用。
既存の工具はやや小さいですが、保有するパイプカッターを選択..おそらく中サイズかな?

初期から締め付けのネジを締め過ぎず、ゆっくり1週、樹脂部分にカット傷をパイプに着けた後、ネジを徐々に締め付けなっがらパイプを回転させていくと、最終の金属部分まで上手にカットが出来ます。

最初からきく締めて回転させると、回転中に斜めに刃がズレ、螺旋状にカットする時があるので注意します。
自分の場合、銅管加工にて使用経験があったので違和感なくカット出来ました。
先程のアプリにて、ジョイント内に収まる分を含んだ寸法にて計算が出来る事で、適切な組み付けが出来ます。
11
コンプレッサーとイレクターパイプの固定は、既存するハンドキャリー部分の治具を使用。

1⃣ パイプ繋ぎ金具65㎜を選択。
金具を治具に固定する際、治具側の太さがやや細い為、当て木を使いプラハンマーで叩いて挿入。
挿入する際、加工した穴がズレない様注意し挿入します。
写真では付属のネジにて治具に仮固定をしていますが、後にステンボルトに交換。
貫通固定での強化を施しました。
0⃣ステンボルト 10㎜×35
0⃣ステンくさびナット M10
1⃣ステンキャプボルト 8㎜×45
1⃣ステンフランジナット M8
太めのボルト類をを使い、コンプレッサ本体にしっかり固定。
挿入したパイプ繋ぎ金具の反対側は、28㎜のパイプ接続となりますので、そこへボルトの固定で、抜け防止とグラつきを防止。
12
設計図にてカットし、各種ジョイントを使い仮組まで。
この段階では、全てのパイプとジョンとが組まれた状態ではありません!
ここまで問題無く組付けが出来たので、ジョイントとパイプの接着に進みます。
13
パイプとジョイントとの境目にマスキングテープを貼ります。
仮組してあったパイプ等を一旦分解し、最小限分解出来る処迄パーツ毎に分解。
パイプとジョイントの組み合わせ箇所に、イレクターパイプ専用の接着剤、サンアロー接着液を使い接合部分に接着液を流し込みます。

付属のスポイトに金属製のパイプを組み込み使用。
浸透タイプの液材なので、非常に緩く注入時に垂れない様に注意しながら接着します。
溶剤を多く入れ過ぎると、反対側から流れ出てきます。
溶剤が付着したり、流れ出た場合は拭き取らずそのままの乾燥が良いでしょう。
溶剤を拭き取ると、パイプの色落ちなどが在る為、無理に拭き取らない方が良いとされています。

接着剤がパイプとジョイントを溶着し、完全乾燥するのに約24時間程かかります。
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溶剤乾燥中のイレクターパイプが外してある内に、コンプレッサー本体にアジャスターボルトM10×50㎜を使い補助脚を作成します。
本体重量+サブタンク重量が車輪に直で掛る事で車軸に負担を掛けてしまうのを防止します。
アジャスター付きの脚を選択。
脚のボルトの太さは10㎜を選択し強度は十分。
コンプレッサ側の治具穴を8.5㎜に拡張。
タイプにて治具穴を10㎜のネジ山を作成。
アジャスターのネジ長を10㎜分カット。
ネジ目を補修し組み上げ。
直立の場合に車輪が約5㎜程浮く様に施工。
15
イレクターへの接着剤も完全乾燥。
フレームの組上がり強度が増したパイプをコンプレッサー本体へ本組付け。
残りのパイプフレーム、斜めの筋交い部分を作成。
切り落としのパイプ再利用でコストダウンです♫

パイプ全ての組付けが整った処で、サブタンクを載せて固定する部分の作成に移ります。
アルミ合金板 1.5×250×500 一枚
6⃣J-46 (固定5㎜穴に拡大加工)
6⃣ステンキャプボルト 5㎜×25
6⃣ステンフランジナット M5 
6⃣プラリベット 10㎜穴用 
6⃣ゴムワッシャNBR(2pcs入)

取り付けの穴の位置を探る際、治具に両面テープを利用し、設置位置に仮置きをして、アルミ板に治具を貼り付けてから板毎外します。
治具側のネジ穴から、アルミ板に穴開けしています。
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6⃣J-46(固定5㎜穴に拡大加工)
はタンクの固定に関して、どうしても、サブタンク固定用のナットの一部が重なってしまう為、J46の一部を切削加工してナットの逃げを施しています。
プラリベットをアルミ板に刺す際、パイプとジョイントとの高低差が約4㎜の為、ゴムワッシャNBRを左右に2枚ずつ入れ隙間対策をほどし、プラリベット固定の強化を施してあります。
17
6角アップセットボルト 8㎜×40 
くさびナット M8(ネジ頭12㎜)
皿ばねナット M8(ネジ頭13㎜)
を使用。
先程のアルミ板の固定のみでタンクを取り付けた場合、成立の場合は良いのですが、移動時の斜めにした際、プラリベのみの底板の固定では強度不足になります!

アルミ板とパイプとの固定を強化。
パイプ貫通でのボルト固定で、底板とタンクの脱落防止を行います。
6角アップセットボルト 8㎜×40で本固定。
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サブタンク付属のドレンコック、底の蓋部分を六角レンチを使い分解。
そこに
菅接手エルボユニオン Q2l06-0
径6㎜ R1/4
を接続しホースの向きを直線からL字へ変換。
締め過ぎず、緩すぎず!
締めすぎるとドレンコックが開かなくなりますのでご注意!
エアホース 外径6㎜/内径3㎜
を繋いでおきます。

サブタンクの脚の間に、取り付け補強のフレームを追加。
補助金具HKB-01 400㎜ 6H
厚みもあり、少し高価でしたが、しっかりした金具を使い、タンク脚部の左右を連結しフレームの増設と取り付け強化を狙います。
19
タンクの脚部の穴を拡大。
ボルト5㎜穴から8㎜穴へ
6角アップセットボルト 8㎜×35をセット。
ボルト下からくさびナット
M8(ネジ頭12㎜)
を使いアルミ板との間に隙間を開けつつ、アルミ板へのボルトの刺し位置を微調整し、ボルトの本締めを行います。
ボルトは固定の強度を保つ為、8箇所施工。
タンクとアルミ板の間に在るボルト等の頭を避ける為、隙間を開けてあります。
ナットとアルミ板の間の隙間に対応出来る薄型スパナが必要になります。
又、同じナットを使用する事で、8箇所全て平均した隙間を開ける事も出来ます。
サブタンクの底板取り付けと調整が終了した後、アルミ板下側から、
皿ばねナット M8(ネジ頭13㎜)
にてサブタンクを固定。
20
ドレンコックの下、アルミ板の箇所に22㎜(ホルソー所持)の穴を開けて、ドレンコックの逃げを作成してあります。
穴を開けてストレート接続でも良かったのは内緒で..
サブタンクのドレンホースをパイプに這わせ軽く固定。これでサブタンクからのドレン排出も容易に出来ます。
21
作業完了です。
正面部:
サブタンクと本体との一体型が完成。
頭でっかち!ちょっと不細工ですが..(笑)
サブタンクがコンプレッサー本体の上部に固定された為、通常の設置方法よりコンパクトに納まりました。
22
側面部:
コンプレッサーのポンプ部分周辺も開けているので、放熱も通常と変わらないかと思います。
もし圧縮時の熱がこもる様なら、追加ファンの設置でもやろうかと検討中!
23
後側:
ハンドキャリー兼、ベースとなるパイプフレーム部分の長さが少し短かったですが、コンパクトが目標の為、まあこれで良いかと思います~( ˘ω˘)スヤァ
24
コンプレッサーの移動:
サブタンクタンク上部の取っ手をつかんで、本体の移動をしてもびくともしない強度の確保に成功。
サブタンクも同時に移動が出来る為、便利かつ効率的に(^^♪
25
エアーの切り替え
本体を通し、
・サブタンクからのエアー出力
・本体のみからのエアー出力
2種とも切替が簡単に、配管の延長も無く直ぐに切替が可能。
今後の課題は、サブタンクの出力側にレギュレータの取り付けを計画中♪

今回、サブタンクの縦式改造までは行きませんでしたが、コンプレッサー本体との合体は出来ました。
これから使用して不具合等無いか検証を行う予定です。
もし気になる方がいましたら、
ご参考までに.. ( `・∀・´)ノ
コーティング

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何シテル?   08/19 21:31
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