
以前からサンバーのブースト制御について考えてましたがよく分からず終い…
色々整理して考えてみました。
机上の空論ですので実際試してません。
そのうち試します。
机上の空論という事を踏まえた上で読んでください。
通常、アクセルONでブーストがかかり過ぎた場合は
①ブーストセンサーが規定圧オーバーを感知。
②ソレノイドバルブという部品が動く。
③ブースト圧がアクチュエータに送られる事でタービンにかかる排気圧を下げる。
仕組みになっています。
また、②のソレノイドバルブですが無い車もあり、その場合はアクチュエータのバネの作用でブーストをコントロールしています。
で…
スーパーチャージャーはどうしてるかと言うと
R1、R2、ステラで言えば
①ブーストセンサーが規定圧オーバーを感知。
②ソレノイドバルブという部品が動く。
③ブースト圧がアクチュエータに送られる事で【サージタンクの圧を逃がす】
仕組みになっています。
ところが…
サンバースーパーチャージャーは違います。
サンバーは
①ブーストセンサーはあるけどソレノイドバルブなんてものは無い
↓
ターボ車ソレノイドバルブ無し車同様にアクチュエータのバネの作用に頼る…みたい()な感じなのです。
みたい…というのもターボ車はブースト圧をアクチュエータに送る。と書きましたよね。サンバースーパーチャージャーはそれをするとなんと【ブースト圧が上がる】のです(爆
もうEN07名乗るの辞めて欲しいですね。
サンバーのEN07だけ違うところが多すぎです。
セルモーターの位置も違いますし吸気・排気も違いますしそれに伴ってカムシャフトとかも全部違いますしもはや別物です。よくあるヴィヴィオにプレオカムシャフトを使うことでハイカム化とかサンバーだけは不可能です。同じEN07って名前なのに。
話は逸れましたがじゃあどうやってブーストをコントロールしようか。と言うところですが…
簡単です。ブーストを上げたい場合はアクチュエータにブースト圧を送ってやってブーストを下げたい場合はアクチュエータにブースト圧を送らなければ良いのです。
一般的なブーストコントローラーは
【ブースト圧を上げるためにアクチュエータにブースト圧を送らず、設定したブースト圧に達したら送る。】という制御です。
まぁアクチュエータの押さえる力以上の排気圧がかかればそれでブースト圧はそれ以上かからないのですが…(強化アクチュエータはアクチュエータが純正比で勝手に開きにくくしてある)
じゃあサンバーは??というと
①ブースト圧を取り出せるところからホースをアクチュエータまで繋ぐ(このままだと永久ブーストアップ☆)
②ブースト圧取り出し口とアクチュエータの間にソレノイドバルブを繋ぎます。
この時ソレノイドバルブが作用したら空気が逃げる様に配管します。
そうすればソレノイドバルブが作用した際にアクチュエータにかかるブースト圧は下がり(完全には下がらない)ブーストを制御できるはずです(机上の空論です)(2回目の喚起)
んでコレには多くのリスクがある(ざっくり言うと他の制御も狂わせて壊れる)ので
「なるほど。こうすれば良いのか。」と安直に思わないで下さい。
現時点での課題も多くあります。
本来サンバーのアクチュエータに正圧はかからない設計ですしブースト圧取り出し方法もフューエルプレッシャーレギュレータやブーストセンサー位置から取ればいいや!と間違えるとまぁ言うまでもなく壊れる方向に行くのは間違い無いでしょう。
んな事言うとブーストアップも壊れる方向ではありますがw
サンバーにブーストコントローラーを取り付けた記事はネットを探してもありません。
ブーストアップ方法は有りますね。上で書いたプーリーを交換しなくてもブーストアップできる方法は他のブログとかでも書いてる人がますが笑笑
ちなみに…
シナノサンバーのブースト圧は0.77bar
純正サンバーのブースト圧は0.59bar
0.88プーリーを組んでいてもインタークーラーの効果でブーストダウンしてます。
試しにアクチュエータへブースト圧をそのまま送ると一瞬ですが1.1barはかかりました。一瞬というのもECUの燃料カットでそれ以上回らなくなるだけなのでECUを騙せば1.5barとか掛かる見込みです。やばぁ…
あと残念なことにサンバーは6月7日のサンバーオフを境に来年以降まで乗れなくなります。(会社の事情)
なのでブーストコントローラー取り付けとかはできないかもしれません。
Posted at 2025/05/31 18:53:03 | |
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