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K2Rの"至極のグランツーリスモ" [スバル レガシィツーリングワゴン]

整備手帳

作業日:2025年4月12日

パワステポンプ、オルタネーター交換

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 6時間以内
1
今年1月くらいからエンジンルームから異音が出ていました。一般的に言われるパワステポンプがヘタったときの「ウーン」というような音ではなく、「ブンブンブンブン」というような連続音でした🤔。3月にパワステポンプのプーリー内側を覗いてみたら、フルードが滲んでいるのを発見😨。フルードがポンプ下側に垂れてくるほどではないけど、ついに来たかという感じで、パワステポンプを交換することにしました。
どうせならということで、オルタネーターも交換することにしました。
2
パワステポンプの交換では、ハンドルをぐるぐる回す作業があるので、車体をジャッキで上げてウマをかけます。
以前BL5で同じことをやっていますが、S402(BP9改)もやることは同じです。サクッとジャッキアップしていきます。
3
ジャッキを当てるポイントは、車体下側のアンダーカバー後端あたり。もうちょっとわかりやすくてもいいのになぁと、いつもボヤきながら探っていきます。
4
ホントはアンダーカバーを外してジャッキアップしたいのですが、アンダーカバーを外しても元に戻せる自信がないので、カバーの上からジャッキを当てちゃいます。
我家の庭は未舗装なので、ジャッキの下に園芸用のコンクリのプレートを敷いて、沈み込みを抑えます。
5
オルタネーターも外すため、バッテリーのカバーを外して、バッテリーの端子を外しておきます。
バッテリーを外すときには、ヒューズ交換とか、いろいろとやりたいことがあるのですが、今回は時間がかかる作業のため、目的の作業だけを進めます。寄り道はしません。
6
オルタネーターのバッ直の端子やカプラー類を外していきます。
どのカプラーも形状が違うので、接続を間違えることはありませんね。作業後に指し忘れないように注意します。
こうして写真を撮りながら作業を進めれば、位置や形状を忘れてもあとで見返すことができるので、安心です。
7
オルタネーターを外していきます。
①②③の順にボルト類を緩めて補機ベルトを外します。
オルタネーターはピッチリはまり込んでいますが、①のボルトを緩めて引き抜いて、右上に持ち上げるように動かしていくと、上側に外れていきます。けっこう重いです。
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新旧オルタネーターを並べて比較。
右がいままで14万キロ動いていたオルタネーター。左がリビルト品。
S402(BP9改)のオルタネーターの型番は「23700AA521」。通販サイトで送料込み2.3万円ほど。今回はアーネストさんのリビルトにしました。もちろん旧品の返品送料込み。
高効率、高出力のオルタネーターも考えましたが、どちらかというとあまり良いウワサを聞かないので、素直に純正標準と同じ型式のリビルト品にしました。パワステポンプも同様です。
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オルタネーターが外れたら、パワステポンプを外す前に、タンクからパワステフルードを抜いていきます。100均の金魚水槽掃除用のスポイトを使ってフルードのタンクからフルードを抜いていきます。抜いたフルードはペットボトルに吐き出していきます。
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パワステポンプから低圧側のホースを抜きます。エアインテークダクトや、エアクリーナーからのホース類は外しておくと作業がしやすいです。
BL5の作業時に購入したウォーターポンププライヤーが役立ちます。ホースはとても硬く抜きにくいですが、新品に交換するので、ゴリゴリ引き抜いていきます。ホースのクリップは再利用しました。
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ホースからもフルードがダバダバ出てくるので、ウエスやペーパータオルなどを下にひいて、フルードを受けるようにしておきます。けっこう出てくるので、ホースをペットボトルに突っ込むなどして、フルードをよく抜きます。
12
高圧側のホースも、ボルトを緩めて抜いていきます。こちらもフルードをエンジンに垂らさないようにペーパータオルなどでしっかり受けます。ガスケットを落とさないように気をつけます。
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パワステポンプは、前側2つ、後ろ側1つのボルトでエンジン上部に固定されています。ボルトはけっこうわかりにくい位置にあるので、手探りでボルトを確認して、ボックスレンチで緩めました。
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今回購入したリビルトのパワステポンプにはプーリーが付いていないものだったので、外したポンプからプーリーを外して移植します。私はプーリー外しを使ってプーリーを固定して外しましたが、インパクトレンチがあると外すのが楽だと思います。
V字のブラケットがT40のトルクスのボルト2つで止まっているので、これも外します。万力などでポンプが固定できればブラケットを外す作業も簡単なのですが、ポンプを固定できないとけっこう大変です。
プーリーを外してポンプの軸を見てみると、けっこう傷んでいるというか、シールがダメな感じです。完全にイカレる前に交換して正解です。
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新旧パワステポンプを並べて比較。右がリビルト品で左が車体から外したもの。
忘れないようにブラケット類を移植していきます。

S402用のパワステポンプの型番は「34430FG040」。STIの拘りで、パワステポンプもパワステラックも、BP/BLの他の車種とは違う型番なので、探すのが大変。部品商によっては在庫が無いことがあります。特にラックは見つからないです。S402のオーナーの皆さんは苦労されるところですね。
パワステポンプのリビルト品は、国内製で2.8万円ほど。こちらも返品送料込みです。

プーリーの締め付けトルク:90Nm
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パワステフルードのタンクを外します。画像ではもうホースを新品に交換してしまっていますが、ホースを交換する前にタンクの中をパーツクリーナーなどでじっくり洗浄しておきます。タンク内にフィルターがあるので、そのあたりを念入りに洗浄して、洗浄液を排出し、乾燥させておきます。
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今回交換したホースとガスケットの型番。いずれも通販で購入。
リターンホース「34611AG211」
オーバーフローホース「34611AG221」
高圧側ガスケット「34621AC024」
これらはBP5/BL5と同じですね。

高圧側ガスケットはリビルトのパワステポンプにも付いてきましたが、こちらの購入した純正品を使いました。
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パワステポンプのブラケットにリビルト品を装着するとき、問題発生。
画像のカラーを引っ込めないとリビルトポンプがブラケットに入らないんだけど、なにをやっても動かない😅。
説明が難しいけど、カラーに同径のレンチソケットをあてがって、万力で挟み込んでようやく動かしました。今回はこのカラーのせいで、けっこうタイムロスしています。
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若干のタイムロスはありましたが、元あった場所にパワステポンプとオルタネーターを戻していきます。
その前に、エンジン上部に垂れたフルードなどをパーツクリーナーなどでキレイにしておきます。めったに掃除できないところなので、しっかり拭き取っておきます。
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手順はわかっているので取付作業は手早く進みます。トルクレンチでトルク管理をしっかりやって、取り付けていきます。各カプラーも接続し、補機ベルトも装着します。
補機ベルトの張り調整って、ゲージとか持っていないからいつも悩みます🤔。調整ボルトにマジックで印を付けてあるんだけど、張り過ぎるとプーリーとか壊しそうで不安なので、緩めに張って調整しながらキュルキュル鳴かないギリギリを狙っています。(つまり何回か走って調整してます)


ポンプ後ろ側のブラケット固定ボルト締め付けトルク:37.3Nm 
T40トルクス締め付けトルク:15.7Nm
パワステポンプの車体側固定ボルト締め付けトルク:22Nm
高圧側ホース締め付けトルク:39Nm
ベルトの張り調整ロックボルト締め付けトルク:25Nm
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オルタネーターを取り付けるときに、ターミナルのプロテクター(赤いプラパーツ)を新品に交換しました。
熱で劣化して割れていたので、ついでに交換しました。
型番:「81931AG080」
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パワステフルードをタンクに注入して、エア抜きをします。
タンクをフルードで満たし、バッテリーの端子を接続してから、エンジンをかけずにステアリングを左右にゆっくりぐるぐる回して、フルードの循環を行います。タンクのフルードが減らなるくらい循環させたら、エンジンをかけてステアリングを左右にきって、エア抜き完了です。ウマを外して車体を下ろして、近所をゆっくり走ってきて、問題なければ作業完了です。
パワステフルードはBL5で同じ作業をやったときの三油化学工業のフルードの余りがあったので、それで足りてしまいました。
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パワステポンプの交換作業は、以前BL5で経験があったとはいえ、やはり1日がかりになりました。ボルトが緩まないとか、カラーが動かないとか、素人の工具ではどうしようもないこともあったりするので、時間と労力が必要です。2回やってみて思うのですが、動けなくなるリスクもあるので、やはりこういった作業は多少お金がかかってもショップにお任せしたほうが良いような気がしています🤔。
それと、さすがに還暦が見えてきた身体にはこたえますね。全身が筋肉痛です😅。
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【後日談】
交換後200kmほど走りましたが、オルタネーターもパワステポンプもしっかり動いています。パワステポンプが鳴かなくなったので、室内が静かになりました😄。
気持ち、ハンドルが軽やかに動くようになった感じがします。オルタネーターも新しくなったせいか、オーディオも良く鳴るので、一層ドライブが楽しくなりましたね。

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