クラッチO/Hにはじまり・・・その1
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
ショップ作業 |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
最近クラッチの滑り症状が出始めました。
自分がオーナーになってから約8万km、クラッチは一度も触っていませんでした。
もし前オーナーも触っていなければ、計約14万km無交換、いずれにしてもO/H時期ですね。
2
交換個所ですが・・・
1)クラッチディスク
2)クラッチカバー
3)レリーズベアリング
4)パイロットベアリング(カラー)
の定番に加え、クラッチフォークが嵌るデベソの部分(ファルクラム)も交換推奨とのこと。
さらに、車歴が古いので、
5)レリーズベアリングの土台(レリーズスリーブ)
6)クラッチフォーク
7)フォーク部のスプリングA
8)同上B
9)フォークブーツ
などなど可能な限り交換することになりました。
3
さらに予防整備も兼ねて、シフト周りの樹脂パーツも交換することになりました。
しかし、シフトレバーAssyは入手不可。シフトレバー側の樹脂パーツ(写真の32875)単品では手に入るものの、レバーを分離しなければ入らない!
あれこれ分離方法を検討してもらったのですが、プロの加工屋のアドバイスでは、相当技量高い職人さんですら、「やめときなはれ」の回答だったとのこと。
上級者達にも声かけていただいたのですが、誰一人としてこのシフトレバーの樹脂製リングを交換トライした人はいないそうで、これだけは今回断念・・・
4
さらにミッション脱着の際、車両下面のボディー形状が不適切なため、エンジンとミッションを切り離すだけのクリアランスがなかったとのこと。
あと僅か数センチなのですが。
なんとか降ろせたものの、すんなりとは戻せないと・・・
かといってエンジン脱着も古い車両にとっては相当なストレスかかるということです。
5
そこで、今後の整備性を考慮して、フロアを最小限叩いて加工してもらうことになりました。
前の写真とこの写真がエンジンルーム側の加工前、加工後になります。
6
室内側の加工写真です。
A:オリジナル状態
B:トランスミッション脱着を可能とするため凹ませて、室内側は僅かに盛り上がった様子(黒い断熱材が一部剥離)
C:断熱シートを追加
D:樹脂製フットレスト左上側、盛り上がったフロアと干渉する部分を慎重に削ってがたつかないよう工夫した後に復元完了
全く違和感なく仕上がりました。
これで、今後のミッション脱着は心配いりません。
7
他にも色々ありましたが無事作業完了。クラッチも軽く新車のフィーリングを取り戻しました。
ただ、例によって例の如く他にも不具合発見!
エキマニのスタッドボルトが1本折れてますね( ;∀;)
追加整備をお願いすることになりました・・・(続く)
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