
GWに突入した今頃ですが、4月21日(土)。
ようやく今シーズンの初走行、
東北NO.1決定戦に参加して参りました。
朝からご覧の通りの快晴。
4月とは思えない暑い一日でした。
そして・・・、大変な一日でもありました(汗)

当日ご参加の皆様方には周知の事実ではありますが、決勝で予想外の波乱が待っておりました。
正直、ブログに書くには気が引けるような内容でもあり、どうしたものかと・・・・思っておりました。
ですがその後、気持ち的にも落ち着いてきた今日この頃。
いろいろと思うところもあり、EGと自分の軌跡を残す意味でも、やっぱり書くコトにしました。
さて、結論から申し上げますと今回のレース、私とEGは残念ながら決勝リタイヤでした(涙)
通常8LAPで行われる決勝レースは、スタート直後のレーシングアクシデントによって、
NAレースクラスのみ赤旗再スタートによる5LAPレースに短縮されました。
アクシデントに絡んでしまった1台として、
ご参加の皆様や関係者、スタッフの皆様には大変申し訳なく思っております。
後述致しますが、3台が絡んだそのアクシデントの1台が我が戦闘機EGです。
今回は残念ながら非常に痛い結果となってしまいました。(カラダはイタくないので大丈夫ですケド)
今シーズン初走行だっただけに、慎重にコトを運んでいたつもりではありました。
シーズンオフの期間中、EGはECUの現車合わせセッティングも施されました。
そんなシーズンイン1本目。確認事項も踏まえての予選1回目がスタート。
我がACV組も、4台連なってコースイン(^^)

EGを先頭に、しゅうさんEK2、まるる氏AP1、KくんEK4と続き、1周目に入ります。
EGと2台のEKは今シーズンの初走行です。
各々、感触を確かめながらペースUPしていきます。
予選中撮影してくれたszoopyクン、写真有難うございました(^^)
この日はECUの現車合わせを施した後、初のコース実走でした。
まだ完全なセッティングが出ていないコトもあり、今回は8500rpmの回転縛りを設定しての走行です。
しかし、1周目からナニかがオカしい・・・。タコメーターも正常に動いてないし(汗)
ココはムリせず、一旦PITインしたほうが無難そうです。
そのまま10分しかない1回目の予選は終了となりました(T_T)
EGは社長様によって応急処置が施され、タコメーターも正常に復帰しました(^^)
気を取り直し、午後からの予選2回目を待ちます。
午後に入って気温もウナギ上りです。そんな、予選2回目。
なんだか気温以前に、昨年12月以来の走行だけに乗れてナイ感が否めません・・・。
しかしEG自体には特に問題もなく、予選1回目がほとんど走れなかっただけに、
時間を目一杯まで使って走行しました。(と言っても10分間だけですケド・・・笑)
気温の高いコンディションの中、回転縛りを設けての9割走行だったとは言え、
予選ベストはどうもイマイチな1’38”742。出来れば37秒台には入れたいトコでしたが。
シーズン初走行でタイヤも急遽用意した中古タイヤ。やはり、そんなに甘くないですね・・・(^^;)
そんなワケで、とりあえず予選結果は総合7位、クラス4位からのスタートとなりました。
この遅れは決勝でなんとか挽回したいところです。
ならばやはり、ブラックアウトにドンピシャのスタートダッシュで、少しでも前に・・・。
なんて企んでおりました(笑)
ところがこの日のSUGOには、NAの決勝スタートを見に魔物が来ていたようです(汗)
それでは1回目?の決勝スタートです。
最初、ナニが起こったのか分かりませんでした自分・・・(滝汗)
同門のS2000、まるる号視点から見た一部始終です。
どうやら、ポールのエキシージがスタート直後になんらかの原因で停止。
スグ後続のZ33は中央側に回避、そのZの後続、EG前方グリッドの横綱のDC5がまさかの・・・。
停止しているエキシージの発見が遅れたのか、
回避が間に合わず、エキシージの左後方に激しく衝突。
自分もそうですが、ちょうど1速→2速へのシフトアップのタイミングでしたので、
おそらく視線がタコメーターにあって回避が遅れたのかなと。そんな気がします・・・。
スタート後の1速はアッという間に吹け切りますし、集中していないとすぐにレブ当たりますしね。
計器と同時に前方のZを視界内に捉えていても、Zの車格だとその前方の死角も大きくなります。
1速が吹け切って2速全開の瞬間、前方のZがラインを変えて視線を前方に向けた瞬間でしょう。
その瞬間、停止しているエキシージが死角から突然目の前に現れ回避しきれなかったのかなと。
しかもエキシージに衝突した部位と角度が、たまたま運悪くDC5をハネ上げて横転させる応力に。
抜きに掛かっていた自分とEGの方向へ、横転する勢いで飛んできたような状況です。
タイヤが宙に浮いた状態では、流石に百戦錬磨の手練れであるHさんでもコントロール不能です。
自分もDC5をかわしきれずに、今度はEGとDC5が接触の多重クラッシュになってしまいました。
自分とEGはスタート直後、外側の白線ギリギリまで走行ラインを寄せてのフル加速状態でした。
EGの位置からだと、停止しているエキシージの姿はDC5の死角に入り全く見えておりません。
ちなみにスタート直後、この白線を越えて走行してはいけません。
以前にもスタート前に、主催者側スタッフさんが参加車両への注意を呼びかけております。
当日NAクラスのポールだったエキシージに何が起きたのかは定かではありませんが、
ドライバーさんがPITにお詫びに来られた際に、駆動系のトラブルが発生したようなお話しでした。
かくしてNAレースクラスは、我々3台による多重クラッシュの影響でスタート直後に即刻赤旗。
その後5LAPの再スタートでレースは仕切り直されました。
クラッシュした3台であるEG、DC5、エキシージは、当然ながらリタイヤとなりました(涙)
こんな事が、起こる時があるんですね・・・。
DC5との接触で、EGもかなり損傷・・・。
フロント右側のホイールもこの通りで・・・。
後方からの映像を見る限り、結構な高さまでDC5が飛び上がっているのが分かります。
もしEGが、DC5の側面にいなかったらDC5はそのままの勢いで横転していたのかも・・・。
もしEGが外側にラインを振らず、DC5の真後ろを直進していたら、
逃げ場のなくなった自分は2台に正面からクラッシュしていたのかも・・・。
そのように考えると、最悪の状況だけは回避できたのかもしれません。
そして幸いだったのは、EG直後のグリッドからスタートだったしゅうさんとEKが、
目の前のこの混乱を上手く回避してくれたコトです。
EGはなんとか自走でPITまで戻れましたが、右に左に立て続けに接触したDC5の損傷は激しく、
自走はおろか押しても動かない状態のようで、やむなくユニックに吊られてのコース搬出でした。
ドライバーのHさんともイベント後に話した際、首が痛むようで心配しておりましたが、
後日の検査では問題なかったとの事で、かなり回復されたと聞いてひと安心でした。
そして、横綱のDC5とは毎年競り合っていただけに、なんとかして復活される事を祈っております。
EGも、社長様にはまたもや面倒をお掛けするコトになってしまいましたが、
なんとか秋のNO.1までには復活したいトコロです・・・。
そして、今回の件で最も強く感じた事。
それはやはり、HANSの必要性です。
先日の
しゅうさんのブログにもありましたが、サーキット走行をする全ての皆様、

レースじゃなくても、やっぱりHANSは装着したほうが良いと思いますよ・・・。
自分はHANSのおかげで体も首もなんともありませんが、
映像を見ると衝突の瞬間には頭部が激しく振られ、HANSのベルトは完全に伸び切っています。
HANS未装着だったなら、もっと頭部が伸びて頚椎部が・・・イヤ、あまり考えたくありません。
サーキット走行も草レースも非常に楽しいものですが、常に危険も隣り合わせです。
クルマやタイヤにお金を使うのも非常に良く分かります。
分かりますけれども、このような体験をすると、あらためて安全装備の重要性に気付かされます。
どんなに気をつけていても、競技性のあるクルマ遊びには危険が0になるコトは絶対にありません。
カラダが無事であってこそのクルマ遊び。やはり最初におカネを使うべき部分ではないのかなと。
そもそも、そんな危険の伴うアソビなら初めからやらなきゃイイでしょ、という意見もあるでしょう。
しかし、それは違うと思います。
世の中には危険を伴いながらも、楽しくてやめられない遊びやスポーツがたくさんありますよね。
マリンスポーツしかり、ウインタースポーツしかり、登山や球技にしてもそうでしょう。
本気で取り組むほど危険度が増す遊びはたくさんあるワケで、だからこそ真剣にやるべきです。
多くの危険の伴うスポーツには、やはりそれぞれの安全装備もありますよね。
クルマ遊び、モータースポーツならば、やっぱりそれはHANSではないかなと思います。
車両側ではロールケージも、安全面を考えればやはり必要だと思います。
それでもリスクをゼロには出来ません。危険のリスクを承知の上で参加するのが草レースです。
クラッシュしようとして参加する方はいないワケで、各々が十分に注意を払って走行しています。
自分の場合はスタート時は毎回、1分前や30秒前のボードが出されシグナル点灯までの間、
「絶対ムリすんなよ、ヤバい時は引けよ」と何度も自分に言い聞かせてシグナルを待っています。
それでも、やってしまう時があるんですよね。
今回のようなケースは誰にでも起こり得るアクシデントではないかなと、そう思えてなりません。
また、衝突の部位やタイミング、角度等の条件が揃うと、70~80km/h程度の速度であっても、
1トン前後のクルマが簡単に宙を舞う危険性もある事実。これは良く覚えておきたいと思います。
だからと言って、グリッドスタートを否定する考えなど微塵もありません。
むしろこれからも、グリッドスタートはずっと続けて欲しいと強く願っております。
ただし、もしかしたら、前方に停止している車両がいるかもしれない。
その車両が前走車の死角から突然現れるかもしれない・・・。
そのリスクだけは忘れず、危険回避をイメージしつつスタートに臨むのが重要かと思います。
安全性を考慮して、ローリングスタートへ移行されるような変更だけは本意ではありません。
ガチなグリッドスタートも、東北NO.1の醍醐味の一つですし(^^;)
そんなコトをアレコレと、あらためて考えさせられた一日でした。
いつものお店に戻ると、すっかり陽も傾き帰りを待っていたかのような2台のインテR。

ウチのDB8としゅうさんのDC2が、夕日を背に並んでおりました。
激しく損傷したクルマ達を目の当たりにしてきた後だったからなのでしょうか、
キレイな2台のインテRの姿に妙に癒されてしまいました(笑)
当分は残念ながらEGで走れませんが、その後は早速、EGの部品探しを始めております。
中古部品で使えそうなフェンダーやドアパネル、前後のバンパーなど、
集められるものは入手していきながら、なんとか秋には復活出来ればと考えております。
無念な結果となってしまった今回のNO.1でしたが、
朝からサポート頂いた社長様と86氏、応援に来ていただいた皆様には大変感謝しております。
当日は本当に有難うございました。今後もまた宜しくお願い致します。
自分もまだまだ走り足りないものでして、復活に向けて頑張りたいと思っております。
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