negabo3628のブログ一覧

　朝方、チャコの散歩中、「妄執（もうしゅう）」という言葉を思い浮かべた。思い浮かべたきっかけは後に書く。

　妄執とは「悟りきれず、心の迷いによってあくまで離さないでいる執念。妄念。」 とある。

　ｎｅｇａｂｏは、「悟り」の対局にある「欲」そして「こだわり」みたいなものを妄執ととらえた。

　ｎｅｇａｂｏの妄執、いろいろある。

　物欲に関わるものだけでもたくさんある。

　カメラがほしい。パナソニックのＧ８というやつがほしい。ペンタックスのＫ３Ⅱというのと、フルサイズのＫ１がほしい。３台ともほしい。一回に1台しか使えないだろうし、実は一眼だけでも既に何台ももっているくせにほしい。



　車に関わっても、今フォレスターにはインテークチャンバーをつけたいと思ったりしている。


　嫁さんは特に望んでもいないのだが、ハスラーのショックとスプリングを変えて３ｃｍリフトアップしたい。


　妄想だけが広がっていく。



　そうやって妄想の中からちょっとだけ実現させて、ガス抜きをさせるのだが 、また妄想はむくむくと成長していく。

　実は朝、起きがけに夢を見た。

　川岸から１．５ｍほどの水面を見下ろす位置に立っていた。トロ瀬の水面にルア－を打ち込む。ルア－はウェイビー６０Sというシンキングミノー。水面から少し沈めて、手首をせわしく動かしてルア－を踊らせる。水底からぶわっと魚が躍り出てヒット。大物というほどでもないがきれいなヤマメがヒットした。掌にヤマメをのせて眺めていたところで目が覚めた。



　ロッド（竿）をしゃくる感触、ヒットの感触まで鮮明に覚えている。

　思えば、東日本大震災以来、ほとんど釣りというものをしていない。それなのになんでこんな夢を見たのだろう。

　起きてリビングに行くと毛布にくるまって寝ていたチャコも寄ってきたので、しばし抱擁。なでてやって風呂のスイッチを入れた。風呂からあがると、十分着込んで朝散歩に出たわけだ。



　父の三周忌が明後日に迫っている。

思えば、初めて釣りに行ったのは４歳頃、父の渓流釣りにお供したのが最初だ。だんだん行う釣りの種類が異なってきて、大人になってからはほとんど一緒に釣りに行くことはなかったが、それぞれが釣りに行き、たまには自慢をしあっていた。

　ｎｅｇａｂｏは渓流ルア－と船のジギングというルア－釣りに進んでいったし、父は年を取ってからは船でのカレイ釣りが専門になっていた。

　東日本大震災で、父の懇意にしていた船頭さんは亡くなってしまったようだし、しばらくは船釣りどころではない状態が続いていた。そのうち父は亡くなってしまった。実家の物置には父の釣り道具がぎっしり詰まっている。亡くなる前、誰かにやるかと言っていた釣り道具だが、結局は誰にもあげずじまいだった。釣り仲間とも会うこともなくなっていたし。


　ｎｅｇａｂｏの二階の部屋の釣り道具の一部。釣り竿だけでもこの何倍あるか。ルア－も一生使い切れないくらいあるだろう。



マグロ用のロッドやリール、すりこぎみたいな大きさのルア－ももどこかにしまい込んである。シイラを釣ろうと思ったロッドは結局未使用のままだ。

ｎｅｇａｂｏが死んだらこれらはどうなるだろうか。そんなことを考えた。そんなことから「妄執」という言葉が頭に浮かんできたわけだ。

　多分、ｎｅｇａｂｏも一生悟ることはなく、この世からおさらばするんだろうなぁ。

　変なことを考える朝だ。

朝から雪がちらつく盛岡地方。明日は東京にも雪が降るとかテレビでは言っている。

妻子は休日当番医に行ってしまったので、ｎｅｇａｂｏはチャコとぶらりとドライブ。



着いたのは盛岡近郊の区界高原



駐車場にはノウサギの足跡



兜明神岳への登山道を登っていく。



くるぶしまでしかないシューズだったのと午前中だけの予定だったので途中で引き返す。



区界の道の駅周辺の原っぱを散策。奥には兜明神岳。



雪の畑とシラカバ林


ブッシュドノエルを思わせるテーブルと椅子


凍えるヤドリギ


あと一ヶ月でクリスマス。


気温はマイナス２度。下界より５度低かった。

　今日は朝起きて、チャコと盛岡市の岩山に行ってみた。



展望台からは山間からわき上がる霧と街の様子が見てとれた。



チャコも伸び上がって見ていた。



原っぱではダッシュ、ダッシュのチャコ



午後はチャコを連れて雫石町の「松ぼっくり」というジェラート屋さんへ。
今日はカボチャ味をチャコと分けて食べた。
甘みがほどよく美味。



ちょっと足を延ばして玄武温泉の河原で散策。イワナでもいないかと探したが、生物反応はなし。



秋の日はつるべ落とし。ましてや立冬も過ぎ午後４時前でもこんな感じ。

あ、最近のチャコです。