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TBSのドラマ、下町ロケットが好評です。
確かに丁寧に作ってあって、原作の良さは折り紙つきなので面白いです！！

しかし！
自分は以前に作られたWOWOW版が忘れられません。
WOWOW版はロケット編のみで完結しており、
TBS版は続編のガウディ編までやりますので、一概には言えまえんが。
ロケット編だけを見ると、WOWOW版の勝ち・・・ですね。個人的に。


※財前と神谷弁護士（女性として登場）がいかに重要なキャラなのか、この写真からも分かります。財前は、ほとんどダブル主役といってもいいと思います。


久しぶりにブルーレイで持っているWOWOW版を見返そうと思っていますが、
記憶をたどって、
WOWOW版のオリジナル要素を3人の登場人物に絞って書いてみます。

財前部長：奥さんが登場します。で、この奥さんとの家庭での会話が財前の人柄や考えを視聴者に伝える役割を果たします。非常に良い、WOWOW版ならではの脚色です。そして、この奥さんの抱える問題が最終回で爽やかな感動を呼びます。

神谷弁護士：WOWOW版では神谷は女性で、ロケット編の最後まで登場します。佃製作所との裁判上の展開はTBS版と大差ありませんが、佃の元嫁とのやりとり、娘の反抗期問題への絡みがドラマの良いスパイスになります。
また弁護士として、過去の自分と闘う・・・という設定があり、これもシッカリとドラマを盛り上げます。

江原営業係長の彼女：江原の彼女が実は帝国重工の広報部だった・・・という役割で登場します。財前の奥さん同様、この彼女が江原の考えや状況を補佐して「若手」の立場をより浮き上がらせます。これもナイスな脚色です。

WOWOW版の素晴らしい点は、
「皆がそれぞれの立場で自分と戦っている」のが主軸になっている事ですね。
決して「敵との戦い」がメインではない。

改めてアマゾンでの評価を見ましたが、
WOWOW版の評価は尋常でなく高い！　
納得です。
もしTBS版の下町ロケットを見て、「面白い！」と思った方は、
是非、WOWOW版も見てみて下さい。
違った種類の感動があると思います。


※原作に近いのはこちらTBS版ですね。そういった意味で好感が持てるし、見ごたえがあります。