成田空港アクセス特急乗り比べ (2021/05/04)
投稿日 : 2021年06月05日
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今回「FLYING HONU チャーターフライト」へ参加するために,6年ぶりに成田空港へ向かいました。
ただ,6年前は送迎のために車で行ったので,電車を使って行くのは 2005/10 の海外出張の時以来,16年ぶりです。
その16年の間に,成田スカイアクセス線の開業(2010年)もあり,空港アクセスの勢力図が大きく変わりました。
で,今回は行きは「スカイライナー」を,帰りは「成田エクスプレス」を使って乗り比べを実施しました。
さて,この日はオプショナルツアー参加のために朝 7:30 までに成田空港へ到着する必要があり,自宅の最寄り駅から初電に乗っても間に合わないため,京成上野駅前のアパホテルに前泊し,京成上野 6:20 発の「スカイライナー5号」へ乗車しました。
実は,スカイライナーには初乗車になります。
(撮影:京成上野駅)
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室内の様子です。
車体色と同様に,ネイビーを基調にしたカラーリングになっています。
今回は1号車の指定席を取ったのですが,コロナ渦の影響かつ早朝便ということもあり,京成上野駅から乗車したのは私1人でした。
日暮里駅からの乗客は1人だけだったので,1号車の乗客は合計2人でした。
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座席の様子です。
他のサイトを見ると,この座席は「座面が固い」というレビューが多いようですが,個人的には特に気になりませんでした。
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デッキへ向かう自動ドアの上部にあるディスプレイです。
ちょうど経由地の地図が表示されていますが,都心から成田空港までほぼ真っ直ぐショートカットしているのがよく分かります。
ブルーリボン賞のエンブレムが誇らしげですね!
もう10年経っていますが,車内は全く古さを感じません。
(まあ,鉄道車両の場合は10年と言ったらまだ新車のうちですねw)
さて,スカイライナーの最大の特徴と言ったら,新幹線以外では最速となる 160 km/h 運転です。
といっても,160 km/h 運転を行っているのは印旛日本医大から先だけなので,このスピード感を味わえるのは短時間です。
ただ,印旛日本医大を通過してからの加速感はすごいの一言ですw
また,160 km/h 運転でも揺れが非常に少なく,とても快適でした。
さて,スカイライナーは日暮里~空港第2ビル間を最速36分で運行しますが,今回乗車した「スカイライナー5号」は休日ダイヤだと45分も掛かっています。
最初に時刻表を見た時には謎だったのですが,実際に乗車してみたら以下のようなからくりでした。
・成田湯川駅の手前で,上りアクセス特急との交換待ちのため徐行運転
・成田湯川~空港第2ビル間にある根古屋信号場にて,上りスカイライナー(回送)との交換待ちのため5分以上停車
つまり,成田湯川から先の単線区間の影響をモロに受けたダイヤだったのです。
そのため,160 km/h 運転体験はほんの数分でした。
今回は 7:30 までに成田空港へ到着するのが第一目的だったので乗る列車を選べませんでしたが,もし 160 km/h 運転体験が主目的の場合は,所要時間の短い列車を選んだ方が良いでしょう。
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帰りは「成田エクスプレス」を利用しました。
(撮影:成田空港駅)
普段通勤で湘南新宿ラインを使っているため,この E259 系自体は見慣れておりますが,乗車するのは実は初めてです。
ちなみに,コロナ渦の影響のため,現時点で成田エクスプレスは朝と夕方の便のみ運行し,それ以外は運休になっています。
最新の運行情報については,JR 東日本の Web サイトを参照して下さい。
今回乗車したのは,成田空港駅 18:48 発の「成田エクスプレス46号」です。
前6両(1~6号車)が大船行き,後ろ6両(7~12号車)が大宮行きです。
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側面のロゴマークです。
先代の253系から,イメージはほぼ変わっていません。
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車内の様子です。
スカイライナーの方は青系で統一されていますが,成田エクスプレスの方は赤系です。
デザインについては両車とも洗練されており,個人的には甲乙付けがたいです。
今回は2号車の指定席を取りました。
乗車数日前に「えきねっとチケットレスサービス」で座席を確保した時は2号車の乗客は私だけだったのですが,実際には空港第2ビル駅から(確か)5~6人ほどの乗客がいました。
#う~ん,それだったら,武蔵小杉駅で乗換階段が一番近い5号車を取るんだったw
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座席の様子です。
先代の253系では普通車の座席は色々と酷評されていましたが,E259 系になってからぐんと良くなりました。
座席の座り心地については,やはり特急型車両を多く運行している JR の方に一日の長があります。
ただ,乗り心地については逆にスカイライナーの方に軍配が上がります。
成田エクスプレスの方は,線形(千葉駅より手前はカーブが多い)や路盤状態が良くない路線を 130 km/h でぶっ飛ばしているからだと思いますが,まあ揺れるわ揺れるわ…。
ただ,乗換無しで都心を通過できるというメリットは非常に大きいです。
うとうとしていたら,下車駅である武蔵小杉駅に到着しました。
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さて,今回乗り比べてみた上で,両車を選択する場合のポイントを考察してみたいと思います。
といっても,所要時間/料金/乗り心地でスカイライナーに軍配が上がりますので,基本的にはスカイライナーを選択することをお勧めします。
成田エクスプレスを選択した方が良いケースは,出発地の最寄り駅が成田エクスプレスの停車駅に近い場合だけです。
ただ,成田エクスプレスは特急料金の高さがネックになりますが,往復とも使うんだったら「N'EX 往復きっぷ」を使えば,コストをだいぶ抑えることが出来ます。
https://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?GoodsCd=2504
私の場合は,自宅最寄り駅が南武線沿線ですので,武蔵小杉駅での乗換1回で済む「成田エクスプレス」利用がデフォルトになると思います。
(以上)
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