
はい、こんにちは。
巷ではGWの様ですが私には無関係、無関係と言えば化石燃料車をこよなく愛する私にはEVは縁遠い乗り物ですが、仕事の延長で電気自動車界隈の事にちょっと関わってる所です…

現在家庭用の充電設備と言うと大まかに100V/200V 1.2kw/3kw/6kw辺りとなり10時間の充電で上の様になります。

日産リーフで60kw(航続距離450km)
サクラで20kw(航続距離180km)
100Vの充電では軽EVのサクラで概ね半分くらいの充電量となります。
1日90kmほどの距離しか走らないのであれば帰宅後10時間でフル充電となりますが、いつもより走ってしまったり冷暖房を使う季節には充電に心許ない感じも否めません。
よって今では200V3kw充電が主流となっている様です。

ポルシェタイカンターボSに至っては容量93.4kwと大容量バッテリーですが、このポルシェを日常使いはしないだろうから100V充電で何日かかってもこれはこれでありなのか…
もっとも2000万円を超えるポルシェを乗る様な人はこうした充電器まで用意しそうですが。300万円也😅

一般的な所では自宅の壁面などにこうした充電用コンセントを設置し、クルマに付属する充電用コネクターで充電と言う物が多い様ですね。

主流の200Vと言う事で充電設備を見てみると3kwと6kwの2つがあります。
3kw充電がこのようなコンセント(定格15A)になりますが比較的安価で5000円くらいの様です。

6kw充電は専用のコネクター(定格30A出力)がついてきて対象の車両が6kw充電に対応した物になります。
価格は20万円前後と高価になりますが充電スピードが3kwの倍の速さになります。
3kwか6kw、予算の都合がつけば「大は小を兼ねる」で6kwを選びたくなるところですが。

6kwの電源を配電盤から取ろうと思うと定格で30Aの電流が流れる為に40Aのブレーカーが必要になります。
一般的な家庭のブレーカーの場合、個々の(各部屋やエアコンなど設備ごと)ブレーカーは20Aの物が多い様で、3kwのEVコンセントであれば定格15Aのなので開いているブレーカーがあればそこを使う事が可能ですか、6kwでは配電盤とは別に個別のブレーカー(40A)が必要になります。

また電圧は通常100Vになりますが、オール電化住宅やIHのビルトインコンロ、エコキュートなどを使用しているお宅であれば既に200Vの電源も来ていると思います。
そうでない場合は電気工事会社などに依頼して200Vに変更してもらいます。
画像のように単相3線式がブレーカーまで来てない場合は電力会社に相談して宅内へ敷いてもらう事になり少々面倒ですね。
6kw充電中は定格で30Aの電流が流れる為、主幹ブレーカーの容量が小さい場合は容量を上げておかないと、同時に洗濯機や食洗機、エアコンなどの使用で家のブレーカーが落ちるなんて事も…
オール電化住宅であれば60Aや100Aで契約されているので余裕はありそうですが。
3kwと6kwではブレーカーだけではなくブレーカーから充電器までのケーブルも異なります。
3kwはφ20mm、6kwがφ26mm以上のケーブルが必要になりますがこれから先の事を考えるとケーブルは26mm以上の物を敷くのが推奨されている様ですね。
そうなると家庭用にEVの充電設備を設置する場合、40Aのブレーカーを増設しφ26mmのケーブルを敷設し6kwの充電器を設置すると言うのがベストの様に思いますが、なかなか20万円ほどの充電器を購入すると言うのは難しい話し…
家の規模や配電盤から充電器までのケーブルをどの様に敷くかで金額に多少の違いはありますが、40Aブレーカーとφ26mmのケーブル、EVコンセントの工事であれば5~10万円くらいほどで収まる様です。
既存の住宅にケーブルを敷設するには配電盤から外部に出して外壁にケーブルを這わせるか、床下や屋根裏を通して敷設する事になると思います。
新築時であればいかようにも可能ですが駐車スペースや使い勝手を考えて上手に設置したい所です。
既存であれ新築であれ、ひとまず3kwのEVコンセントでもクルマの使い方で不足ないケースも少なくないと思いますが、今後6kwに対応する事を念頭にすると40Aブレーカーとφ26mmのケーブルの施工はしておいた方が二度手間にならず良さそうですね。
40Aブレーカーに3kwのEVコンセントの組み合わせは通常ありませんが、それ自体が問題になる事は無いと言う事でしたので(故意に15Aを超える電流を流さなければ EVコンセントは最大20Aまでらしい)
電気自動車の普及が進み6kwの充電器の値段がこなれて来るまでは様子見と言う手も…

安価で6kwと言う事であれば3kwのEVコンセントを止めて海外製のこうした充電コネクター(5万円前後)を使用すれば10万~15万円ほどで設置可能の様ですね。
一般家庭用では現在最安で6kwの充電設備の導入可能となるようです。
ともあれ公共の充電スポットなどインフラ設備も不充分で充電に時間がかかったり待たされたと不便さが目立ちますし、そんな事もあってか電気自動車の普及率もまだまだ。
今はまだお金持ちが余興で「セカンド、サードカーで1台くらいは」と言う様な感じだと思います…
また戸建て住宅であれば自宅での充電が自由に出来ますが、マンション/アパートなどの集合住宅の場合は制限が厳しいですね。
加えて電力不足と言われ続け電気代の高騰に歯止めが効かないですが電気自動車が化石燃料車に取って代わる時代が来るんだろうか?

GW後半戦、キャリイ丸で明日からまた仕事だ🈺
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2023/05/04 01:13:55