
現在2008年1月22日なので、2ヶ月以上前の
昔話ですw
写真は、ウェット路面での高木選手ドライブのシーンです。
前日の移動は、山梨の昇仙峡を経由して鈴鹿入り。
まんじゅうさんの探してくれた宿泊先は、鈴鹿サーキットから車で20分もかからないくらいのとても良い場所でした。
朝7時過ぎに宿泊場所を出発して鈴鹿サーキットに向かいます。
迷うことなく着きましたが、集合場所がわからなくてグルグル迷います。なんとか見つけて、空いているピットにGT-Rとスープラを停めて、まずがドラミへ。
すると、レブスピードの誌面で見たことのある編集部の人がいる~!(レブ走行会なんだから当たり前)
そして今回のゲストドライバーはARTA高木真一選手でした。いつもコンビの新田守男選手は、過去の走行会で3回ほど遭遇したことがありますが、高木選手は初です。さて!私がいつも走行会で狙っているプロ退治はできるのか!?期待が膨らみます。
ドラミは終わり、期待していた通り、ゲストドライバーがオーナーの車に乗って走ってくれるという事で、その抽選が行われました。
希望者多数で、クラスごとにじゃんけんで決めます。んでもって、うれしいことにじゃんけんに勝ち残り、
高木選手にイエローデーモンを運転してもらう事になりました。ぐひひー。
クラス分けは、A:上級、B:中級、C:初級となっていて、私はBクラス、まんじゅうさんはCクラスです。走行時間は20分*4本なので普通の走行会に比べて多目の走行量です。私の場合は、満タンで走り始めて、3本目の最後のほうでは給油ランプが付いてしまい、4本目直前に給油に行きました。
冬なので気温が低く、水温油温も常に安全圏、ブレーキも良く冷えるコースレイアウトなのか問題なしで、連続アタックでバンバン走っちゃったので燃費は悪かったですね。
そしてようやくコースインなわけですが、まず思ったのが
コースはそれほど広くない、むしろ狭い。
エスケープゾーン、狭い。
雨の日のまっちゃんコーナーなどは、コースアウトしたら廃車ですかね。
1コーナーからダンロップコーナー
デグナーからスプーン
スプーンからピットロード入り口
どのコーナーも攻略しがいのあるものばかりですが、最後まで攻略できなかったのが
1,2コーナー
100m看板付近で、220km/hの速度でブレーキ。高い速度で横Gのある状態でブレーキコントロールし、2コーナーへつなげて行く。死にそうなほど怖いし、間違うと本当に死ねそうな、素人とプロの差がかなり出そうなコーナーだと思います。
S字
難しくて有名ですが、リズムはそこそこつかんだ、というか1箇所ミスると次のカーブまで引きずって、最終的にはデグナーあたりまで失敗を引きずる事は確認できた。なので1箇所ミスったらそのコーナーを完全に捨てて次のコーナーまでには正常なラインと正常な車の向きに修正して置く必要がある。さらに正確度を上げたいですな。
デグナー1個目
これまた1コーナーみたいな高速コーナー。恐ろしいです。
もう少し、2,3km/hくらい速度をのせていきたいかな。
110R
ヘアピン直前にあるゆるい右コーナー。これを全開で行けるのではないか?アンダー出しながらでも。
スプーン1個目
2個目はまあ問題なさそうですが、1個目はこれまた高速コーナー。恐らく200km/h前後からのブレーキングだが、減速しすぎ。外のエスケープゾーンがアスファルトなので、コースアウトするつもりで進入速度を高めたい。
130R
ここも素人とプロの差が出そうです。でもやり残したことは少ないかも。ボトムスピードをあと5~10Km/h上げる。100m看板より奥でブレーキングを開始すれば必然的に今よりブレーキをリリースする場所が奥になる。するとブレーキとステアがオーバーラップする時間が増え、それにより多少のオーバーステアをコントロールしながらのコーナリングになれば良いかも。しかしやりすぎるとマイカーで帰宅できなくなる危険が。
シケイン
130Rに集中しすぎて、全くヘボヘボだった場所。1度も完璧なブレーキリリースが出来ず。高低差によりクリッピングポイントが見えないのも難しい。走りこんでポイントを探すして覚えるしか無さそう。
で、タイムは
こんな感じで、2分32秒。
3本目の直前に、高木選手にイエローデーモンを運転してもらいました。
しかーーし、パラパラ降ってきた雨がどんどん強くなり路面は濡れて黒くなっています。2コーナー出口で、うほーー滑る滑る、S字もどこでも滑っちゃってタイムどころではありません。タイムは2分37秒~40秒くらいだったですかねぇ。せっかくのプロドライバーとの勝負もこれではノーコンテスト。残念です。
私のほうは、3本目の走行で32秒を出し、4本目ではさらにタイムアップを狙っていましたが、走行開始早々にデグナーあたりで、カラン!という音が左のタイヤ付近から聞こえました。なにか石でも踏んで巻き上げたかと思ったのですが、たぶんこの時に左リアのブレーキパッドが脱落しました!信じられないことですが、ピットに戻るとパッドが無くなっていて、ピストンがローターを押している状態です。ブレーキフルード、どばどば漏れてます。当然ブレーキは効かないので、各高速コーナーで死に掛けながらピットまで戻ってきました。
こんなこもとあり、走行後の閉会式&賞品争奪じゃんけん大会には参加する暇も無く、ブレーキを修理してくれそうな鈴鹿付近の店を捜しては問い合わせをします。日産のディーラーは、部品も在庫が無いし、時間的に作業できないし、ってな感じでやる気無しな感じでした。うーむ、お手上げ。(ディーラーを検索してくれたまんじゅうさん&その彼女さん、ありがとうございました)
車内にGT-Rマガジンが転がっていたので、鈴鹿付近にショップは無いか探します。するとその中の
RE-Wingさんが、「たまたまBNR32のリアキャリパー、うちにありますよ。しかも左だけ。」との話。
壊れたのが左のリアなので、なんという幸運!
鈴鹿のデグナーで地獄を見て、鈴鹿のピットで神を見た気分です!w
でもブレーキ壊れてるのにここから20km離れたお店までどうやって行こうか・・・
RE-Wing店長さんは別の車を運搬する用事があるのですぐには、鈴鹿サーキットまでは積載車を持って来れないとのこと。
うーーーーん、じゃあ行っちゃおうか、自走で。という事で自走して行っちゃいました。どうやって、交差点などで止まったのかは想像にお任せしますw
ブレーキのたびに左腕が疲れるのは気のせいですかね。
なんとか無事に、へとへとになりながらRE-Wingに到着しました。店内でコーヒーをご馳走になっている間に、1時間ほどでキャリパー交換は終了。費用も良心的で、財布に入っていた現金で足りました。本当にありがとうございました。
店長さんと、鈴鹿走行会の話をしていると、今回はいなかったけどいつもは常連のお客さん数名がレブ走行会に出ているとの事。なのでリザルトをコピーさせてください、ってな事でリザルトの紙をお貸ししました。
あのブレーキで、ラジアルで初走行2分32秒なら速いですよ、と褒められましたがまだまだ鈴鹿攻略は未完成。店内に貼られた過去のリザルトを見ると20秒台のGT-Rも数台います。速すぎです。
「来年またレブ走行会に行きますので、そのときはよろしくです」と言って店を後にしました。
すでにヘトヘトで眠さも押し寄せてきた状態ですが、明日の富士スピードウェイ走行会に向けて富士付近まで移動しました。
写真