ウォーターポンプ交換

フロントバンパーを外し、コンプレッサーを外し、兎に角ウォーターポンプの手前にある物は作業の邪魔になるので外します。
そして下に潜り２本のベルトを外し、クーラントを抜きます。
これでウォーターポンプ交換の下準備が終わりですが、ウォーターポンプの右上のネジに工具が掛からないため取外し出来ず、一旦全てを戻し頓挫して一日目が終わりました。
ネット上でも右上のネジが外し難いなど書き込みがありますが、整備工場ではどうやって外すのでしょう。
やっぱりタービンを外すのでしょうか。

ここから二日目です。
ウォーターポンプ右上のネジを外すにはタービンのインテークパイプが邪魔しているので何とかインテークパイプを外す方法を考えました。
手前のネジがウォーターポンプのフランジに当たり完全には抜けないため、インテークも外れません。
２時間ほど悪戦苦闘の末、ウォーターポンプのフランジを５ｍｍ程ディスクサンダーで切り取りインテークのネジの逃がしを作り、ネジがが完全に抜けるようにしてインテークを上に上げました。
荒療治です

インテークパイプが上に上がると当然ですが右上のネジが見えるので外すことが出来ました。

ウォーターポンプを揺すりながら抜き取り、ウォーターポンプの出入りのパイプにあるOリングを交換して、ウォーターポンプを取付けます。Oリングはウォーターポンプに同梱されていました。今回使ったウォーターポンプはGMB ／ GWS-35AHL です。

ウォーターポンプ取付後にインテークパイプを取付け出来るように、ウォーターポンプのコンプレッサーベルトの張り調整用ステーを固定する上側のネジ部分を４ｍｍ削って１２ｍｍにし、インテークパイプ取り付けネジの逃がしを作りました。
肉厚は１２ｍｍあり、調整用ステーも重なり補強になるので多分大丈夫でしょう。

奥のネジの逃げは十分なので、手前のネジだけ１ｍｍ削り短くしました。
これでウォーターポンプフ取付後でもインテークパイプを取付けでるようになりました。

ウォーターポンプの交換が終わり、インテークパイプも問題なく取付出来ましたが、インテークパイプを弄っている時にホースを挿すニップル部を折ってしまい、瞬間接着剤とエポキシで補修をしました。
作業は慎重にしないといけません。

取外したステーなどを戻し、ほぼ終了です。
後はベルトを掛け、張り調整をし、フロントバンパーを取付ければ完了です。
今回の方法は褒められた方法ではありません。最悪こんな方法も有るくらいに考えてください。全て自己責任の上です。
１１７のコンプレッサーを軽用の物に交換する際にも使った荒業です。