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2019年12月12日

メーターフォントの好み(その2)

しょうもない?メーターフォント話、めげずに?第2弾へ行ってみたいと思います。




さあやって来ましたアルファロメオ、まずは156 2.5 V6(1999年式)です。さすがにネットでも故障話に花が咲くだけあって…というわけではないでしょうが、メーター画像もより取り見取り。日本仕様はGTA以外基本的に最後まで同じだったと思います。
アンバー一色の照明と20km/h刻みの数字、昔のフェラーリなども連想させるオーセンティックなフォントが実にいいですね。何で後のクルマでは角張った斜体にしてしまったんでしょう…。




アルファついでにここでもう一台、前所有車の147(2004年式)。こちらは私が乗っていた前期型のもので、1.6も2.0も基本的に同じです。156のをやや縦長にしたような、肩の力の抜けた書体が気持ちいいです。



これもブレラ顔の後期ではこちらの通り何か無理にいじったような書体に変わり、さらにスポルティーバ仕様では他モデルと同じ角張った斜体になってしまいます。




156と同時期に乗っていた2004年式初代ダイハツ・コペン(L880K)です。あまり好みではない斜体も、線が細くて傾きも小さいのでそれほどウルサい感じはありません。
かつて日本車の3眼メーターは真ん中がスピードメーターというのが相場だったと思いますが、スポーツモデルならここはやっぱりタコでしょう(140km/hスケールなら左の扇形で十分では)…と言えば思いだすのはトヨタ・アルテッツァ。弟が乗っていた初期型は真ん中のどでかいスピードメーターに押しやられた左の小さなタコメーターが非常に読みにくかったですが、後期型で入れ替わったのは何よりでした。




次は斜めからの画像で申し訳ありませんが、2008年式フォルクスワーゲン・ポロ(9N型)1.4コンフォートライン。さすがワーゲン、今やあちこちで目にするUD(ユニバーサルデザイン)フォントをいち早く採用?…というわけではないかもしれませんが(笑)。
タコメーターの500rpm刻みの目盛が目立たないのと、スピードメーターの目盛がなぜか2.5km/h刻みなのが謎ですが、文字はいたってシンプルで見やすいです。
ただ、これがGTIになるとなぜか目盛の数字の底面がすべて中心を向いている(タコメーターの「10」が真横を向く)という今どき訳の分からないデザインです。変にいじくるとロクなことはありません。




現在所有の2011年式アウディA5スポーツバック(8T)です。
盤面の数字は車名エンブレムに合わせた形で統一感があって良いと思いますが、この前の世代(A4でいえばB7系)では中央の液晶パネルと同じ書体(教科書でよく見た印象があります)でまとめられていました。
スピードメーターの数値目盛の間隔が80km/hまでは10km/h・それからは20km/h刻みになるのははじめかなり違和感がありました。もちろん好みはすべて同じ刻みです。




156と147の間に乗っていた2014年式マツダ・デミオ(DE後期)13Cです。スピードメーターの盤面が白となる前期用や変に赤いアクセントが入るスポルト用よりも、こちらの方がシックで好みです。コペン同様、左に追いやられたタコメーターは読みづらかったですが…。
前後期ともフォントは「その1」に出したプジョー306と同じでシンプルなものですが、マイナーチェンジで斜体から立体に改められたのはマトモになった珍しい?例と言ってもいいかもしれません。




最後は今乗っている1994年式BMW M3(E36)。オーソドックスの極みながらバランスのとれた飽きのこないデザインです。元はAT警告灯用のスペースにさりげなく置かれた「M」のロゴもたまりません(笑)
往年のBMWでおなじみのこのフォント、調べた限りでは1977年デビューの初代6・7シリーズ(E24・E23)あたりから使われていたようです。
3シリーズではE30からE46まで使われていましたが、これも最後のE46のクーペとカブリオレ(だったと思います)はよせばいいのに斜体になってしまいます。それでもM3だけは例外的に立体でしたので、「Mの矜持」が残っていた…ということにしたいと思います(笑)


身近なクルマだけでもそれなりの分量になってしまいましたが、やはりフォントを含めたメーターパネルのデザインに関しては変にこねくり回さずシンプルが一番だと思います。
フル液晶パネル化も世の流れとはいえ、一部のハイパーカーだけならまだしもBMWまでが(しかも基幹車種の3シリーズで)多角形メーターのみならずタコメーターを反時計回りにしてしまったのを見ると、「あれもできる、これもできる」と目新しさだけを求めて舞い上がっているのでは?と思えてしまいます。

(2020/1/14追加…このしょうもないトレンド、量産車メーカーではプジョーが最近になって初めてやりだしたかと思いましたが、古くはまさかのアルファロメオが1977年デビューの2代目ジュリエッタでやっていたことが判明しました)

液晶パネルにしてしまえばモデルごとにメーターパネルを設計し造る手間も省けますので、生産する方とすればおそらく楽なのでしょう。
技術の進歩や効率化そのものを否定するわけではありませんが、造る方も買う方も本質から離れていくのは良いこととは思えないのですがね。

ちなみに、かつては同じクルマでもグレードごとにメーターのスケールが異なるのも珍しくはなかったと思います。たまたまYouTubeでE36型3シリーズ各グレードの発進加速をまとめた動画を見ていて気づいたのですが、スケールは大方次のようになっていました。

220km/h … 316i・318i・318td・325td
260km/h … 318is・320i・325i・325tds
280km/h … M3

もっともこれは前期型だけのようで、後期型(323i・328iなど)になると220・260km/hのモデルはすべて250km/hスケールにまとめられたようです。

そういえば、前にもクルマレビューで書きましたがよく代車でお借りする現行アウディA4の1.4にも「バーチャルコックピット」なるフル液晶メーターパネルが付いています。そしてスピードメーターのスケールはなんと300km/h!
SやRSではメーター内にロゴマークが現れて、スピードなどその他の表示部分は全グレード共通のプログラムにでもなっているのか…とも思いましたが、調べてみるとRS4はさらに上を行く320km/h。さらに、1.4Tはアナログメーターでも300km/hスケールであることが判明しました。
幼少時はコロナのスピードメーターに刻まれた「200」にときめいた私も、40年を経て借りた(おそらく200km/hくらいがせいぜいと思われる)A4に乗りこんで「300」を目にしたところで白けるほかありません。


さて、2回にわたる与太話にお付きあい頂きありがとうございました。
本当に自動運転が幅を利かせる世の中になってしまえば、まごうことなき与太話になってしまうのでしょうね(笑)
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Posted at 2019/12/12 12:45:38

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