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2019年01月28日 イイね!

E36 M3で年越し温泉旅行(4:総括編)

M3初の遠出となる奥飛騨1泊ドライブ旅行を終えて、気づいたことがありました。

これまでも、高山にはA5でほぼ同じ行程で何度か訪れています。
A5では奥さんに任せる区間もあったりしましたが、今回はすべて自分でステアリングを握りました。おまけに慣れない往復各1時間の本格的な雪道区間もあったのに、意外なことに帰宅後の疲れはいちばん少なかった(というか、感じなかった)のです。

理由をしばし考えてみて、M3のクルマレビューにも記した「ドライバーとつながっている」か、すなわち「クルマがおかれた状態のわずかな変化も即座に伝えてくるかどうか」という違いがおそらくはカギではないかとの結論に達しました。

4WDのA5は絶対的な走行安定性ではまちがいなく優位かと思いますが、あちこち神経を張りめぐらして運転してみても「いまどういう状態なのか」を把握するのが困難です。
高速道路を走っていても直進性はともかく、普通のコーナリングすら舵角が当てずっぽうになり、結果として修正を余儀なくされることもままあります。スロットルの反応もターボ車とあって鈍さは隠しきれないうえに踏み足すとしばしばオーバーシュートするので、こちらも目的の加速度を速やかに得るのが容易ではありません。
まとめると「過渡特性が直線的でない」と表現すればいいのでしょうか。クルマとの「対話」が概して難しく、それが疲労につながるのではと思います。

M3はその正反対で、操作系の反応の正確さは言わずもがなです。
横風などの外乱や低μ路の影響は、たしかにA5よりはおおきく受けます…ですが、極めてわずかな変化もちゃんと伝わってきます。なので、対応も即座かつ容易に行えますし、節度をもって扱う限り予想に反する動きなど起こりそうにありません。不安な動きがあってもそれにはちゃんと理由があり、速度を落とすなどの対応が納得のうちにできます。
不安要素も含めてクルマの状態を把握しやすいことが、安心感をもたらし疲労の低減につながるのでしょう。

プジョー306やアルファ156で関西~九州を往復したこともありますが、そういえば306も地味ながら淡々と距離を重ねられるクルマでした。156は「ずーっと短距離走」とでも言うべきか(笑)元気はあってもやや落ち着きに欠け、相対的にはGT向けとまではいえない感じです。
対するM3は、カーグラフィック誌1997年1月号に掲載されたM3Cのテスト記事で笹目二朗氏が「連続する24時間以内で1800km以上を走破して翌日どこにも疲れが残らなかった」旨記しておられた通りで、今回の旅でもGTとしての資質の高さを実感できました。

ここまで、冗長な駄文におつきあい頂きまことにありがとうございます。
ともあれ、一度だけでも遠出に行きたいというM3を手にいれてからの願いがかなって、ほんとうに良かったです(できればまた…)。まあ、空調のブロアモーター交換が間に合って何よりでした(笑)
Posted at 2019/01/28 11:28:09 | コメント(1) | トラックバック(0) | M3 | クルマ
2019年01月18日 イイね!

E36 M3で年越し温泉旅行(3:復路編)

E36 M3で年越し温泉旅行(3:復路編)



明けて2019年。朴葉焼きの朝食も新春仕様です。

零下10℃近くまで気温が下がるとあって、辺り一面氷化粧。子供たちも、めったにお目にかかれない大きなつららを取っては喜んでいました。
宿の駐車場も凍結予防に絶えずお湯を流してくれていましたが、そのお湯すら厚い氷になる寒さ。転ばないよう細心の注意が要りました。
もっとも天気はよく、日中も崩れない見こみということで、郡上八幡に寄ろうかとの案もありましたが、結局高山市内を観光して帰ることにしました。

10時前、氷のように冷たいステアリングに「これならステアリングヒーターが欲しくなる気持ちもわかる」などと思いつつ、少しばかり祈る気持ちでキーを回すとM3はいつものように一発始動。今度は宿から高山まで、行きとおなじ路面状況でほぼ下り道です。登り以上に運転には気を遣いますが、かわらずじゅうぶんに安定した走りを見せてくれました。
途中、2速まで落とさないとエンジンブレーキが効かないほどの下り勾配でアイスバーンの橋にさしかかったときには、さすがにリアが接地感を失い多少左右に振られましたが、あわてずに修正舵を少し当てるだけで難なく直進を取りもどせました。クイックなアルファから乗りかえたときはスローに感じたM3のステアリングですが、こういう場面では細かい修正がしやすく、じつに頼りがいがあります。



高山はここ数年で2,3回訪れていますが、いつものとおり食べ歩き・土産物屋巡りを楽しんで帰ろうかと思ったところで「飛騨高山まちの体験交流館」という新しい施設が目にとまりました。

ちょっと覗いてみると、元旦にもかかわらずさるぼぼ作りなどの体験教室を催している模様。時間に余裕もあったので、せっかくということで子供2人でさるぼぼ作りのいちばん簡単なコース(着衣のデザイン・貼りつけ)をさせてもらいました。2人とも今年のキーワードは「笑顔」だそうです(笑)

およそ3時間滞在した高山からの帰路は空も道もいたって平穏でしたが、この時点でウォッシャーノズルが壊れていたM3のフロントガラスは(もちろんボディ全体もですが)水や泥はねで悲惨な状況。PAでペットボトルの水を流して拭きましたがそれでも不十分でした。ワイパー&ウォッシャーの威力をあらためて痛感した次第です(笑)
途中よく立ち寄る東海北陸道の川島ハイウェイオアシスで休憩。こちらはさすがに厳寒とあって催しもなく、大型遊具もメンテナンス中とちょっと寂しいものがありました。

そして午後6時前、無事に自宅到着。事前の心配をよそに、齢25のM3は往復600kmの冬道ドライブを見事にこなしてくれました。おまけに新年早々、帰路の途中で通算10万kmも達成。

ちなみに、往路途中からと復路、そして新年の初通勤で80kmを上乗せしたあとの燃費は、なんと往路給油時の記録を塗りかえる10.88km/Lでした。とくに燃費も意識しなかったうえに、法定速度以下での雪の峠道区間もあったことを考えると望外といっていい記録。帰りの東海北陸道の下りがそんなに効いていたんでしょうか。

旅じたいはここでおしまいですが、ロングツアラーとしてのM3について今回気づいたことを最後の回で記させていただくことにしましょう。

(つづく)
Posted at 2019/01/18 17:25:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | M3 | 旅行/地域
2019年01月17日 イイね!

E36 M3で年越し温泉旅行(2:往路編)

明けて快晴の大晦日。天気予報では道中雪の兆候はなく渋滞情報もなしと、状況は申し分ありません。
京都の自宅を8時半頃に出発し、名神を一路東へ向かいます。交通量はふだんの休日朝なみといったところで、淡々と距離を重ねます。

東海北陸自動車道に入ってもとくに道路状況に変わりはなく、長良川SAでいったんトイレ休憩の小休止。さらに北上をつづけ、白鳥ICをすぎて冬用タイヤ規制区間にはいるとようやく道の両脇に雪が目立つようになってきました。

11時過ぎ、ひるがの高原SAで早めの昼食。遠くに見えるスキー場も、さほど混んだ様子には見えません。
満タンで京都を出てまだ200kmほどしか走っていませんが、本格的な雪道区間にそなえてここでいま一度給油しておきます。いつも使っているシェルのスタンドがあるのもリサーチ済み。
20Lほど入って燃費は10.35km/LとM3初のリッター10km越えとはいえ、ペースの割に思ったほど伸びない印象ですが、4名乗車のうえ東海北陸道に入って登り区間がおおかったからでしょうか。

人もクルマも満腹になってふたたび出発。東海北陸道も整備が進み、いまや一宮JCT~飛騨清見IC間はほぼ4車線(2019年度中には完成予定)と走りやすくなりました。飛騨清見からは高山清見道路で終点の高山ICへ。
あいかわらずの好天、しかもまだお昼を回ったばかりとくればちょっと高山市内観光でも…という考えも頭をよぎりますが、今日の目標はあくまで無事に宿にたどり着くこと。市街地を抜けたところのコンビニに立ちよったあと、いよいよ正念場の峠道へ向かいます。

この先の国道158号線の状況はライブカメラで確認してきましたが、数日前の雪の影響で朝の時点で路面は圧雪・凍結路になっていました。じっさい、丹生川地区あたりから道は雪におおわれはじめます。
法定速度以下で用心深く進み、後から迫る地元の軽は脇によけてやりすごします。つづいて他県ナンバーのベンツのワゴンが抜いていくので「おお」と思ったら、リアには「4MATIC」の文字…まあ、そうですよね。
日陰や橋は完全に凍っていてはじめは滑りやしないかとヒヤヒヤものでしたが、しばらく走るうちに穏やかな操作を行う限りは操舵・加減速の手ごたえがふだんとまるで変わらないことに気づき、そのうちにペースも法定速度なみまで上がってきました。
信号もほとんどなく発進停止の機会が少ないのも幸いです。

そのうちに前後をいくクルマもほとんどなくなり、あまりの安定ぶりに登坂車線もある広い区間では「ちょっとだけ遊んでみても」とよからぬ気も湧いてきましたが、家族がいっしょとあってさすがに自重しました(笑)
今回の路程の最高地点、標高1445メートルの平湯トンネルを抜けて急な下りに転ずると宿はすぐ。時刻は14時前、約300km・5時間半の道のりを無事走破しました。

今回の宿は、準備編にも記したとおり奥飛騨・平湯温泉の「匠の宿 深山桜庵」でした。

いささか早く着きすぎたため部屋の準備もまだでしたが、落ちついた休憩スペースでサービスのコーヒーを飲んでくつろいでいるうちに15時のチェックイン、そしていの一番に貸し切り露天風呂へ。
大自然の中で気兼ねなく羽を伸ばせる環境に、風呂好き家族一同大満足です。

夕食は、ここぞとばかり(?)飛騨牛コースを奮発。
私はじゅうぶん堪能できましたが、これからは息子が分け前を奪っていくにちがいありません…

あらためて大浴場&露天風呂でゆったりの後、夜はロビーで抽選会やそばのサービスを満喫。すっかり満足して、新年のカウントダウンも待たずに床につきました。

(つづく)
Posted at 2019/01/17 14:15:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | M3 | 旅行/地域
2019年01月16日 イイね!

E36 M3で年越し温泉旅行(1:準備編)

閉店セールにも似た「平成最後」の大安売りには辟易する中、もう小正月も過ぎようという時節ですが、ともあれ2019年もよろしくお願いいたします。

昨年清水の舞台から飛び降りる覚悟で購入したE36型BMW M3でしたが、案の定?大小とりまぜてあらゆる箇所が壊れてくれました。
小さなことであっても毎日使う以上は放っておくわけにいかないことが多く、満25歳(車台番号から調べると1993年12月製造だそうです)のクルマを普段使いするにはやはりそれなりのエネルギーが必要だと改めて痛感しています。まあアルファ156との12年も、後半は似たようなものでしたが(笑)

さて話は昨年にさかのぼりますが、めずらしく年をまたいで完全に仕事のない日ができたのをよいことに、わが家では1度外でゆっくりと新年を迎えてみたいという話になりました。
リサーチの結果選んだのは奥飛騨・平湯温泉の「匠の宿 深山桜庵」。和歌山は白浜温泉にある一家お気に入りの宿「浜千鳥の湯 海舟」とおなじ共立リゾートの運営で、貸し切り露天風呂もおなじく備わるとあって、年の瀬が近づくにつれ家族の期待は高まる一方です。

ただ、ひとり私だけは素直に喜んでばかりもいられませんでした。

冬の奥飛騨とくれば当然ながら積雪・凍結が気になるわけですが、スタッドレスを履かせているのは私が仕事で毎日乗るクルマだけ。これまで冬場の遠出はすべて156や147が担ってきました。当然、今回もクルマで行くとなればアウディA5ではなくM3になります。
ですが、FR車での経験となると25年以上前にさかのぼります。当時は自分のコロナHT(RT141)や時々親のマークII(JZX81)を運転していましたが、凍結路の感覚など遠い記憶のかなたです。まあ、覚えていないということは無事に運転していた証かもしれませんが。
それでも気になっていろいろ調べてみると「重量配分が前後均等なFRのBMW車は雪道でもコントロールしやすい」との話がたくさん。

まあ4WDのA5にしても発進は有利かもしれませんが重量では不利ですし、どのみち地上高以上の積雪があればお手上げには変わりありません。
関西からの道のりは高山市街まで自動車道で、そこから宿のある平湯の温泉街までは基幹道路といえる国道158号線。おそらく除雪は重点的になされるはずなので、ゲリラ豪雪でもなければ行けると判断しました。

そして直前の天気予報では、30日までと1月2日以降が雪マークで間は晴れと、まるで行ってこいと言わんばかりの予想!

それでも慎重には慎重を期して(?)、予行演習がてら30日は神戸のフルーツフラワーパークのイルミネーション「神戸イルミナージュ」を見にいってきました。
まあ通勤で毎日80km曲がりなりにも無事に走っていますので予行演習も何もないような気もしますし、ここで何かあっても後の祭りですが、M3初の家族4人での遠出ということで心の準備は万端にということで(笑)

とりあえず、凍結まではいかずともけっこうな寒さの中何事もなく光の彩りを楽しんで帰ってきました。あとはしっかり寝て、翌日からの正念場にそなえるのみです。

(つづく)
Posted at 2019/01/16 17:21:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | M3 | 旅行/地域

プロフィール

「先日はE36ミーティングで鷲羽山へ。お昼にうどんが食べたくて一瞬だけ四国に踏み込みました(笑)」
何シテル?   04/09 10:05
今の時代にNA・MT車をこよなく愛する天の邪鬼?です。まっとうな家庭人としての顔との両立に日々悩みつつも楽しんでおります。よろしくお願いします。
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