NEONさんのYouTubeに紹介されているコストコオイルについて。
信頼出来るオイルの中ではコスパ最強です。
もっと良いオイルも有るでしょう。
APIの基準よりも厳しいGMのDexos1 gen3の認証も受けてます。
アメリカ製と言うことでPQIAやBlackstoneで色々解析されてます。
そういったオイルの中で日本での販売価格で考えた場合です。
コストコオンラインでも送料込みで6quartで4,798円です。
https://www.costco.co.jp/Kirkland-Signature/Kirkland-Signature-Full-Synthetic-Motor-Oil-5W30-1-quart-x-6-Bottle/p/1448217
ラングラーは5quartなので5本気にせずぶち込めばOKの量です。
ペール缶で購入するよりもボトルなので保管もしやすく劣化の心配も減ります。
PQIAによる分析結果です。
5W-30の性状です。
2.0Tの指定粘度ですがエンジン保護の目的ならば
3.6の私でもこの粘度使います。
https://pqia.org/kirkland-full-synthetic-sae-5w-30-motor-oil/
Viscosity 100°C cSt 11.6
Viscosity 40°C cSt 65.0
Viscosity Index 175
Cold Crank Viscosity at -30°C 3,734
先ず先ずの粘度です。
100℃の時は30番ギリギリで燃費性能上げようとするオイルと
保護性能を上げようとするオイルありますが
30番の中央値付近です。
40℃の時は5w高温重視めのオイルで有りがちな粘度です。
0W-20をお使いだった方には朝1番の始動後にはほんのちょっと
硬さ感じるかもしれません。
ただ私個人の考えではその間は無理な加速しないで穏やかに暖機走行すれば丁度良い、感覚的に軽くなったなと感じてから普通に走れば良いです。
コールドクランキング粘度-30℃の時、北海道に住んでなければ問題無い
長野の標高2,000mまで冬に行く私でも気にしない粘度です。
Calcium (ppm) 1,367
Magnesium (ppm) 564
Sodium (ppm) <1
Barium (ppm) <1
TBN, mg KOH/g (ASTM D2896) 8.0
洗浄剤に多い成分です。
カルシウムは2.0Tの方には特に気になる数値です。
これが多いとLSPIが起きてエンジン一発アウトになることもあります。
今のSP規格になり制限入りましたが規制範囲内です。
その代わりにマグネシウム系の洗浄剤の添加量が増えてきてます。
ナトリウム、バリウムはまぁマニアでなければ気にしなくて良いです。
TBNこれは塩基価といってオイルがどれだけエンジン内の汚れを取り込んで
オイルとしての機能を維持出来るかです。
8.0有れば問題無いなく平均よりよい感覚が有ります。
Phosphorus 776
Zinc 870
Molybdenum 82
Titanium <1
Boron 248
耐摩耗剤系です。
リン系は一般的で基準の中央値
亜鉛系 ZDDPでしょうね良い成分です。
二硫化モリブデンとBoron(ホウ素)も含まれてます。
二硫化モリブデンのみでホウ素も含まれないオイルも有ったりします。
二硫化モリブデンの方がどちらかという低温時に効果を発揮し
ホウ素は耐熱性が高いので高温安定性に優れて高温時に効果を見込まれてます。
どこかの米国とライセンス契約して国内製造のオイルでは
モリブデンの成分はSDSという取扱いに関わる安全データーシートでは
モリブデンの成分は確認出来ません。
国内製造オイルはこんな闇。
おもに成分のウンチクはこんな感じです。
そしてBLackstoneに分析を出したユーザーのアメリカのSNSで公開したデーターです。
フォードのF-150辺りでしょうか?3.5ツインターボのハイブリットです。
9,900マイル走行後の分析結果です。
日本でいえば10,000㎞?いえいえ、16,000㎞走行後です。
日本でターボ車で16,000㎞オイル交換しないって
車好きではあり得ないですよね。
マイルとキロの差でアメリカでは良く有ることらしいです。
確かにエンジン各部の金属成分現れてますね。
しかし、これは直噴ターボコメントでも指摘されてます。
燃料による希釈がある(下の欄のFUEL)です。
2.3%ガソリンが混入してしまってます。
直噴エンジンではなりがちです。
シリンダー壁にも燃料が掛かりこうなる傾向多いです。
なので6,100マイルでの交換を勧めるとコメントに書かれてます。
約1万キロです。
そこまで直噴でもOK、そして現時点でもTBNが1.7ある。
まだまだ汚れをオイルが取り込む性能残ってるということです。
ガソリン希釈により粘度も〇w-20と〇w-30の境辺りまで落ちてしまってます。
直噴エンジンこの車特有の希釈希釈が無ければもっと距離伸ばせたのでしょうね。
こちらもフォードの2.0 直噴エンジンです。
小まめにオイル交換されていて4,451マイル走行
7,100㎞走行後の分析結果です。
日本で小まめな5,000㎞と10,000㎞の丁度中間辺りですね。
慣らし運転時の摩耗も完了し通常状態に入った様です。
全く問題無い値、粘度の低下もなくTBNも3.8有ります。
7,000㎞走った直噴ターボ車でまだまだ使えます。
コメントでも次は6,000マイルで交換を勧められたりしてます。
6,000マイルは9,600㎞
こういった数値で表されると納得出来ますよね。
どこかの純正油、本国と違って国内仕様
その仕様すら開示されずNAで5,000㎞乗っても
劣化を感じる。
そんなオイル使ってるならこちらの方が安くて
安心です。