CX-8ガソリンターボ試乗

病院と保育園の個人懇談が終わったあと、デミオのオイル交換のためいつものディーラーに。
作業の間暇なのでちょうど配備されたばかりのCX-8 25T ガソリンターボに試乗させてもらいました。


いつものようにほとんど事前情報を持たずに試乗しましたが、ガソリンターボはAWDのみの設定とか。
これはひょっとして販売台数を見て後から2WD仕様を出してくる作戦なのか…。


インタークーラーは2.2Dと同様にバンパー下に空冷のインタークーラーを装着。前から吸ってエンジン後方のコンプレッサーを通って前のインタークーラー通ってインマニに入るという長い吸気管経路。


エンジン後方に押し込められたターボチャージャー。見た感じからして下から回りそうなサイズ感。
デミオもそうですがタワーバー装着するとかなり熱くなります(笑)。


ちょっと気になったのはここ。エアクリーナーからコンプレッサーに向かう配管ですが、バッテリーとエンジンの間にあるので径が絞られています。ここは妥協するしかなかったのかな…？


室内はいつものマツダ車の眺め。そういや新しいマツコネ試すの忘れてました。Car Play対応になってるみたいですね。前期マツコネもアップデートできるとの噂もありますがどうなることやら。


意外に真面目に作ってある三列目シート。運転席からは二列目、三列目のシートベルト装着状況が確認できます。
三列目は身長168cmの私が座ってちょっと天井に髪の毛が触れるくらい。小柄な方なら普通に座れそうです。


二列目には後席用エアコンの操作パネルがあります。あると便利ですよね。


さて実際乗ってみたフィーリングですが、一言で言うと良い意味でも悪い意味でも「デミオやアクセラと一緒」です。

エンジンフィールはほとんどターボを感じさせないトルク感で、大排気量NAのような加速です。ディーゼルのような力強さは感じませんが、気がつくとそれなりにスピードが乗ってくる感じ。後席に座る方からすればガソリンターボの方が快適かもしれません。

ハンドリングはおそらく2トン近くあるはずなのにターンインからコーナーに向かってクルマが動き始める所作は今時のマツダ車全てに共通する動きをします。
デミオやアクセラ、アテンザなどのオーナーが普通に操作しても全く違和感なく「あ、この感じ」っていう曲がり方。

ただそこから後は車重や重心の高さの影響が出るのでオーバースピードでコーナーに入らないように気をつけましょう(笑)

不満な点は三列シート系SUVとしては重厚感をあまり感じないところ。エンジンも比較的軽く回りますし、コーナーリングもミニバン系とは全く違う身軽さもあります。
が、四気筒エンジンの音も残念ながらデミオやアクセラと似たような音がします(笑)。この手のクルマであればマルチシリンダーのエンジンが欲しいところですが、マツダクラスの会社規模だと一番効率の良いエンジンバリエーションとしては四気筒クラスになるので仕方ないかなと。

自分ならどちらを買うかと言われたら迷いに迷ってディーゼルにするでしょう。やはりディーゼルならではの加速感は魅力的です。
ただディーゼルも寒冷地の燃料凍結や振動面、メンテナンス性については弱点もあるので気になる方はガソリンターボですね。

今のマツダ車はガソリンでも巡航燃費はかなり良いはずなので、市街地含む実用燃費がどれくらいかですね。レギュラーガスを使えることもあり実用燃費でリッター10キロ台に入るならガソリンターボも魅力的です。

ちなみに給油口を開けると燃料ともうひとつ口がついてます。今後排ガス規制が厳しくなることに備えてアドブルーを使うんでしょうね。欧州CX-5が尿素SCR仕様になるのでそのうち他のクルマにも適用されるのでしょう。


しかし最近のマツダ車、いろんなバリエーションのクルマが出てくるし、年次改良も多いし買い時に迷いますね。スカイプランで3年ごとに買い替えるのが一番お得なのかもしれません。