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かず207のブログ一覧

2023年11月01日 イイね!

EJ20組み立て開始

EJ20組み立て開始エンジンのOH作業の大半は洗浄と測定、加工と調整である。

そんなことを実感しながら遊んでるわけですが、ようやくブロック側の組み立て工程に突入。

今回はドナーのGRB腰下一式を使うので、大きめの加工といえば内燃機屋に出した面研程度なわけですが、それでも時間かかりましたね。

まぁ、一機目のドナー腰下が死んでたり、寄り道が多過ぎたわけですが…


綺麗にジャーナルのラッピングも済ませたクランクと、重量もバッチリ合わせたコンロッド。
念のため新品を発注していたコンロッドボルトで組んでいきます。

コンロッドの締結はGDまでがスタッドにナット、GR以降がノックピンとボルトに変わっているようです。





あらかじめ油穴にオイルを注したり、メタル当たり面を磨いたり、欠かせない小技が多い。
こういった小さな気遣いが後々の仕上がりやトラブル未然防止に繋がると信じたい。

エンジン組むこと自体が初めてなので、最終的に極上に仕上がっても、すぐにブローしたとしても、何が違いを生んだのかを判断はできないと思う。
それでも、「ココは間違いのない作業をしたはずだ」というログを残しておくことで、振り返った時の学びになることを期待します。






ホーニングまで済ませたブロックにメタルをセットし、クランクを載せます。
Oリングの配置や液ガスの塗布量と位置に間違いがないかをさんざんチェックしたら、反対側のブロックを乗せて締結していきます。

柄にもなく整備書でしっかり予習して、「組む」行為以外の下準備は全て済ませてから挑みます。
ブロック締結ボルトのシールワッシャーも新品に。

ボクサーしか知らない人間なので奇異に受け止めることもないのですが、クランクをブロックで挟み込む構造を実感しながら、反対のブロックでフタをします。




液ガスの乾燥時間を意識しながら、左右ブロックを締結します。
ボクサー以外のエンジンならば、コンロッドとピストンは既に組まれた状態でフタをするみたいですね。
ボクサーはその構造上、ブロックを組んでからピストンを入れていきます。







新品のピストンリングを組み、コンプレッサーで縮めながらシリンダーに挿入していきます。

ピストンリングプライヤーやコンプレッサーといった、このときにしか登場しないSSTの数々。
これらも使い慣れないのでオタオタしながらの作業になりますが、急ぐ必要はないので、過去最大級に慎重に作業します。

それでも、ピストンのシリンダー挿入時にリングが広がって失敗したり、ピストン冠面の合いマークと逆に入れてしまったり。

少しだけオイルリングを曲げてしまったけど大丈夫だろうか…
溝から不自然にリングが外れるほどの曲がりではないので大丈夫と思いたいが、もしオイル上がりがあったとしたら(仮定法未来w)、有力な容疑者はココになるでしょうね。





それ以外の箇所は問題ないことを確認してピストンピン挿入。
ピストンとコンロッドのピン穴の芯出しですが、ビタ一文のズレも許されないかと思いきや…

適当なサイズのソケットにドライバーを刺してズレ防止兼叩き用の治具にしながら殴れば、収まるところに収まってくれました。
オイルパン側から手を突っ込んでコンロッドの位置調整もできるので、事前に恐れていた程には難儀しませんでしたね。

ちょっとした達成感w






ピストンピンのサークリップも組んだら封印していきます。
もう当分の間は再会しないことを祈って…w


クランク起動トルクのチェックやピストン上面の容積測定が残っているものの、ヘッド側の作業がまだたんまり残っていますので、ブロックはいったん養生して仕舞っておきます。

…いつものDIYでもそれなりに慎重にはやってますが、今回ほど気を遣ってはいないですね。
現行機の調子が悪いとか、早く終わらせないと
乗れないとか、そういった事情がないのでね。
そういう意味では、納期に追われる仕事みたいなDIYをいつもしているわけだな。



トランクがパンパンだw
Posted at 2023/11/01 08:49:06 | コメント(0) | トラックバック(0)
2023年10月19日 イイね!

加工技術

加工技術今まで散々車弄りはしてきたものの、あくまで「交換」「取り付け」レベルのボルト付け外し程度だったなぁ、と実感しています。

今回エンジンOHにチャレンジしてみて、寸法や重量を揃えるとか、この時しかできないファインチューンを施してみるとかになると、いわゆる「加工」の領域に踏み込むわけで。



ピストンの重量合わせ。

純正でも重量差が 1±0.5g くらいに収まっているのも凄いことだが、せっかくなので削って合わせてやろうと。

そうなると当然、
「純正はなぜこの形なのか?」
「設計者の意図と、製造上やむなくそうなってるところの境目はどこなのか?」
「加工しても良いところはどこなのか?」「しても良い/悪い加工は?」
みたいなことを考えざるを得ないわけで、専門書を購入して勉強しながら楽しんでます。


コンロッドの重量合わせ。
こちらは、本体とキャップそれぞれの重量を測定して研磨。
0.1g削るなんて大したことないだろ!と思いきや、結構思い切って削らないと減りません。
製造時にこの程度は簡単に差が出てしまうんですね。


定番のポート研磨。
どこをどう削るのが良いのか、何を狙って加工するのか、調べれば調べるほど、「諸説」の山に埋もれて混乱しますw

まぁ、あくまで素人が自分のエンジンを素材にしてるので、結果は全て甘受すればいいですけどね。

世の中の内燃機屋さんとかチューニングショップは、他人のエンジンをお金をとって加工するわけですから、当たり前だけど失敗が許されない。
それでも、自分でやってみればわかりますが、加工賃とかOH工賃って正直破格だなぁと思います。
プロの技量と機材をもってすれば、確実かつ高品質の成果が得られるわけで、その対価とみれば全然高くないですね。






果てしなく終わらないバルブすり合わせにヒィヒィ言いながら、そんなことに思いを馳せるわけですw

なかなか組み付けまで行きつかないな…



(そうこうしてる間に、ピストンがコーティングから返ってきたよ)
Posted at 2023/10/19 11:21:09 | コメント(2) | トラックバック(0)
2023年10月06日 イイね!

迷走

迷走







まるで前回のコピーのようなトップ画像ですが…

紆余曲折を経て、ドナーエンジンをもう一台入手www







先に入手していたGCのEJ207がまさかの一気筒死亡w
まるで前衛芸術のような様相のコンロッド破損とブロックの抉り傷


まぁもともと腰下はGDBで行くつもりで、ドナーエンジンからはヘッドのみ運用するつもりではあったが…


ブロックはGDB、コンロッド・クランク・ピストンはGH8のキメラ仕様を考えていましたが、ピストンのクリアランス調整に不安が残るのもアレだったので、今度こそ上物のGRBエンジンをまるっとゲットして使う方向に方針転換。





うんうん、良い状態だ。
これで腰下は完全にGRBでいけるな。


デュアルAVCS車のカムスプロケボルトは噂以上の鬼畜だったわけですが、近所のディーラーにSSTを貸していただき、3人がかりでなんとか撃破w



さて、こうなると当然財布はボロボロなわけですが、エンジンパーツの単品って少ないながらも需要があって、きちんと洗浄してバラ出品すると、ソコソコのお値段で売れたりするんです。

インマニ、エキマニ、タービン、カム、ヘッド、プーリー、ポンプ…
積み重なると、それなりに資金回収できます♪

解体屋から購入した物品をさらに解体して転売するビジネスみたいになってるなwww





迷走しつつも、なのか、迷走したことで、なのか、今回のエンジン製作の方向性も固まってきました。

そもそもが、ただ単に「やってみたい」という好奇心ドリブンだったわけです。

当初は、社外のオーバーサイズピストン入れて〜とかも考えてたわけですが、結果的に純正中古の組み合わせに落ち着いたことで、DIY+最小限の業者加工でのリフレッシュとファインチューンでの変化を楽しむ方向に軌道修正。

社外品を入れたりするのは、またの楽しみにとっておきましょう。


というわけで、ピストンを手研磨したり。
ブロックを面研したりしています。

もっとも、面研はDIYというわけにいかないので、近所の内燃機屋さんに依頼しました。


近藤内燃機さん。
世田谷に本社のある老舗で、調布にも工場がある。
存在は知ってたけど、まさかお世話になるとはなぁw

ブロック面研で預けたら、ちょうど機械が空いていたようで、即日返ってきましたw



まだ途中ではありますが、ピストン上面を研磨。
180スタートで2000フィニッシュのペーパ研磨と、青棒白棒赤棒の三兄弟+ピカールでのバフ研磨。

さらにブルーマジックとかで仕上げたいところだけど、まぁこのへんにしておいてやるかw


ピストン・新品ピストンリング・新品メタルの3点セットは、業者に出してのコーティングを検討しています。

WPC・モリショットあたりが定番でしょうが、この会社も気になってます。
エムアイテクニカさん

なんでも、GCインプ時代のピストンコーティング開発に参画してたとか。


費用が許せばバランス取りとかも業者発注したいですが、今回はDIY研磨での重量合わせが関の山かなぁ…


…というわけで進展してるような、そうでないような、の近況報告でした♪
Posted at 2023/10/06 13:19:54 | コメント(3) | トラックバック(0) | GC8 | 日記
2023年09月11日 イイね!

3機目のEJ20

3機目のEJ20我が家で現在2機が稼働中のEJ20。

GC8のEJ207。
VAB(S207)のEJ20Y。
(何故かVABから枝番が変わったらしい。もちろん、エクシーガとかのEJ20Yとはまったくの別物であるが)

ファミリーに3機目のEJ20が加わりましたw
というお話です。

思えば、GC→GDA→BL→BL(S402)→VAB→GC(再び) という遍歴なので、EJ搭載車は都合6台目である。(S402はEJ25でしたがね)
今回のように、車体なし・エンジンのみ という仲間入りのカタチも初めてであるw

GCが我が家に来てもうすぐ2年。

家族にはブーブー言われながらも、「もう二度と手に入らないスバルの骨董品宝を、できる限りDIYで維持・アップデートしながら可能な限り長く乗る」のコンセプトでハコの骨格部分以外はほぼすべてと言っていいくらい、全面的な改修作業を進めてきた。

残るはエンジン・ミッション・デフといった大物機械系の中身と、ECU(最新のフルコン化)くらいのメニューである。

散々悩まされてきたエンスト症状にも一区切り(原因はおそらく、スロポジセンサーのボケと、それに関係するアイドリング制御系の認知症)つき、すくなくとも日常使用における不都合はほぼ消えたといっていい。

とくれば、心臓部に手を入れたくなるではないか!


・・・ということで、タイトル画像のような次第と相成ったわけである。

エンジン作り直しのコンセプトも大雑把にしか決めてないですが、基本的にはGC8のヘッドは生かしてそのまま純正ECUで制御する、という骨格だけは決めて、あとは出たとこ勝負で作っていこうと思う。

EJ20も生産終了となり、今後製廃パーツも徐々に増えてくるだろうという見込みのもとではあるが、腰下系パーツはGD/GR/VAのどれも流用できるしね。中古部品も価格は上がってはいるがまだ流通はあるし、社外品もまだ豊富にある。
まずはここで一度作り直してみて、自分のノウハウを得たいという思いも強いのだ。

とはいえ、現在車両に載っているエンジンを降ろしてオーバーホールするのも、長期不動は避けたいし、何より壊してしまったら目も当てられないw
ので、ドナーエンジンを用意して、それにもろもろ手を加えてもう一機準備をすることにします。



オークションで仕入れたドナーエンジン。
某チューニングショップでの長期保管品とのことで素性も状態もわからないが、GC後期のインマニが載ってるのでヘッドは条件に合ってる。
少々見切り発車ではあるが分解して、使えるもの使えないものを仕分けていこう。
なお今回は、別で仕入れたGDBブロックを使う予定なので、どちらにせよドナーエンジンのブロックはオクに再放流か、状態次第では金属回収屋行きである。

さて、鬼が出るか蛇が出るか…




周辺からバラシていきますが、カム周りはまあ大丈夫かな。



オイルパンをはぐったら、なんか落ちてきたんですけど!!!!

コンロッド砕けとるやんけ。。。



そして、ピストンにももろにバルブに当たった痕が…

見事に蛇が出たなあ。。。
これにて、ピストン・コンロッド・クランクはゴミ確定ですね。高くついたけどまあ仕方ない。これも勉強ということで(汗




ブロックの検死は後回しにして、ヘッドの分解洗浄を開始していきます。
エンジンオーバーホールといえばとにかく洗浄!ということですし、どうせ幾らでも時間をかけられるならポート研磨とかもしてみたい。

まあ、気長にやっていこう。

…というところまでのブログでしたw
Posted at 2023/09/11 10:51:29 | コメント(2) | トラックバック(0) | GC8 | クルマ
2023年07月13日 イイね!

【GC8】休戦宣言…?

【GC8】休戦宣言…?思えば昨年の秋頃から間歇的に発生していたエンスト症状。
手探りでトラブルシューティングしながら、いろんな手を尽くしてきました。

GC8 インジェクター洗浄
【GC8】エンスト症状の覚書 20230611
【GC8】クランク角センサーは圧入部品?
【GC8】この仕様はOK?NG?
未だ見たことのない症例
GC8 エンストトラブルとの戦い③ ←終結か?
GC8 エンストトラブルとの戦い その②
GC8 エンストトラブルとの戦い その①


完全不動になったわけではないので、合間合間にツーリングに行ったり、大きめのリフレッシュ作業を入れたりしながら、なんだかんだで楽しんでたけどね。

自分の手元にやってくるまで21年間、おそらく3人?のオーナーに可愛がられてきた個体なので、弄り履歴とかメンテ履歴が追っかけられなくて、怪しいところをモグラ叩きで処置していくしかない。

まあ制御系のトラブルなんて、まずは純正ECUに戻すのが王道なんだろうけど、PFCが奢られていて純正ECUが付属しなかったので、適合する純正ECUが入手できるまで見ぬふりをするしかなかった。
今回ようやくオクで純正を入手できたので、晴れてノーマル復帰です。(PFCはソッコー売り飛ばしてやったww)

剝き出しのエアクリだけは、純正ボックスがなかなか手に入らずそのままだけど、まあよほど気合い入れた走りをしない限りは当面大丈夫でしょ。

先週末に、酷暑のなか秩父の山道から甲州に抜けるルートを走ってきたけど、エンストどころかハンチングすら発生しない。

完全に直った!とは言い切れない一抹の不安はある(といっても、再発したとしてももう心当たりが残ってないのだが)が、この戦いも終戦とまでは言わないまでも、休戦宣言くらいはしていいのではないか…?


断言しきれないヘタレな自分がいる…


エンジン主機には手を入れてないけど、いろんなものを更新したからね。
(トップ画像はIRSさんによるインジェクター洗浄レポート)
しばらくは快調に走ってくれないと困るぜ!
Posted at 2023/07/13 14:16:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | GC8 | 日記

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