【まえがき】
これまでもお問い合わせ頂いた方には個別にお送りしていたんですが、問合せが継続して多いので改めてコーディングメモを再編してみました!少しでも多くの方にコーディングの世界を味わっていただければと(笑)
なお、本作業にまつわる不具合等発生しても当方は一切の責任を負いませんので悪しからず m(_ _)m
なんか、F-150 Forumで似たようなチュートリアルも発見(汗) リンク貼っておきます
F150forum FORScan Tutorial(英語)
FORScan Forum Useful Links(英語)
【必要なモノ】
・OBD2アダプタ
・WindowsPC
・FORScan
OBD2アダプタ
ELM327クローン(USB)
これからちゃんとしたODB2アダプターを購入される方はこちらのOBDLink EXがオススメです!
Built for FORScan!、HS/MS-CAN両対応、無通信時自動スリープ機能等Ford車には隙なしモデル
ELM327中華クローン(USB/Bluetooth(BT))
左:ELM327 Bluetooth/MS-CAN切替SW無 ※HS-CANでアクセスできるモジュールしか読み書きできません
右:ELM327 USB/MS-CAN切替SW有 ※背面にあるトグルスイッチでHS/MSCAN切替可能
J2534クローン(VXDIAG VCX Nano)
※HS/MS-CANどちらもにアクセス可能
【VCX Nanoドライバインストール】
VCX Nano公式サイトからドライバ最新版をDL
http://www.vxdiag.net/managecenter/download/vxdiag.zip
展開されると出来上がる下記を実行
VX Manager 1.6.2.0902.exe
#上記は参考名。最新版で良いと思います。
SelectComportnents画面で下記にチェック
1 - PASSTHRU ※FORScan用、J2534 Passthruモードドライバ
完了したらCloseで閉じる。
【FORScan(PC)とVCX Nanoの接続】
・VCX NanoとFORScanをInstallしたPCをUSBで繋ぐだけでOKです
正常にいけば初回のみUSB Converter、USB Serialなどのドライバが自動で読み込まれ
VCX Nanoが使えるようになります。(認識しない場合はWindowsの再起動で認識するようになります)
なお、この状態でVX Managerを起動すると、VCX Nanoのデバイス情報が見えるようになってるはずです
【PCセットアップ】
【WindowsPCへのFORScan Install】
ここから最新版FORScan(Windows用)をDLしてPCにInstall
http://forscan.org/download.html
現時点では2.3.16betaが最新
FORScan起動画面
※上記はOBD2アダプタ接続時
アイコン | 項目 | 内容 |
| Information | 通信状態のログ/車載の各種モジュール情報取得 |
| DTC(DiagnosticTroubleCode) | トラブルコード表示/リセット |
| Live Data Scan | 各種センサー等の出力を表示(数値/グラフ) |
| Tests | 各種セルフテスト機能 |
| Service Procedures | 各種キャリブレーション(補正)機能 |
| Configuration and Programming | コーディング(ABデータ編集) モジュール単位での直打ち/機能名での有効無効化 |
| Settings | Forscan自体の設定、特に弄る必要は無し |
| About | FORScan自体の情報表示、Hardware IDの表示、ExtendedLicenseのload |
【FORScan Forumでのユーザ登録&ExtendedLicense発行】
FORScan Forumでのユーザ登録
https://forscan.org/forum/ucp.php?mode=register
しばらくするとWelcomeメールが来る(この時点ではInactive)。
さらに半日-1日程度待つとAccount activateメールが到着(コレ以降ログイン可能になる)
どうやら人力承認のようでして、管理者起きてる時間帯(ロシアの日中帯)だと早いみたいですσ(^_^;)
ExtendedLicense発行/登録
初回利用時はもちろんですが、90日間の有効期限が切れた際にも同じ操作が必要
https://forscan.org/forum/viewtopic.php?p=67017#p67017
FORScanを立ち上げてAbout画面を表示
hardware IDの所にあるCopy to Clipboardをクリック
FORScan FrumのExtendedLicense発行ページで入力
https://forscan.org/support/prepare_trial_el_request.php?lang=en
各項目を入力→送信
数時間でメールにて送付される形に変更になったみたいです。
FORScanにExtendedLicense読込
FORScanのAbout画面にある、Load LicenseをクリックしてさっきDLしたキーを読みこませる
ここまで完了すれば、ようやくFORScanのフル機能が使える状態になりました
【FORScanを使って車両と接続】
【PCとOBD2アダプタの接続】
USBならPCと繋ぐだけでOK
BTの場合は初回時のみペアリング作業が必要
ELM327アダプタを車両のOBD2ポートに接続して給電させる
WinPC側でBTデバイスを検出させてしばらくすると "OBDII" が見えます→ダブルクリックしてペアリングします
PINは1234が多いみたいですが、モノによりますので確認してください。登録完了したら一旦車両側からELM327を外してオシマイ
【FORScan起動】
ELM327アダプタを車両に繋いで、エンジン掛けずにIGN ONにします。空調とかオーディオはOFF推奨(バッテリー上がり防止)
WinPCでFORScan起動
うまくいけばOBD2アダプタを検出して各種モジュールデータを読み込みはじめます
読込に失敗する場合はFORScanアプリの再起動、OBD2アダプタ抜き挿し、PC再起動などお試しください。OBD2アダプタをはじめて接続するような場合だとFORScanアプリ側でうまく掴めない場合があります。
しばらく待つとポップアップが表示されて年式を選択できたり、VINが合ってるかなどの窓がでますのでOKします
なお、BT ELM327利用(HS-CANのみ)の場合、途中でHS-CANとかMS-CAN云々のメッセージがでますが、NOにしてください。HS-CAN/MS-CAN切替SW付きOBD2アダプタの場合、YESを選択の上メッセージに応じてMS-CAN/HS-CANの切替をすると全項目読み込みます。
J2534クローンの場合は操作不要で全データ読み込めます
一通りの読み込みが完了するとログ表示が落ち着きますので、それまで待ってください。なお一度Profile登録された後で再接続を行うと接続初期段階で下記のようなProfile確認から入り、フル読込がスキップされます。基本的にはこのProfile選択でコーディング等に進んでOKですが、モジュール追加などを行った後は再読込の必要があるのででNoを選択してください
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Posted at
2018/09/12 23:05:44
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