決してリクエストがあった訳ではないのですが、パートⅡ行っちゃいます。
GTVは50度を超えたという合図を、余りあてにならない水温計を通して教えてくれる。
あてにならないは言い過ぎだが、やはり20年前の車という事と生産しているお国柄というのが反映される。
だから、90℃で安定してる事なんてなく、凡そ70℃~90℃の間をウロウロしてる。
しかしちゃんと作動しているし、ヒート気味の時もちゃんと教えてくれる。
キホン、暖気状態と、オーバークール、オーバーヒートを確認出来れば問題はない。
余り警告灯ばかりに頼っていると手遅れになる場合もあるから、ちょっと古いクルマでは気を付けなければいけない部分だ。
またそうやってクルマの色んな情報に耳を傾けると、未然に防げるトラブルも多い。
そういうクルマとの対話が、永き相棒みたいな存在になるのかもしれない。
つい能書きを垂れてしまったが、先に進もう。
暖気の終わったGTVに乗り込む。
ドアキー部分を押し込むという、ネイルを仕上げた女性にはお勧めできないこのドアノブは、紳士たるもの女性を誘う時はエスコートして開けてあげよう。
GTVの助手席に乗りたがる極めて少数の淑女たちの為に。
スロットルを軽くブリッピングすると、こちらの思惑以上にレブカウンターが跳ね上がる。
やはり、知ったかぶりの横文字が並ぶ。(笑)
既に17万㌔に達しているブッソ設計のV6は、元気な事この上なく、周りから壊れる前の絶好調だと揶揄されても、そんな予兆さえ見せない好調さ。5000㌔走行後のオイル交換でも消費が0.5Lに抑えられてるという優れものだ。新しく試しているYACCOのオイル(VX500)も貢献しているのかとても良いレスポンスを与えてくれている。
ギアをローに入れほぼスロットルを煽る事なくクラッチミート。低回転のトルクも十分なのでクラッチを労わる意味でもアイドリングスタートが好ましい。
エンジンの暖気はまずまずだが、サスペンションやミッションの暖気はまだなので暫くゆっくりと流す。
20代の頃、初めて所有したスッド・スプリントを地元の重鎮にお披露目した時に、
「くれぐれも初めの20分位は全体の慣らしの為にゆっくり走るよう!」とご教授を受けた。
その当時のキャブ車とは違うとは言え、車の為には至極ごもっともなアドバイスなので、今も実践している。
ただ、その後に
「もちろん、温まったらスロットル全開で乗るべし!」
そのアドバイスも律儀に実践しているのが今日に至る。
だから、そのアドバイスが無ければ私のドライブが変わっていたかも?(謎)
自宅から5分も走れば山間に入るという絶好の立地に住んでいる手前、ちょっとした散歩の多い事。
まあ、ここに家を建てたのは他ならぬ私だが。
暫し走ると路肩の電光掲示板が0℃を示している。
路面に注意を払いながらも、煽ってる訳でもないのに何故か譲ってくれる前走車にハザードで挨拶。
そのままゆっくり走っては失礼なので、ミラーに写らなくなるまで加速してあげる。
やはりこの辺りのマナーは大事ですからね。ww
GTVは1994年頃の設計なので外気温センサーは何てモノは付いていないが、先程より高地だから気温は氷点下と思われ、白くなった橋の上を渡る時は気が抜けない。
ただこの数日は天候も良く橋以外は何とかペースも上げられそうだ。
時間的にも出発後20分は過ぎているので、チョイとペースアップ。
早朝の空いた山あいの道、緩やかなコーナーを幾つか駆け抜ける。
いいペースだ。
「やはり気持ちいい朝だ。」
若い頃から走り慣れた道、時代と共に広く快適なコースになったものの、山々の姿は変わらない。
慣れ親しんだ道ゆえ、先達の教えの通りここは遠慮なく行かして貰う。左のターン。
で、
ブラインドコーナーの先で4輪共アウトに滑る❗️
山陰になった所は想定外の凍結だった❗️
4輪ドリフトなんてカッコいいものではなく、正に
「滑ってしまった❗️」という慌てる場面。
実はこういうケースで過去に痛い目にあった事数知れず。
ここは慌てずグリップの回復を探りながら優しくスロットルオン!
やや反対車線に入ったものの何とか無事に立ち上がり事なきを得、ホッとする。
登りコーナーという部分に助けられたが慢心はダメ。
先達のアドバイスは正しいが、現状把握という大事なことを教わった気がした。
峠を越え、下りは用心深く。
まあ、5分も走れば忘れてますがww
つづく…… のか?
Posted at 2022/01/23 11:27:34 | |
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