目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
ここを今まで何度交換したことか。悲しいことにコレってASSY交換なんですよね。ワイヤーが切れただけでも。
ランクル80なんかは、アンテナ先端の形状はほぼ同じで、アンテナロッド+ワイヤーだけでパーツが出るので、発注してみたところ、ワイヤーが若干太かったり。
まだASSYで新品が出るパーツらしいですが、そのうち出なくなるので修理方法を書いておきます。
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分解してみると、ASSY交換になる理由がわかると思います。新しいワイヤーを入れるに当たって、分解して、銀の筒の先端から白いワイヤーを通していくわけですが・・・
樹脂部分に水を避けるホースが付いているんですが、ワイヤーがどうしてもその排水穴に引っかかってしまうわけです。よくできたもので、水が流れるようにそっちへとワイヤーが逃げていきます。
感心している場合ではなく、赤いポチを描いてある所にドリルで穴を開け、ピンセットでワイヤーをつまんで、正しい穴に送り込むのが正解。その下のポチは樹脂をカシメてある部分なので、穴を開けると・・・どうなるでしょうかね。
※追記
上記記述は間違いです。この部分はカシメではなく、銀のパイプを左に回すと引っこ抜けます。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2507764/car/2048166/4831187/note.aspx 3
後は適当にグリスまみれになって巻きつけてください。このタイプはワイヤー巻取りカップにナイロンワイヤーをカシメる必要があるので、これまた億劫です。巻き取りは12V電源を使うと良いと思いますが、大抵の人は車のカプラを繋いでACCでやると思います。電源を入れると、最初は自動的に送り出す方向にモーターが回りますので、一旦止まってから巻取りカップをネジで固定、準備万端でACCオフ、そこから巻き取りが始まります。独りでやれって? 無理な話ですが、できないことはないです(笑)。
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それにしても何でこのモーター、ちゃんと止まるんでしょうかね。そう思った人も多いと思います。
その秘密がこちら。ものすごくアナログなセンサーが付いております。左側の金属部分がワイヤー巻取りカップ。よく見ると突起が付いています。
それと対になるのが右側のギア。うまくフタが閉まらない時は、このギアが噛み合ってないので、無理に押し込まないように。
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んで、よく見ると、ギアのうち2箇所が、金属端子になっています。
その上の、滑りが良さそうなナイロン製のガイドの裏に、幾つかのワイヤーが配置されておりまして、巻取りや送り出しで回ってる最中は、センサーに電気が流れたり止まったりが繰り返されるような構造になっているようです。たぶん、マウスホイールのエンコーダーみたいな仕組みかと。
で、それが止まると、通電が持続され、それを感知してモーターが焼ける前に止めると。何秒かでも止まるタイマーも備わっているので、果たしてこのギミックは必要なのかと思いますが。
※追記 このセンサーは送り/戻し切替信号をリレーに送るセンサーでした。この写真の位置に電極をセットしておかないと、アンテナが伸びるだけ、もしくは縮む方向だけにしか動かなくなります。
このタイプは自動アンテナのなかでも修理が一番面倒かつリレーの互換性もないのですが、マーク2三兄弟以外だと、MR2や70スープラ、カルディナの初期あたりに使われていたり、いなかったりします。カルディナワゴンの後期も形状は若干違いますが、コネクタを付け替えてポン付けできた気がします(要リレー)。というか、中古で買って付けてました。うろ覚えです。
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あと、フタについている中央のネジは、あんまり強く締めないほうが良いです。ワイヤー巻取りカップの動きが渋くなって、動かなくなったり途中で止まったりしてしまいします。
ただ、緩すぎるとクラッチを固定している樹脂が変形して割れます。
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ちなみにランクルのは微妙に形状が違いました(笑)。ロッド付け根が短いほうがランクル。左の千切れてるのがマーク2。使えないわけではなかったですが。
とりあえず復刻ランクル70のおかげで? アンテナロッド&ワイヤーも安価ですね。
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