![NIXタイプフォークの怪 NIXタイプフォークの怪](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/046/079/993/46079993/p1m.jpg?ct=9678aa8ada71)
そもそもNIXタイプフォークとは圧側もしくは伸側の一方向のみの減衰力を発揮するカートリッジを左右のフォークに分けて搭載するタイプのフロントフォークをいいます。
うちのバイクに付いているKYBフォークは正面から見て右側に圧側(CMP)、左側が伸側(TEN)の減衰力発生機能が付いています。左右で減衰方向を完全に独立させることにより構造が単純化され、精緻で広範囲の減衰特性及び調整機能を獲得すると言われています。一方でデメリットもあります。そう、それはフロントフォークの剛性如何により、左右で作動差が出ることです。最近のバイクはフォーク自身の剛性も上がり、アクスルシャフトも太く強くなっているので問題ないそうですが・・・(そういえば昔あったフロントフォークスタビライザーって今あまり見なくなりましたね。)
表題に戻ります。写真は先日OT周遊道路を走って帰ってきたところです。うちのバイクはシール保護のため気休めですがフロントフォークに作動油を薄く塗ってあります。
ここで写真をよく見ると天使の輪(AR)の高さにに違いが見えます。拡大すると・・・
明らかに圧側フォークのAR位置が低いことがわかります。
気になるのでEXCELで計算してみると
左右で7~8mm程度(写真から判断)差があると2~3度程度フロントタイヤが傾くのですね。当然過渡的な状態ではありますがブレーキングで乗車位置から見て左に、加速時の伸びる時も同様に左へ傾いているのかと?
(当然ギャップを拾った時も左に傾いているハズ。)
そういえばフロントブレーキを残して左コーナーに入る時は回り安かったよーな・・・ちなみに操安性は左右直進まったく問題ありません。
本当にこんなことが起きているのかとても不思議なので次はフロントフェンダーにカメラを設置して動的な動きを観察してみようかと思います。
バイクって面白い!
Posted at 2022/05/05 09:29:00 |
バイク | クルマ