温泉探訪54(福島県・磐梯熱海温泉元湯、錦星湯)

GW中盤のメインイベントは安達太良山麓の温泉巡り
先ずは磐越道沿いにある磐梯熱海温泉へ
予備知識なしで来たのだが、元湯という共同浴場が素晴らしいとか

んー、風情もへったくれもないな
ん？聞けばここは昔の旅館跡で、今は使われていないとか
「元湯はこっちよー、私ら子供の頃からあるんよー」と御歳80は優に超えているお姉さんに教わり正しい元湯の前へ

霊泉と自ら宣言するスタイル

かわいいのう

さて、地元の先輩たちで賑わう浴室へ
大きい浴槽と小さい浴槽があり、それぞれ温度の異なる源泉をかけ流している。大きい方が20℃ちょい、小さい方が50℃弱
二つの浴槽は塩ビパイプでつながっている
なんでも、小さい浴槽に人が入ると、その嵩の分熱い湯が大きい浴槽に流れ込む仕組みだそう
大きい浴槽に入ってる先輩方は、塩ビパイプを囲んであーあーうーうー話している
私は水のような源泉がびゅうびゅう出ている直下にいた。これはいけない、ただの苦行だ
あつ湯の方はキリリと熱い。硫酸塩泉かしらと思って成分表を見るとアル単、ふむむ

磐梯熱海温泉元湯
福島県郡山市熱海町熱海4-22
024-984-2690

(小さい方の泉質)
アルカリ性単純温泉
(低張性・アルカリ性・高温泉)
成分総量0.39g/1kg
pH9.18
泉温50.4℃
(大きい方の泉質)
アルカリ性単純温泉
(低張性・アルカリ性・低温泉)
成分総量0.28g/1kg
pH9.16
泉温29.0℃

次に向かったのは錦星湯
ここは別源泉を持っているとか


立派な佇まい。250円というのが申し訳ない

イチョウの葉のような形の湯船に、青いタイルがオシャレ

湯船の底のタイルも綺麗
肝心の湯は42〜3℃といったところ
加温はしているもののかけ流しの湯づかい
少し石膏のような匂いがした
浴感はアル単らしくつるつるで、思わず全身を撫でてしまう
16時開店直後の訪問とあって独占できたし、とても良い印象を受けた

磐梯熱海温泉錦星湯
福島県郡山市熱海町熱海1-87
024-984-2159
アルカリ性単純温泉
(低張性・アルカリ性・低温泉)
成分総量0.29g/1kg
pH9.02
泉温31.9℃