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湯原温泉を後にして本日の宿へ
奥津温泉には何軒か宿がある。鍵湯で有名な奥津荘、去年泊まった東和楼、そして今回泊まった池田屋河鹿園

外観は古い旅館なのだが、去年改装して中はとても綺麗にしていた

フロント
おおアメリカっぽいぞ

回廊様の廊下を進む
部屋はどんつき

窓の外は清流吉井川
ん？

ガンジス！大雨で濁流&大増水
河川敷は水没し、おかげで名物足踏み洗濯は中止
気を取り直して風呂へ

ネットで見てはいたが、実物は更に女性的な美しい湯船

かなりの量を掛け流しており、オーバーフローした湯は環礁みたいになった縁のところまで押し寄せて行き、そこから溝に集められて排水される

奥津温泉の優しいアル単
39℃くらいのぬる湯
掛け流しと謳っているが、底に排水口と吐水口があった。もしかしたら循環併用か
ただ、塩素臭はしない
ぽわー

細かいタイルも可愛い

23時までしか入れなかったのが残念
夜中も一人静かにはいってみたかったな

食事も美味しかったし、宿の主人も女将さんも良い人だったし、想像より随分良いところだった

池田屋河鹿園
岡山県苫田郡鏡野町奥津奥津温泉55
0868-52-0121‬

アルカリ性単純温泉
(低張性・アルカリ性・高温泉)
成分総量0.15g/1kg
pH9.1
泉温42℃

道は問題なし
宿正面の駐車場は段差がかなりあるので、車高下げすぎているとこする可能性あり

真賀温泉で出会ったお父さんから、今日は空いてるよと聞き、今まで行きそびれていた砂湯に行くことに
露天風呂の西の横綱、そして混浴で有名
その日は結構な雨
さすがに先客はおじさん一人

写真の右奥、左岸に屋根が見えるところが砂湯
大きなダム直下にある

砂湯への道すがらに立てられていた看板
混浴につきもののエッチマン達に警告
さて、簡素な脱衣所で服を脱いで早速入浴

全部で4つくらいの湯船があったが、一番上流側の子宝の湯に浸かる
足元湧出らしく、所々泡が出ている


泉質はアル単、泉温もかなり低め。これは雨が降ってるからなのか、川の水が流れ込んでいるのか理由はわからず
それより雨で顔が痛い
今更ながら雨の日の露天風呂はあまり快適ではない
次は天気の良い日に行こう

湯原温泉砂湯
岡山県真庭市湯原温泉
0867-62-2526
24時間開放

アルカリ性単純温泉
(低張性・アルカリ性・高温泉)
成分総量不明
pH9.2
泉温48〜51℃
湧出量60ℓ/分

川沿いの道を進む
河川敷に広い駐車場(50台以上停められそう)

ここも再訪となる郷緑館
アル単天国岡山の中でも私が一番好きなのはここ


30分貸切500円
「ほれ、これやしきたかじんや、若いやろ」
「ほんまですね、隣はご主人ですか、男前ですねえ」
居間に飾っている芸能人のパネルを説明してくれたご主人に少しお愛想言うと、30分過ぎてもかまへんで、ゆっくり入って行きと嬉しいお言葉
さて、

玄関すぐ左に浴室
改築したのだろう、洗い場だけはガラス張り
温室のように張り出してとても明るい雰囲気

透明度の高い湯は35℃くらいのぬる湯
冬は厳しいかもしれない

手前の湯船は加温槽
これを交互浴

源泉槽は湧き出す岩の上に作られている
岩の割れ目からプクプクと泡が立つ
これは気持ちいいなあ
スッポン料理が有名らしいので、機会があれば泊まりで行ってみたい
できれば梅雨に入る直前の5月末から6月頭かな

郷緑館
岡山県真庭市本庄712
‭0867-62-2261‬
営業時間10:00〜16:00(日帰り)

アルカリ性単純温泉
(低張性・アルカリ性・温泉)
成分総量0.13g/1kg
pH9.1
泉温34.2℃
湧出量30.5ℓ/分

駐車場は5〜6台
道はロードスターでも余裕でした

岡山はアル単の宝庫
特に湯原温泉のある旭川沿いと奥津温泉のある吉井川沿いに名湯がひしめく
まずは真賀温泉へ

駐車場は満車
河川敷の駐車場もあるが、増水しているので仕方なしに自販機前に停める
石段を登っていく

真賀温泉は男湯、女湯、家族風呂、そして名物幕湯がある


男湯(女湯)150円
幕湯250円
家族風呂1000円
躊躇なく幕湯へ

(ネットより)
4人でいっぱいの湯船。これで混浴
日本一女性に厳しい混浴と言われているらしく、二人でいっぱいの脱衣所も男女共用
それでも一人でやってくる女性客が2〜3人いるらしい
8人制限らしいが、もう少し絞った方が良いのではと思うが、そうなると待ち人が多くなるので仕方ないか。さすが名物
アルカリ性の優しいぬる湯
竹筒からこんもり湯が出ているが、実は足元の岩からもこんこんと湯が湧いている
掛け流しが嬉しい
いつまでも入っていられる湯温
なので1時間制限

ここで2人の先客に会う。前回と違い男性しかいなかったが
一人は常連さん、もう一人は京都から来たというお父さん
常連さんはここが大変混むこと、女性がくると乳を揉ませてくれとせがむ常連(老人)がいて大変困っていることを教えてくれた
お父さんは先に湯原温泉へ行き、ガラガラでしたよと教えてくれた

(男湯)
上がって店の人と話す
最近は変な輩が増えてきたけれど、つまみだしてるからねと話すご主人

よろしくお願いします
真賀温泉
岡山県真庭市仲間180
0867-62-2953
07:00〜22:00

アルカリ性単純温泉
(低張性・アルカリ性・温泉)
成分総量0.13g/1kg
pH9.1
泉温34.2℃
湧出量30.5ℓ/分

駐車場は店の前に5台分、道を挟んだ河川敷に7〜8台停められるスペースあり。ただし増水時は使用できず
今回は満車だったので、自販機前に駐車

「ねえ、たまには美人の湯と言われるところに行きたいな。岡山の奥津温泉なんかどうかしら？」
「そうだね、たまには君の意見を尊重してみようか」

夫婦の会話を一人芝居で楽しむ独身貴族のa-m-p さん。寂しくないよ！ホントだって！
中国道を西へ
一湯目は真賀温泉

幕湯というのがつとに有名で、掛け流しの足元湧出。しかし混浴だとか
券売機で幕湯250円を購入

えと、白状すると、妙齢の女の人と二人きりで入りました…
気遣ってメガネ外して入ったのですが、これが失敗。深さが120センチくらいある湯船で、足元踏み外してつんのめり、危うく流血騒ぎ
日本語を覚えたてのようなぎこちなさで話したのですが、何を話したか覚えていません

アルカリ性単純温泉
(低張性・アルカリ性・温泉)
0.15g/1kg
pH9.4
泉温39.5℃
湧出量205ℓ/分

さて、回春したa-m-pさんが次に向かったのは足(たる)温泉
名前の由来は色々あるが、受付のお姉さんが言うにはこの辺りの部落の名前が足(たる)だから
んー、たぶんつまんないけどこれが一番正しい理由かと。

市営の施設。600円
残念ながら加温、循環、消毒の湯づかい
ただし露天風呂は消毒の匂いもせず、盛大にオーバーフローしていた
アルカリ性単純温泉
(低張性・アルカリ性・温泉)
成分量不明、pH9.4、泉温34℃、湧出量150ℓ/分
加水なし、加温、循環、塩素消毒あり


その後向かったのが、郷緑温泉


お城みたいな重厚な構え
お風呂は500円で30分貸切制
この風呂がマニア垂涎の湯づかい

写真だと大きさがつかめないが、湯船の底の左側は天然の岩がむき出し
その岩の裂け目からぷくぷく泡が出てる！これはすごいや
ここの子供に生まれたかったと久し振りに思った

壁に由縁が書かれた銘板がはめ込まれていた
先達よ！よくぞみつけてくださった！
アルカリ性単純温泉
(低張性・アルカリ性・温泉)
0.12g/1kg、pH9.1、泉温34.2℃、湧出量30.1ℓ/分
加水、加温、循環、消毒なし(源泉槽)

その後、奥津温泉を目指す
途中立ち寄ったのは般若寺温泉
ここは1,000円で一時間貸切制

奥の母屋、昨年までは茅葺きだった
今はトタン
それでも21世紀感はないな
ここも素晴らしいお風呂

まずは内湯
切り立った崖の直下にあるので、すごい閉塞感
大量のオーバーフロー
そして露天風呂

あかん！うちもうだめ！
この露天風呂に恋をしました
アルカリ性単純温泉
(低張性・アルカリ性・温泉)
成分量不明、pH9.1、泉温40℃、湧出量不明
加水、加温、循環、消毒なし

今夜の宿も奥津温泉なのに、なぜ早い時間に目指したのか
それはここを訪問するため
奥津荘

お殿様が鍵をかけて独り占めしたという鍵湯がある宿
これ、よくよく考えるとセコイ話だよね
1,000円払って日帰り入浴





うむ、これはすごい
足元湧出もさることながら、すごい透明度
アルカリ性単純温泉
(低張性・アルカリ性・温泉)
成分量不明、pH9.1、泉温42℃、湧出量247ℓ/分
加水、加温、循環、消毒なし

ホントはね、ここに泊まろうかと思ってたのだけど、おじさん一人で55,000円払えないや

雰囲気あるわね

さて、この後南下し、佳品の温泉二つ巡る
一つめ
湯の瀬温泉

ここはほのかに硫黄臭
群馬の漣温泉を彷彿とさせますね
500円を払い中へ

対岸はキャンプ場
楽しそうにBBQするヤングファミリーを横目に温泉を堪能するタコおじさん
ここは川底から湧出している。泉温が低いため加温しているが、源泉を自由に投入できるのでドバドバ投入。スベスベの浴感
特筆すべきは風呂上がり後のサッパリ感
個人的には本日一等の泉質
アルカリ性単純温泉
(低張性・アルカリ性・低温泉)
0.09g/1kg、pH9.4、泉温27℃、湧出量不明
加温あり、加水、循環、消毒なし

そして、背徳さんにご教示いただいた小森温泉へ
受付はこの鄙びた施設には不似合いなほど可憐な娘さん
湯銭600円を払い階段を下りる
浴場はすぐ脇を流れる川と同じ高さにある




あかん！ファンタスティック！
草臥れた佇まいに恋をしてしまいました
アルカリ性単純温泉
(低張性・アルカリ性・低温泉)
0.13g/1kg、pH9.4、泉温28.1℃、湧出量不明
加温あり、加水、循環、消毒なし

そして再び奥津温泉へ
宿は東和楼

ここのお風呂が凄い

漆喰で固められた通路を進む


鏡さん、あなたはいつからそこに埋め込まれているのですか？


ホワチャー！盛り上がる湯面に興奮！
恐ろしい量をかけながしています

なにこの岩！あなたはいつからここにいるの？？
アルカリ性単純温泉
(低張性・アルカリ性・温泉)
加温、加水、循環、消毒なし

到着後、夕食後、夜中、朝風呂、散歩後と5回入った


軽井沢には行けませんでしたが、ほぼハズレなしの温泉巡りで大満足なa-m-pさんでした！