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仙台から北北西に約70キロ、車でおよそ80分ほどのところに鳴子温泉はある
これも十分日帰り圏内
大阪でいえば大阪市から和歌山の花山温泉くらいの距離といえばおおよその感覚は伝わるだろうか

さて、鳴子温泉は温泉11分類のうち9種類の湯を擁するバラエティに富んだ温泉街
事前に予習はしたものの、多すぎて戸惑ってしまう
ええい、こうなったら共同湯巡りでいいではないか

というわけで、鳴子温泉の一湯目は早稲田桟敷湯
風変わりな名前の由来は、大崎市の公式サイトから引用すると、
〜戦後間もなく掘削の実習で、早稲田大学の学生が堀り当てた温泉で、早稲田湯として町内外の人たちから親しまれてきました。
掘削からちょうど50年目となった平成10年に早稲田大学石山修武教授の設計で全面改築されました。〜
成程、早稲田の学生さんが掘り当てたのか
さて、車を無料の湯巡り駐車場に停めて早稲田桟敷湯へ向かう

湯巡り駐車場の奥で温泉を掘っている最中
良い泉質の温泉が湧きますように

100mほど歩くと、黄色い変わった建物が見えてきた

なんだろか、体育館でもないし、およそ温泉とは思えない建物

入り口にかかっているペナントには、誇らしげに早稲田桟敷湯の文字が

建物の隙間を進む

取ってつけたような潜り戸

戸を潜ると階段が

下りきったところに券売機と貴重品と靴入れ兼用のロッカーがある
券を賢そうな女性に渡し、いざ風呂へ

浴室はとても天井が高い
硫黄臭、火薬系の刺激的な臭いがする

私の他に3人の浴客
写真はこの一枚きり
まずは近代的な混合栓のカランで洗う
ボディソープ備え付け
あとで思ったが、ここを最後の湯にすれば綺麗に体洗えたな

さて入りましょう
樋と樋の間に入る
泉温は42〜3℃といったところ
熱い湯が投入されている樋とぬる湯が投入されている樋が交互に並んでいるので、場所によって泉温が微妙に異なる
小さめの白い湯の花が舞うのも素敵だ

鼻を手で覆ってクンカクンカ、クンカクンカ
一心不乱に臭いを堪能する私
このストレートな火薬臭は最高だ
早稲田の学生さんよ、掘り当ててくれてありがとう

こうして最高のスタートを切った鳴子温泉巡り
次はそう、東北共同湯の雄、滝の湯へ向かおう

早稲田桟敷湯
宮城県大崎市鳴子温泉新屋敷124-1
550円
9:00〜21:30

含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉
(低張性・中性・高温泉)
成分総量1.3059g/1kg
pH7.1
泉温86.5℃

道は鳴子温泉街は狭いものの、特に不安なし
むしろスピード出るので注意
駐車場は本文中にもある通り、湯巡り駐車場(無料・50台くらい駐車できるか。ただし今は源泉掘っていて片側使えず25台程度)