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今日は山の日
というわけで、Ｓさんと職場の同僚２人の計４名で北アルプスの燕岳へ
（あ！タイトル画像は槍ヶ岳ですよ、あしからず）


さすが山の日
朝４時に着いたが、既に登山口近傍の駐車場は満車。麓の神社の駐車場へ案内される


５：３０登山開始
空には我々を歓迎するかのように虹が出ていた


合戦小屋で名物のスイカを食べる
人生で一番美味いスイカかも
カブトムシみたいに最後までむしゃぶり食った


登り始めて４時間、燕山荘に到着
目指す山頂はもうすぐ


山荘の南、はるか先には富士山も見えた
ここで職場の二人とはお別れ
彼らはこのまま縦走して槍ヶ岳を目指す
私とＳさんは燕岳へ


燕岳は大理石の殿堂


そして登頂


ここまで来れば、槍ヶ岳まで指呼の間
なんとか来月中に登ってみたい

この後４時間かけて下山
下山後はお待ちかねの温泉


登山口にある中房温泉へ
湯銭を払い、浴室に向かう

結構なお客さんがいたが、皆帰りのバス待ちの時間調整
まずは体を洗う。秘湯の会員宿らしく、くまざさシャンプーが置いていた。これ高いんだよな。浅ましいのでたっぷり手拭いに出して洗い始める

と、

「ブーン！」「ぬう？」



なんとここでもアカウシアブが猛威を奮っているじゃないか
「わ！スズメバチ」身をすくめる若者たち
「ハチちゃいまっせ、アブでっせ！身をすくませてたら噛まれるから、手で払いのけるんですよ！」
濡れた手拭いを片手に仁王立ち。覚悟を決めて真っ向勝負のアンプさん
「ほいよ！これ使いな」
Ｓさんがハエ叩きを渡してくれる。ありがたや

「ブーン！」

空を引き裂くように真っ直ぐ襲い掛かってくるアカウシアブはさながら急降下爆撃機のよう

「対空戦用意！うてー！」
閃光一閃、なんと一振りでアカウシアブを撃墜してのけたアンプさん

「すげー！」周りの若者たちからの賞賛を一身に浴びる。ちょっと上出来過ぎない？

こうして平和が訪れたかと思ったがさにあらず
２号、３号と続々と集まってくる
それでも去年の南会津のようにやられっぱなしではない。２匹叩き落としたところでしばらく小康状態

この間にお湯について話そう

浴槽は二つに分かれており、それぞれ異なる源泉を引いている
右手が３８度、左手が４２度の設定


右の浴槽はやや大きめ
コンクリートが劣化して底がトゲトゲの尻に厳しい湯
白い湯垢のような湯の花が舞う
微かに硫黄由来の焦げ臭がする
こちらの湯は源泉温度が７６度と高温なので、ラジエーターで湯を冷まして使用しているそう。湯に対する誠実な態度、尊敬します



左の浴槽は、底がヌルヌルしていて掃除が甘いのではないかと疑ってしまう
しかし、左の湯の湯ざわりはニュルニュル
これぞうなぎ湯
後で成分表を見ると、なんと炭酸イオンが６７ミリグラムもあるではないか

確か全国クラスのうなぎ湯である中山平で９０、ほほえみの郷観音湯は１００を超えていたが、それでもこの数値は立派
湯船の中でひたすらチャプチャプ体を撫でさすって悦に浸る


登山もよし、温泉もよし
本日は最高の山の日也

中房温泉
長野県安曇野市穂高有明7226
0263-77-1488
850円


古事記の湯(大きい方の湯船)
単純硫黄泉
(低張性・アルカリ性・高温泉)
成分総計0.4636g/1kg
pH8.8
泉温74.7℃
湧出量220ℓ/分
ほとんど無色澄明、硫化水素臭を有す
主要成分(1kg中)
炭酸イオン15.0mg

妙見の湯(小さい方の湯船)
単純硫黄泉
(低張性・アルカリ性・高温泉)
成分総計0.6697g/1kg
pH9.1
泉温94.8℃
湧出量14ℓ/分
ほとんど無色澄明、硫化水素臭を有す
主要成分(1kg中)
ナトリウムイオン143.6mg
炭酸イオン67.7mg

有明神社から先は本格的な山道。離合困難な箇所も多々あるので注意
駐車場は20台分