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ひばり温泉を後にし、Ｒ４をさらに南下する
目指す弘法不動の湯は、Ｒ４の脇にあった


結構荒涼とした雰囲気


中に入ると、４〜５人の先輩たちがめいめいに何かしている
一際目を引いたのがひたすらうがいをしている大先輩

ま、まあいいや
浴室へ



浴室内は湯気でムンムン
淡いモール的な匂いが立ち込めている
鶯色の湯



湯口から大量投入
驚くべきことに、風呂の底３か所からも湯を大量投入しており、おかげで湯面は常時うねっている


湯ざわりはツルツルのスベスベ
うなぎ湯と形容して良いくらいのニュルニュル湯
一番驚いたのが


おわわわ！
諸兄よ、これは屁ではない
私の体を依り代にして、夥しい泡が湧き上がる
これまで各地で凄い泡付きの温泉に入ってきたが、弘法不動の湯もまた全国指折りの泡付き


壁に誇らしげに掲示されている効能書き
曰くレジャー泉ではなく保養泉
遊びではないのよ

と、先輩が入ってくる
湯に浸かり、なんと持参の雑誌を読みはじめた
この名湯をコタツがわりにできる贅沢よ
そんな仏頂面をせずに、この地に生まれ育ったことをもっと喜ぶがよい


弘法不動の湯
福島県岩瀬郡鏡石町岡ノ内418-3
0248-62-1770
500円
8:00〜19:30

弘法不動の湯
アルカリ性単純温泉
(低張性・アルカリ性・温泉)
成分総計0.4516g/1kg
pH9.1
泉温39.2℃
微黄褐色澄明、無味、無臭である
湧出量238ℓ/分
主要成分(1kg中)
炭酸水素イオン165.0mg
炭酸イオン36.0mg←結構凄い

Ｒ４から一本入る
駐車場は隣の空き地も使えば40〜50台は停められる。停め放題だ！

一つ前の郡山三穂田温泉で同浴になった地元のお兄さんに、この辺りで他に回るべき良泉はどこでしょうと尋ねた
兄さん「ここから15分ほど、須賀川にあるひばり温泉ですかね」
アンプ「ほう、ひばり温泉ですか」
兄さん「あそこは遠方から湯治に来る人もいるくらいですからね」
アンプ「ほう、湯治ですか」
兄さん「しかし濃すぎて調子に乗っていると湯当たりしますよ」
アンプ「ほう、湯当たりですか」

R4を南下し、ひばり温泉へ


広大な敷地に数々の施設
これは後ほど言及するとして

受付で金を払い奥へ


施設は最近改装されたのか、大変綺麗
写真は食堂だが、よだれが出そうな芳しい香りが漂っていた

さて、風呂だ
まずは内湯


見よこのとよとみの湯
50人なら難なく飲み込みそうな大浴場

しかし、お兄さんが言ってたような湯当たり必至の濃厚なお湯ではない
どちらかといえば淡くてはかなげな、少女のような湯ではないか

続いて露天風呂へ


不必要なくらい沢山の柱が林立する露天風呂
42度の適温に保たれた湯はツルツルの湯ざわり
泡付きも良く、なかなかの塩梅

周りの壁には「飲料許可温泉」という文字がこれでもかというくらい書かれていた
試しに飲んでみるが特に味はしない

湯から上がる


休憩所には最近設置されたのか、お洒落な暖炉があって、しばらくここで休憩
あの先輩はひばり温泉を濃いと評したが
何が濃いのだろうか
成分分析表を見ても低張性だしな…

さあ、次の温泉へ向かおう
そう思って外に出た時に私は見つけたのだ


閻魔大王殿御堂


金箱温泉健康神社


家内・家宝・交通・合格・安全

こ、この建物はなんだ
お兄さんが言った「濃い温泉」とは、まさかこの建物群のことを指していたとは


三つのお堂は、一段高くなったところに鎮座し、我々衆生をお見守りしてくださっているのだ


ひばり温泉
福島県須賀川市滑川関ノ上22-2
0248-63-1112
550円
6:00〜23:00

須賀川ぼたん温泉
ナトリウム-塩化物・炭酸塩泉
(低張性・アルカリ性・高温泉)
成分総計1.064g/1kg
pH8.7
泉温40.1℃

R4から一本入ったところ
駐車場はおよそ100台分

郡山周辺は町温泉の宝庫
まずは三穂田温泉へ


内湯は十人サイズ
微褐色の湯は適温やや熱めの43度
微かにモール臭
そしてツルスベの湯ざわり

白眉はなんと言っても露天風呂


和風の庭に面した露天風呂
折からの雪も相まって中々良い雰囲気


十人ほどのサイズなのに、こちらも適温42度を維持


じょぼぼぼ
わし頑張ってまっせ
素晴らしい投入量

同浴になったお兄さんに話を伺う
ここは郡山では一番泉質が良い
昔はこの辺り温泉街で、何軒か旅館があったけれど、今はここしか残っていない
加温も加水もしていないから日によって温度が変わるけれど、今日は少しぬるいかな

一週間仕事頑張ってここに来るのが楽しみなんですよ。若い頃は温泉なんて見向きもしなかったけれど、五十になって好きになりました

成る程、私もよくわかります

郡山三穂田温泉
福島県郡山市三穂田町駒屋四十坦原16-19
0249-54-2626
2時間550円(1日コース1,100円)
6:00〜22:00

郡山三穂田温泉２号源泉
ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
(低張性・？・高温泉)
成分総計　不明
pH不明
泉温53℃
受付で確認したところ、成分分析表は奥の方にしまっているとのこと
2/7からコロナで休業するが、その時に探して貼っておきますとのこと

県道55号沿い。道に不安なし
駐車場は50台分ほど

そもそも出張とは縁遠い職種で、銀杯を貰う年になったが数える程しか出張などしたことがなかった
なのでたまの出張は大はしゃぎ
普段散歩に連れて行ってもらえない犬のようにあちこちで嬉ションだ！


とはいえ北国
雪ばかりの景色にしばし呆然


魚の買い付けを生業にしているのだが、取引先の漁港も雪まみれだ

さて、欲しい魚も手に入れたので今夜は八戸に宿泊


ダイエットの効果で11あった尿酸値も4.7まで下がり、貝をビールで流し込むという絵に描いたような暴飲暴食

ブルータス、お前もか


ぬき小路、えっちだ…
え？たぬき小路ですか

よし、〆はラーメンだ


これはラーメンではない、お好み焼きだ

宿泊先はビジネスホテル
靴脱いでそのままベッド

翌朝
目が覚めたが泥の中にいるような気分
そうだ確か温泉付きなんだよな


最上階にある大浴場へ

サウナも付いた浴場は、お父さんたちのオアシス
６時前だというのに結構賑わっている
洗い場で頭から湯をかぶり、露天風呂へ
流石に寒い
東京から来たというお父さんにお断りして一枚だけ


循環塩素消毒加温無色透明無味無臭
観自在菩薩行深般若波羅蜜多
羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶

お経みたいだね
湯に浸かると腹の中の酒がお燗された状態になり、さらに二日酔いが悪化

部屋に戻る道すがら


これは嬉しやヤクルトサービス
もう良い年だから、本当に１本しか取りませんでした（ほんとだよ）

天然温泉南部の湯
青森県八戸市朔日町5-1
ドーミーインの最上階
0178-73-5489
日帰りしているのでしょうか

朔日町源泉
ナトリウム-塩化物泉
(低張性・弱アルカリ性・低温泉)
成分総計2.293g/1kg
pH7.9
泉温28.6℃
湧出量171ℓ/分
無色透明無味無臭
主要成分(1kg中)
ナトリウムイオン577.1mg
塩化物イオン1,219mg

裏通りという名の通りに面する。一方通行なので気をつけて
駐車場は立体駐車場でした

塩原元湯には個性的な温泉旅館が三軒ある
はじめに訪れたのはえびすや
混浴の内湯が有名


(ネットより)
白濁の湯が張られた湯船が二つ
先客は四人いて、


いずれも男性、左のぬるい方に３人、右の熱い方に１人という布陣

私は右の湯船に浸かる
かなりの量がかけ流されている。硫化水素の香ばしい匂いにウットリ

しかし流石に熱い
浴室は湯気でもうもうとしているし、どこか涼しい風に当たりたいな

と、爺さんの後ろにアルミのドアがある
あれはもしや露天風呂に通じるドアか

私は湯から上がり、そのドアを開ける
ん？脱衣所？露天風呂用の脱衣所かしら
脱衣所を通り抜け、もう一つの浴室のドアを開けようとしてハッと気づく
これ、女湯だよな

幸い誰もいなかったので慌てて内湯に戻る

するとオカッパが女の声で「あなた、どこ行ってたんですか、そっちは女湯ですよ！」と言ってきた
ぬかった！オカッパは女だったのか！

「いえあの私はじめて来まして、てっきり露天風呂があるのかなと。すんません気づいたので慌てて帰ってきました」としどろもどろで言い訳し、ほうほうの体で上がる

こういう時は桜の木を折ったワシントン
受付にいた若女将にことの顛末を正直に話す
「警察沙汰になるところですよ」
すんません

玄関の写真しかないし、成分分析表も撮影していない。そもそもお湯の印象が吹っ飛んでしまっているので、近いうちに再訪しようかな

ゑびすや
栃木県那須塩原市湯本塩原153
0287-32-3221
500円
10:00〜14:00

含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
(詳細不明)

新湯から谷を跨いで行くか、塩原の温泉街から細い道を伝って行くか。冬季以外はどちらも余裕
駐車場は10台分