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浅間温泉には幾つか共同浴場がある
そのうちの一つ、仙気の湯は一般開放されているありがたい温泉
朝風呂をもらいに行きましょう


カランコロン下駄を鳴らしながら湯の町通りを歩く。左右は風情のある旅館が並ぶ


（太陽の塔は撤去され、代わりにネコムネ設置）


さて到着


扉を開けると下駄箱と券売機


左右に男女の入口があり、そこを入ると番台
おばさんに券を渡すスタイル

先客が３名、入れ違いで２名が上がる
かなりの人気温泉なのだな


湯は無色透明
分析表によると微硫黄味とあるが、どちらかというと石膏の匂いを感じた
湯温はやや熱めの４３度
湯ざわりはキシキシ


湯口ではネットを使って湯の花を濾しているが、それでも湯船には白や茶色の湯の花が舞っていた

先輩と少し話す
アン「町の中にこんな良い温泉があるって、松本は良いところですね」
先輩「ありがとうございます」
アン「実はですね、私も転勤で松本に暮らすことになったのです」
先輩「ああそうですか。大阪から来られたのですか？」
アン「いえその、仙台からでして」
先輩「へええ」

大阪訛りはほとんど抜けたと思っているのだが、やはり骨になるまで抜けきれないのか。それに驚いた朝風呂でした

仙気の湯
長野県松本市浅間温泉3-4-22
0263-46-5553
400円
6:00〜11:30
15:00〜20:00

2,4号源泉、山田源泉、大下源泉、東北源泉の混合泉
アルカリ性単純温泉
(低張性・アルカリ性・高温泉)
成分総計0.4456g/1kg
pH8.9
泉温50.2℃
ほとんど無色透明、微硫黄味を有す

湯の町通り沿い。歩行者注意
駐車場は２台分

今日の宿は浅間温泉の栄の湯旅館




玄関に入るとこの女の子の写真やサイン色紙が飾られていた
誰か知らんが、風呂は服脱いで入るものだぞ
ここで撮影して写真集を出したんだとか
ふうん

女将さんに案内されて部屋へ


部屋は古いが、共用のトイレは最新鋭のウォシュレットが装備されていた。すごい

さて、ここは循環の多い浅間温泉にあって掛け流し
善き哉


どんどん下っていきます



雰囲気ありますね



浴室に入るとほんのり石膏臭
中央に可愛らしい四角い湯船



ラグビーボールのような形の湯口
４４度のキリッとしたあつ湯
湯ざわりはキシキシ



男女を隔てる壁は色ガラスが嵌め込まれてポップな雰囲気
あっという間に茹蛸になって洗い場でトドる
どうやら今日の宿も貸切らしい



ついでに女湯も覗いてみた
きゃわわ！

栄の湯旅館
長野県松本市浅間温泉3-4-12
0263-46-1031
日帰り不明

2,4号源泉、山田源泉、大下源泉、東北源泉の混合泉
アルカリ性単純温泉
(低張性・アルカリ性・高温泉)
成分総計0.4456g/1kg
pH8.9
泉温50.2℃
ほとんど無色透明、微硫黄味を有す

浅間温泉街の上の方。道幅狭し歩行者注意
駐車場は少し離れた場所に５台分

初出勤を無難に終え、今日も美ヶ原温泉へ


昨夜泊まった旅館の隣が本日の宿、丸中旅館


机の上に置いた食材バッグ



今宵も長芋鍋
腹は膨れるのに低カロリー
味の保証は致しかねます

腹いっぱいになったところで風呂


豆タイルがびっしり貼られた浴室
浴槽はアメーバのような不規則な形

美ヶ原温泉は源泉を集中管理しているので、泉質は昨夜の宿と同じだが、循環せずきっちり掛け流しの湯づかいだけあってたいへん鮮度が良い
掲示では塩素系消毒剤を使用しているとあったが、清掃換水時の限定的な使用なのだろう、私が入った時は塩素の臭いはせず、これまた秋ノ宮温泉のようにふんわり焦げっぽい匂いがした


湯が熱い時は湯もみして下さい、と書いていたが、４１度の優しい適温

湯口を独占して揺蕩う
というか客は私一人


寝湯ゾーンにて横臥して職場のこと、今後の予定のことについて思いを馳せたのでした


善き哉善き哉

丸中旅館
長野県松本市里山辺湯ノ原451-15
0263-32-3380
日帰り受けているか不明。明日尋ねます

2,3,4,5号の混合泉
アルカリ性単純温泉
(低張性・アルカリ性・高温泉)
成分総計0.4479g/1kg
pH8.63
泉温42.8℃

美ヶ原温泉街の中。道狭し注意
駐車場は旅館を通り過ぎた先におよそ10台弱

２０日の夕方、家財を満載したトラックを見送り、私も一路群馬県へ

翌２１日朝、伊勢崎市の公園をジョギング


河川敷には菜の花、そして桜
遠くには浅間山が見える
東北より１〜２週間季節が進んでいる

１４時に群馬を立ち、長野県へ
佐久に入ってすぐ、ハイドラでノリさんを発見
急遽ご挨拶
２年間お世話になります



そして次の勤務地である松本市へ
家財道具は勿論届いていないが、明日から出勤だ
というわけで暫くホテル暮らし

ビジホでも良かったが、折角なので郊外にある美ヶ原温泉に宿を取った


和泉屋善兵衛という名の旅館
泉州出身なら泊まるしかないでしょう

受付の若い女性は大変丁寧な接客
なんか東北とは勝手が違う
たいへん恐縮
この後最寄りのスーパーに買い出しに行ったのだが、湯治宿じゃあるまいし、なんか申し訳なく思った。早速文化の違いを感じたと言うと大袈裟か

さて、温泉


御殿の湯と名付けられた男女別の大浴場


旅館の建物とは印象の違う質実剛健の湯船
東北で言ったら秋田・湯沢の秋ノ宮温泉みたい

そして残念ながら循環併用・塩素消毒の湯
溢れ出しは僅か


左の大きい湯口が源泉投入、右の突き出た塩ビパイプの湯口が循環湯口と見たがどうか

アルカリ性単純泉ながら、硫酸イオンの含有量が一番多く、かすかに石膏臭
湯ざわりはややキシ
湯温は４０度のぬる湯に調整されていた

続いて貸切風呂へ
宿泊すると一回４０分無料で利用できる


２人サイズの小さな湯船
そして檜の匂いが凄い


ここも湯づかいは循環併用
かなりの量が循環されている
湯温は４２度に調整

この日も夕食は長芋鍋


スーパーでは地元で栽培した長芋が安価で売っていた
そして何よりキノコの安いこと！
えのきなんか他の地域の２束くらいの太さで９８円だった。椎茸も小さいながら１０個入り１４０円だったし
長芋メインからきのこメインにしますか？

和泉屋善兵衛
長野県松本市里山辺451
0263-32-2043
日帰りプランあり。立ち寄り湯はしていない

2,3,4,5号の混合泉
アルカリ性単純温泉
(低張性・アルカリ性・高温泉)
成分総計0.4479g/1kg
pH8.63
泉温42.8℃

美ヶ原温泉街の中。道狭し注意
駐車場は１０台分ほど

温泉探訪東北編もこうして大団円

２年間で巡った温泉の数４３８湯
青森県６７湯

（青荷温泉）

岩手県３１湯

（国見温泉・石塚旅館）

秋田県５０湯

（乳頭温泉郷・鶴の湯温泉）

宮城県８５湯

（東鳴子温泉・馬場温泉）

山形県８５湯

（蔵王温泉・川原湯共同浴場）

福島県７８湯

（高湯温泉・ひげの家）

その他４２湯

（長野県・熊の湯ホテル）


ＮＤちゃんの走行距離４７,８００キロメートル

（秋田県・奥奥八九郎温泉)

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コロナで動けない時期もあったが、休日はほぼ温泉全振りで東北６県を駆け回ったこの２年間
改めて振り返ると素晴らしい温泉が目白押し
本当贅沢な温泉ライフでした
ありがとう東北、さようなら東北！