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晩ごはんを食べ、宿へ帰る道すがら


わっ！
さっきの人たちが言ってた激アツ湯ではないか
少し覗いてみよう

２人の浴客
わーわー言いながら入ってる
アン「あの、熱いですか？」
老客「熱い！これは熱い」
若客「めちゃくちゃ熱いです」
口を揃えて熱い熱いの連呼

不覚にも風呂道具持参せず
なのに我慢できず脱ぎ始めたアンプさん
風呂上がってからどうするつもり？

アン「どれどれ、わっ！これは熱い」

手を入れると本当に熱い。限界ラバーズの４９度
湯べりに３人佇む
鹿の湯より熱いですな、うむ確かに、
なんて話してたが

アン「では行きますよ、はうっ！」

意を決して入る
脛が悲鳴をあげる
なんのそのまま腹まで、ぐう動けない
身をよじった格好で動けなくなる
熱い！熱い！

私に続き二人も入る
老客「あがっ！無理！」
気合不十分だったか、老客は油が跳ねるようにザバンと上がる。やめてお湯を揺らさないで

若い方の客はしばらく耐えている
アン「お兄さん強いですね」
若客「実は加水してる口がありまして」


（ネットより）

３分勘定してあがる
全身真っ赤っか

そしてまた温泉談義
野沢温泉の共同浴場
この時期のお客さんは温泉好きばかりなのだろう、この後も何ヶ所か回ったが、温泉について色々話してくれた

さあ次へ向かおう
びちょびちょのまま服を着る
せめて浴衣で来るべきだった…

河原湯
長野県下高井郡野沢温泉村麻釜8684
0269-85-3155

単純温泉
(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
成分総計0.819g/1kg
pH8.4
泉温61.2℃
湧出量42.6ℓ(自然湧出)
無色澄明、中硫化水素臭、硫黄味を有す
主要成分(1kg中)
ナトリウムイオン177.0mg
硫酸イオン290.5mg
炭酸イオン7.2mg

野沢温泉街の中心部。道狭し、観光客多し
駐車場なし

全国割が始まって一気に埋まってしまった感のある有名温泉街
慌てて予約したので本当に良かったのか心配したのだが大当たりの宿


レジデンス寧
レジデンスねい？いえいえレジデンスやすしと読むそうですよ。メガネメガネ

朝ごはんだけ付けて6,500円

部屋は








おじさん一人旅には勿体ないくらいのオシャレさ
シャワーブースも付いていて硫黄の匂いも緩和されるでしょう（使ってないけど）

ここの内湯は真湯の源泉を引いているそう
共同浴場巡りがメインなので、貸切風呂だけ使わせてもらおう


３人サイズくらいの湯船
真湯と異なり白濁りの湯
これはどうしたことかと分析表を見ると、こちらは真湯1号源泉の単独使用らしい

あつ湯かしら、と手を入れると、４３度の適温
これは投入量を絞って湯温をコントロールしている模様


これは善い哉
ゆるゆると浸かりながら、今夜の湯巡りを計画したのでした

ん？晩ごはんはどうしたかって？
この日も例によって長芋を蒸して食べようと途中のスーパーで長芋とエノキを買い込んだのだが、なんと肝心のガスバーナーを忘れるという大失態
大人しく商店街に出てご飯を食べました


（ジビエの店。洒落てまんな）


翌朝


もう一つの貸切風呂へ
これが、湯を絞りすぎて３５度くらいのぬる湯
さぶいぼ立ちました

朝ごはんはワンプレートで、地場産の野菜が沢山のサラダが美味しかった
次もここで、と楽天を見たところ、しばらく空室がなかった…残念


レジデンス寧
長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8853-1
0269-67-0527


真湯源泉
単純硫黄泉
(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
成分総計0.5482g/1kg
pH8.4
泉温59.0℃
湧出量80ℓ/分(掘削自噴)
淡白色、わずかに硫化水素臭を有する
主要成分(1kg中)
硫酸イオン183.3mg

野沢温泉街の最奥部、真湯の手前
道は細いので注意
駐車場は７台分

念願叶って野沢温泉へ
野沢温泉って硫黄泉なのね。野沢菜を茹でるのに使っていると聞いたので、てっきり渋のような淡いお湯なのかと思ってました



一湯目に選んだのは真湯
天下之名湯の石柱が誇らしい


(ネットより)
緑色に濁ったお湯、黒い湯の花が舞う
これと似た湯があったよな、そうだ鳴子の川渡温泉だ
ぷんぷんと香ばしいお焦げ臭

同浴になったのは三重から来たというおじさん二人組
ア「どうです、熱いですか？」
お「いや、ここは大したことないよ」
ア「お二人とも真っ赤っかですが…」
お「いやこれはね、この前の河原湯がめちゃくちゃ熱かったんだよ」

いそいそと浸かる
なるほど４５度といったところ

お「どうだい？いい湯加減だろ？」

こんな時の返事は心得ている
ア「いやいや十分熱いですよ、アチ、アチチ」
お「わははそうかい」


（ネットより）
しかし豊かな投入量
これは素晴らしい

こうして人生初の野沢温泉共同浴場巡りを開始しました

真湯
長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8278-2
0269-85-3155
寸志
6:00〜19:00

真湯1,2,3号
アルカリ性単純硫黄泉
(低張性・アルカリ性・高温泉)
成分総計0.612g/1kg
pH8.5
泉温48.0℃
淡白濁色、弱硫化水素臭を有する
主要成分(1kg中)
ナトリウムイオン135.8mg
硫酸イオン218.5mg

野沢温泉街の奥地。道狭し注意
駐車場なし

野沢温泉を目指し一路北へ

その途中、ある人が紹介していた温泉があるのを知る


というか道に立つ大きな看板を見て思い出したのだ
少し時間が押し気味だが、寄っていきましょう


Googleで見るよりも立派な建物


入り口にはいろんな張り紙



浴室に通じる廊下には、なぜか縄のれんのようにお品書きが

慌てて振り返ると


おお、清く正しい休憩所があるではないか

さて、入浴
常時５〜６人の浴客がいたため、
残念ながら写真はない

湯は加温こそされているがざんざの掛け流し
笹濁りの湯は少し金気臭、加えて僅かにモールのような有機的な匂いもする

湯口は珍しくカエルちゃん
ゴツゴツした先の丸い析出

スベスベする湯ざわり。炭酸水素ではなくナトリウム由来か

北信の地にある人気公衆浴場を制覇
しかし温泉ブログに温泉の写真がないのは困りますな

長嶺温泉
長野県中野市田麦338
0269-26-1010
500円
10:00〜22:00
露天風呂
平日17:00〜21:00
休日15:00〜21:00
※土曜日は平日扱い

長嶺温泉
ナトリウム-塩化物泉
(低張性・弱アルカリ性・温泉)
成分総計1.009g/1kg
pH7.8
泉温39.0℃
ほとんど無色澄明、微塩味・微鉄味、わずかに硫化水素臭を有す
主要成分(1kg中)
ナトリウムイオン211.7mg
鉄(Ⅱ)イオン0.4mg
塩化物イオン452.6mg
炭酸水素イオン155.6mg

R292から目印の大きな看板のところを曲がる
道に不安なし

駐車場はあちこちに散らばっており、総数でいうと５０台分は優にありそう

松本に住み初めて７ヶ月
長野県の郷土のスターといえば、いろいろあるんだろうが

男性・御嶽海
女性・小平奈緒

ではないだろうか
街のあちこちにポスターが貼られている

その小平奈緒さんが今日のレースを最後に引退する



本日一湯目は須坂市にある福寿温泉ホテル福寿荘
実はここ、小平奈緒さんがよく来た温泉なんだとか



壁には沢山の写真



丁度１０年前の写真とともに
可愛いなあ

女将さんは大変お洒落な人
湯銭を払った後、小平奈緒さんについて話す
「さっき５００メートルが終わりましたけど、優勝しましたよ！」
「すごい！」

二人で手を取り合って喜ぶ

さて、興奮の坩堝から抜け出して風呂場へ


がらんとした脱衣所

浴室は、


古びた浴槽は、しかし大きな窓から日を受けて大変開放的

少しばかり塩素臭がするが、我慢できるレベル



湯口からは結構な量が投入されている
湯尻には排湯用の管が刺さっていたので、もしかしたら循環併用なのかも知れない


しかし、広い浴槽を独り占め
これは気持ち良い

湯は４１度
かすかに焦げ臭
湯ざわりは取り立てて特徴はない

淡い淡い湯

でもね、ひさしぶりに温泉を独占できてすこぶる気持ちが良い奥穂高以来ずっと筋肉痛だったし



湯から上がる
脱衣所が、これがすこぶる良いではないか


バスタオルを二重にかけてくれている椅子


洗い立てのマットを幾つも並べてくれた脚マット


具合が悪かったら横になってもええんやで

よく見ると隅から隅まで掃除が行き届いている
これは素晴らしい！


実はお庭も素敵


リンゴも沢山なってた
（ザクロだぞとご指摘を受けました。確かにお尻が破れてた）

こうして千湯目の温泉探訪
まだまだ入りまっせ！

ホテル福寿荘
長野県須坂市小山南原町1
026-245-5701
600円

単純温泉
(低張性・弱アルカリ性・低温泉)
成分総計0.2997g/1kg
pH7.9
泉温不明
主要成分(1kg中)
炭酸水素イオン118.4mg

R406からK346に曲がってすぐ
道に不安なし
駐車場は凡そ20台分