台風にて急きょ仕事が無くなりまして・・・・。本来夜勤のはずが休みになると時間の使い方に困る。この時間にローラーするわけにもいかずテレビも日曜深夜は休止になるしスカパーも面白いのが無い。という訳でいろいろ物思いにふける。
その中でも私が今後の気になる事柄として、コンポーネントの進化がある。私が自転車を始めた頃は最高でも10速だった。(最初に乗ったロードはティアグラ9速) これが数年前には11速になり、ついには電動コンポ、ゆくゆくは変速が無線方式になるのは確実。すでに出してるところもあるのでシマノから発売されるのも時間の問題と思われる。
一説によるとシマノは14速ぐらいまでは特許を取っているらしい。ただ、それがどのような方式になるのかは明らかにされていない。確実なのはこのまま多段化を進めていけばホイールの性能が低下するという事実。

オチョコ量が限界なのでこのまま多段化すると反ドライブサイド(NDS側)がぬるぬるになってしまい、ホイールとしての体を成さなくなる。
じゃあどうするか?私の中では3つの方向性がある。一つは「フレームリアエンド幅の拡大」、二つ目は「ギアピッチの縮小」、3つ目が「内装ギア化」。それぞれにメリットデメリットがあるので考えてみる・・・。
フレームリアエンドの拡大化は比較的お手軽。来年にもやろうと思えばできる事だろうけど、現状手持ちのホイールは用済みと化す。例えば現在主流のロードはエンド幅130ミリ。これを135ミリにしてしまうとガバガバになってしまい使用できなくなる。スペーサーなどを作れば使用できない事もないがあまり安全ではないと思う。何より11速のままでエンド幅が広がればスポークテンションにおいて135ミリのほうが有利なのは明白。そういう意味でも用済みとなってしまう。あまり現実となってほしくないが3つの方向性の中で最も出費が痛くなる。導入しようと思ったらフレーム・ホイール一式だ!そこまでして多段化のメリットがあるのか?というそもそも論になってしまう。
2つ目のギアピッチの縮小はちょっと話がややこしくなるが、レーシングカートの経験がある人は215と219と聞けばピンとくるだろうか?

同じギア比・径でもピッチが狭い方が歯数が多くなる、という事。例えばアウターの52Tのピッチを狭くすると同じ径でも65T(例として)になる。なぜこうするかというと、単純にカセット1枚の歯厚を薄くするとトルクに負けて歯欠けしたりする。これを防ぐために歯数を増やすのだが、歯数を増やすためにはピッチを狭くしなければいけない。これもシマノがその気になればすぐにでもできるがエンドユーザーの出費という面では結構痛い。カセット・チェーン・クランクのみならず、工具関係も更新が必要になってくる。現状のままではあと2,3枚追加できれば御の字と言ったところだし限界が見えている。
最後の内装化。私の中で最も今後の方向性として確率が高いのでは無いかと思う。シマノのコンポーネントの中には実は「内装11段ハブ」というものが存在する。これはいわゆる車のギアボックスと同じでファイナルギアを変える事で意外と細かなギアセッティングが可能となってるところ。

現状ではアルフィーネと呼ばれる街乗り系コンポにしかラインナップにないが、技術的問題が解決できればスポークテンションが全くの左右対称という画期的なロードホイールが出来上がる事になる。ただ技術的ハードルは高い。まず重量が1.6K!というゴ〇ソ4個分近くの重量だが素材の見直しで500~600グラム程度になればヒルクライムでも大丈夫だろう。今後の多段化に関してはスペースの問題があるが「機械式時計」が作れるのであれば解決できると思いたい。現在と同じチェーン・クランクが使用できれば交換するものはホイールだけで良いという事も大事な要素。
この中でデファクトスタンダードを作り出し続けているシマノがどのような方向性で舵を切ってくるか興味津々であり戦々恐々である。確実なのはいずれも出費は免れないという事実だが、次のデュラエースの発表時に何らかの動きがありそうだ。
Posted at 2017/08/07 03:04:17 | |
トラックバック(0) |
自転車 | スポーツ