
土曜日に宮崎県日向市の細島港で海上自衛隊輸送艦「おおすみ」の一般公開に行ってきました。今まで一般公開に訪れた艦艇では最大の大きさなのでとても楽しみです。

これだけの大型艦なので沢山見学にくるかもしれないと予想して0500に起床予定がなんと0640に起床。流石に疲れが溜まってたようで目覚ましが全く効いてない。出遅れたかもな~と思って1000に到着してみたら意外にも上の写真の状態でガラガラ。
今回予告が宮崎地本にしか掲載されてなかったみたいで、訪れる客は地元の人や、通り過ぎる人が興味で寄っていくといった感じ。そのおかげで窮屈な思いをせずに見学することができました。

いわゆる空母のような「全通甲板」ではあるものの、通常の艦艇のような船首構造です。

当たり前ですが艦内は配管がそこら中にあります。

全通甲板をもつ艦艇は艦橋の事を「アイランド」って呼んだりするのかな?空母ではよくアイランド型と表現しますがどうなんでしょう?武装はCIWSなど少数です。輸送艦なので足もそれほど速くないし基本的には縁の下の、ですね。

憧れのエレベーターにも乗る!というか順路でエレベーターを通るようになってました。動きは非常にスムーズです。

エレベーターが甲板から艦内に下がる時だけは、動き出しの瞬間、少しだけ持ち上がります。その理由が下の写真。

突起のある回転テーブルにような物が2つ見えますが、甲板にある時はこれに乗っかっている状態なので、これを回転させるために少しだけ上に持ちあがるという寸法になっています。

中から上を見上げる。

輸送艦なので、内部の床にはおびただしいアイがあります。(銀の丸いカバーがあるところ全部そうです)RORO船を知っている人にはお馴染みの光景でしょうか。というかフェリーも似たような構造ですね。

立体駐車場のような回転テーブルもあって、船の外に簡単に出せるようになってますね。ちなみにこの部分の外側がこんな感じ↓

当たり前ですが継ぎ目なくスムーズな外側ですwどういう感じで開くのかは動画サイトに上がってると思います。

船体の溶接ラインを見てみるとわかりますが後部にLCAC2隻に対して、搭載される車両郡がからなので船がやや後ろ下がりの状態になってますね。
ここからは私がもっとも楽しみにしていたそのLCAC(エルキャック)コーナーです。

エレベーターを降りて船尾方向を向くとこういう光景です。

確かにファンが見えるのですが「どこがLCACなんだろう?」と思ったら立ってる場所がLCACの上でしたwつまり船本体と、収納されたLCACに段差ができないようになっています。考えてみれば当たり前の事ですね^^;

LCAC1隻目と2隻目にはやや大きな段差があるのは致し方ないところですね。

LCACが収納される後部ハッチ蓋はウェルドックと呼ばれるらしい(あるいは収納空間総称)です。

ここで整備担当と思われる隊員さんといろいろ話をしている内に盛り上がってしまい他のお客さんもいたのに独り占めしてしまいました^^;やはり構造上、ホーバークラフトなのでかつて大分にあった大分ホーバーの話が出ると食いつかれてしまいましたwこの場を借りてお礼をm(_)m

船尾方向から前を見る。全通甲板だ!

同型艦に「くにさき」もありますね。大分県民としては里帰りで一般公開してほしいところです。輸送艦は半島名が由来になる決まりなのかな?

愛車と。近づくと汚れが目立つのでこれくらいでw
今回初めて全通甲板の船を見たのですが、全長がさらに80m近く長い「かが」や「いずも」は迫力あるだろうな~。空母化っていう話も持ち上がってるのでその前に見てみたいですね。
Posted at 2018/12/09 21:57:43 | |
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