
愛車のベンツバン(T-1N)のヘッドライトのリフレクターのメッキが白けて薄く剥げて来た様になり、光度が全く足らないので車検が受けれなくなっていました。
前回の車検では陸運局の敷地内に有る整備振興会のラインでダメ出しされて、車検を受けずに退散しました。
廃車にする訳も有りませんので、自賠責も捨ててしまい、悔しい思いをしましたが、プラスチックのリフレクターの再メッキを引き受けてくれる会社に、金額や納期の見積もり後、作業を依頼しておりました。
慎重にバラした後、白けたメッキを、板金屋さんが仕上げの磨きの前に使う(スコッチ)スポンジのタワシの様な物で水を付けながらメッキを磨くと、弱ったメッキは簡単に剥げました。
その後、角や入り組んだ所を歯ブラシに付けたコンパウンドで磨き、完璧に下地の状態にし、送っていました。
プラスチックのメッキは「真空蒸着メッキ」とか、「スパッタリング」と呼ばれ、減圧した釜の中でアルミを蒸着させて仕上げます。
金属のメッキと違い、仕上がりを研磨しませんので下地の肌が仕上がりにそのまま反映されてしまいますので、下地の仕上げは非常に大事です。
スパッタリングは非常に弾き易く、確実な下地の処理は勿論、油分やケミカルは厳禁です。
アルミよりクロームメッキの方が鏡の様にピカピカに仕上がりますが、光の反射はアルミの方が多いのでリフレクターには向いています。
私のベンツはライトのレンズがガラス製で部品が単品で出ます、本体との間のパッキンやレンズを固定するクリップも部品が出ますが、本体や、リフレクターの設定は有りません。
新品アッセンが片方7万円以上しますが、再メッキは左右2万円で納期1週間でした。
自分でバラして下地の処理をし、メッキ後自分で組めばかなりお徳です!
これで光度も問題無いでしょうから、後日ベンツを整備して車検が受けれます!
Posted at 2010/05/22 22:49:34 | |
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