
モンキーのエンジンを124CC化するのにはクランクケースの穴より大きいシリンダーのスリーブが入る様に少しですがケースをボーリングしないといけません。
ケースにノーマルのシリンダーを取り付けボアのセンターと左右の平行を出し、スリーブより少し大きく深く膨張率を考慮しクリアランスを取りボーリングしました。
左右合わせのケースですがボーリング完了後武川の124CCシリンダーを入れるとなぜか上下に(画像では左右方向)コトコトシリンダーが動きます?左右合わせですから左右に(画像では前後方向)ガタガタするのなら合わせ面が合って無いと理解出来ますが、これはホンダの加工が全くダメな証拠です。
これではパワーは出ませんし、耐久性にも悪影響ですので、エンドミルからフルバックに刃物を交換し表面を取り平面を出しました。
0,01~0,02位ずつ刃物を送ると0,07削った所で面がバッチリ出ました。その後武川のシリンダーを入れると座りも良く完璧に仕上がりです。
面取りすると圧縮も上がりますし、バルタイにも影響しますが、圧縮はほんの少しですしバルタイは取りますので問題は無く安心して組めます。
この作業は武川やキタコ、その他有名ショップでもやっていますが、多分依頼してもボーリングのみで平面出しは狂いに気が付いてもやってはくれないでしょう。
この後エンジンを組む工程を順次アップしますので、興味の有る方はお楽しみに!
尚この作業の詳しい内容を整備手帳に載せましたのでお好きな人は又見てね(^^)
Posted at 2007/05/12 20:31:56 | |
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