カマキリは今夜が山か

雨。終日では無く、強く降ったり、止んだり。午後からは明るくなってきたけど、風も強まった。
関東方面では、また強風が吹いたようだけど、こちらでは、時折、雨戸が鳴ったり、雨戸に雨の吹きつける音がしたけど、飛ばされそうなほどの風では無い。

昨夜から盆栽は全て室内に取り込み、雨戸も閉めたまま。
山桜は室内だと、匂いがきつい。

カマキリは朝の4時頃から手に取って見てたけど、普段は見られない、首を捻るように動かしたり、
クラクラと張り子の虎の置物みたいに動かしてる。
首がすわらず、触角の動きで振れるのだろうか。
それ以外は動かない。

以下の動画は3日の早朝。まだ3日の新聞が来てない時点。
かろうじて、こちらへ顔を向けようとしてる。


午後2時頃、触角がしおれたようになって、下に垂れていた。もうダメだ。
それで心臓マッサージをした。
呼吸などをしてる、腹部を、押したり離したり。いつもの呼吸のタイミングで。

するとどうだろう、縮れたようになってしおれてた触角がピンとしてきて、頭も動き出した。
蘇生したのか。

そのまま、いつもの小型のコタツの上に置いていた。
カマキリは今夜が山かも。
夕方4時になり、認知症の母がディサービスから帰るので、慌てて夕食の支度。

今夜はハンバーグ。冷凍のをフライパンで焼く。
それに昆布入りの大豆の煮たもの。袋からだすだけ。
後はいつもの汁物。マイタケ、エノキ、ほうれん草、豆腐、卵1個。
野菜が他にないので、ほうれん草を沢山入れた。


母はハンバーグを箸で小さく切って、少し食べたら、
「アンタ食べ」「要らんのやったら捨てる」などと言い出す。
さらには「これはアンタが食べたんや。私は少しも食べてない」と言い張って全く食べようとしない。
ディサービスの日は、昼食を食べてくるから、余計に食欲がないのか。

しかし、少し間をおくと、「コレなんや」「食べてええんか」と食べだした。
それでも、汁物の中のほうれん草とかは「コレはいらん」
それを横に立って「コレ食べろ」と繰り返し言って、なんとか食べさせた。

こうして食べ終えて、私がすぐに食器を洗ってると、
母は「お昼ご飯、何したらええんや」

食事が済んで、片付けて、母を布団に入れてから、カマキリを手に取ると、まだ頭を動かした。
が、手に持ったまま、食卓でいつものようにうたた寝してしまった。
気付いたら、カマキリは冷たいテーブルの上に置いてしまっていた。

もう動かない。しまった。
また心臓マッサージ。
すると、尾部の触角が少し動く。もうそれ以外は動かない。頭も。
体はほとんど死んでるのだろうか。

もう安らかに眠らせてやったほうがいいだろう。