夜中のテレビ

終日、雨。

認知症の母は、ともかくテレビを付けて寝る。
付けっ放しにしていて、午前1時頃に消しに行く事が多い。
ところが、テレビを消して、照明を豆電球にすると、母は目を覚ます。
そしてトイレ。部屋に戻ると、またテレビ。その繰り返し。

今朝は午前3時頃からそんな状態なので、テレビの電源コードを抜いておいた。
すると、テレビはつかないわ、夜で誰も姿が見えない。
母は何度も起きて来ては「みんなどこ行ったんや」と叫び、鍵をかけてる台所の
ドアをバンバンと叩く。
夜中なので、近所中に聞こえそうなくらい。
降りて行って怒ると、その場は収まって、布団に入る。
けど、すぐまた出てきて、ドアをバンバン。その繰り返し。
仕方ないから、テレビの電源コードを差しておいた。

そんな明け方にトイレに入ったのを察知して降りて行くと、すでにウンチをしていた。
しかも、便座に浅く座るので、便器の前の床に大量にオシッコをこぼして。
さらにそれをスリッパで踏んで。

改めて、便座に座らせて、シャワーでお尻を洗わせる。
トレイから出たら、入念に手をソープで洗わせる。

ところが、朝、いつものようにオムツパンツ（リハビリバンツ）を替えさせようとすると、ズボン下にウンチの指紋。ウンチが付いた指で触ったと思える跡が数カ所ついていた。


夕食は珍しいトンカツ。と言っても冷凍物をレンジでチンするだけ。
後処理が大変そうなので、揚げ物はしない。
レンジでするトンカツは、美味しくない。やたら油っぽいし。
あとはシラス（チリメンジャコ）にハチミツ黒酢をかけたもの。
それとブロッコリー。
さらにいつもの汁物。マイタケ、エノキ、ほうれん草、豆腐、卵1個。

夕食が出来てから、母を呼びに行くと、自分で布団を敷いていて、その順序もデタラメだから。
敷布団にベルトでかけてる敷マットを外して、一番下に敷くマットレスにかけてる。
その上から敷布団を置き、その上からかけ毛布を敷いて、その上に寝て、掛け布団をしてた。
そんな布団を敷き直し、それが終わるとトイレだと言うし。
トンカツをチンし直したりしてると、余計にまずくなってしまう。

ブロッコリーは私のはこの倍くらい。母は1つか2つの房しか食べない。
残りは翌朝に食べさせる。